2023年第6回目沖縄遠征 植物編 | もなのブログ

もなのブログ

生き物や自然のことを呟きます。
時々グルメや自然災害・防災のことも。

 

第6回沖縄遠征 植物編

 

 いや~ハハハ、随分とブログを放置しておりましたが久々に更新です。

 更新しなきゃと思いつつ手が回っておりませんでした。

 仕事にお酒に集会に、お酒に遊びにお酒に国際会議に、お酒に遊びに食虫サミットに、お酒に遊びに…と忙しかったですからね(爆)

 

 という訳で遂に通算6回目の沖縄本島遠征です。

 

 

 

 今回の沖縄遠征の目標はあまりしっかり定めておりませんでした。

 色々見られたらな~という感じです。

 

 沖縄は何回行っても飽きないですが、流石にここまでくると計画もおざなりになってきます(-_-;)

 

 という訳で植物編。

 

  食虫植物

 いつもの常連、沖縄白花コモウセンゴケ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 沖縄本島北部では極々一般的な食虫植物です。

 広い範囲に生育しており、どこでも生えている…ように思えますがどの自生地もスポット的なので、合計面積的にはそれほど広くないのかもしれません。

 

 

 

 

 

 生えている場所をご存じの方は良くお分かりになるでしょうが、現状は行政や地元民の管理に依存している場所が多く、もし過疎化が進んで維持管理が行われなくなると一気に数を減らしてしまうでしょう…

 

 沖縄赤花コモウセンゴケ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 沖縄では極々局所的に生育しています。

 個体群的にはな非常に珍しいのですが、本州のコモウセンゴケと花色が全く同じなのでそのレア度を理解してもらえません(笑)

 

 

 

 

 

 赤花の自生地を他にも探してみようかと思うのですが、開花期でないと厳しくて…

 また4月に沖縄行こうかしら。

 それにしても第一回目の沖縄遠征でよくピンポイントで自生地を見つけたと自分をほめてやりたいですね。

 まぁ、赤花と発覚したのは後からですけど…

 

 そういえば赤花コモウセンゴケについてはこの間沖縄タイムスで記事になっておりました。

 検索すれば出てくると思います。

 

 

 沖縄ミカワタヌキモ。

 

 

 

 

 

 

 

 今回初めて開花を見ることが出来ました。ラッキー!

 以前から株の状態がオオバナイトタヌキモ(ギッバ)らしくないので在来種のミカワタヌキモだろう…とはうっすら考えてはいましたが、確信などできるはずもなく…

 今回開花を見たおかげでやっとミカワタヌキモだと(90%ぐらいで)言えるようになりました。

 

 

 今年は降水量が少なく(その後沖縄に災害級の台風が来ましたが)水位が低かったため、岸近くでうまく開花できていたような感じがしました。

 

 因みにオオバナイトタヌキモとミカワタヌキモの違いは花の他に花茎がオオバナの方が赤っぽくなるという風に見分けられるそうです。

 個人的には捕虫葉や株自体がオオバナの方がしっかりしていることや、水面下でのマットをよく形成すること、一方でミカワは状態が良くてもなんか貧弱であったり、水面下ではなく泥に潜ってマットを形成すること…で判別しておりますが、正直生育状況や両種をガラガラポンされると分からくなるのでアテになりません。

 所詮後付けというやつです(笑)

 

 沖縄イヌタヌキモ。

 

 

 

 渇水の影響かイヌタヌキモは今年咲いておらず。

 水面を覆いつくさんばかりに生えている別の水草に水面という特等席を奪われ、下の方にいたため少し生育が悪いようです。ただ、少ないながらも花茎を上げている株もありましたのでもう少し後の時期だと咲いていたのかもしれません。

 

 食虫植物の紹介はこれでおしまい。

 沖縄本島にはコモウセンゴケ(赤白)、イヌタヌキモ、ミカワタヌキモの3種しか生育しておりませんので。

 西表島にはイシモチソウがあるとか話はあります。

 正直本島にもイシモチソウが生えるポテンシャルは十分あると思うのですが、沖縄の冬に見つかっていないということはないんでしょう。

 ブルマンニーが生えているという噂もどこかで聞いたことはありますが、そんな環境(今のところないので)なさそうです。

 ミミカキグサ系も同様です。

 

  腐生植物

 ヒナノシャクジョウ。

 

 

 

 

 

 

 久々に見ました光合成をしない腐生植物です。

 正直狙って探せる気がしません。が、生えやすい地域があるようで今回も以前あんどうさんに案内していただいた場所で多くの個体を確認しました。

 

 ホンゴウソウ。

 

 

 

 

 

 まさかの初見。

 関西にいた頃に一度真夏に探しに行きましたが(暑すぎて自分の身体が)ダメで、すぐにトウカイコモウセンゴケ等の湿地探しになったことがあります(笑)

 最初は冬虫夏草かと思いました。

 こんな細いの見つけられる気がしないし、小さすぎかつ立体感があるので写真も上手く撮れない。

 見つけた経緯は以下の通り。

 

 やんばるの森の中の渓流でアオバラヨシノボリの撮影をしようと悪戦苦闘するも水が濁っていて諦め

 →諦めてぷかぷか水に浮いていると偶然岸にナミエガエルがいるのを発見

 →カエルを撮影すると横にヒナノシャクジョウが生えているのを発見

 →ヒナノシャクジョウの横にホンゴウソウが生えているのを発見。

 という流れです。

 奇跡ですね。

 

  沖縄の野生ラン

 コクラン

 

 

 最後の株はユウコクランかもしらん。

 

 沖縄ではレア種。

 本州では竹林に多いですが沖縄では竹林が少ないからでしょうか。

 といっても普通に道端に生えておりますが。

 

 トサカメオトラン

 

 

 

 夏に開花するランで、去年はたくさん開花を確認しましたが今年は咲いておりません。

 そもそも去年たくさん咲いていたから気づけただけで、今まで同じ場所を何度も通っているのに一切気づいておりませんでした。

 場所的には赤花コモウセンゴケの生育地あたりにたくさん生えております。

 

 キンギンソウ

 

 

 地味なジュエルオーキッド。

 ツユクサにしか見えませんが春に行くと立派な(地味な)花を咲かせているのを見ることができます。

 川沿いに生えていることが多いですね。というよりどこの川沿いにも生えてるレベルに生えております。

 

 カゴメラン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こっちは派手なジュエルオーキッド。

 欲しいので毎回道の駅などで培養株の販売を狙っているのですが、ナゴランとかしか見たことありません。

 カゴメランの増殖株を沖縄で売っているお店をご存じであれば教えて頂きたいです。

 

 シュスラン?キヌラン?

 

 ランではあるでしょうが、もう何が何だかわかりません。

 よく見ると葉に薄くラメ状のキラキラが入っております。

 

 トクサラン

 

 いつもの場所にいつも生えているラン。

 沖縄で秋~冬が開花時期なので咲いているところは見たことがないです。

 ランの開花とヨシノボリ類の婚姻色のためだけに冬に沖縄に行くのもなぁ…。

 本気でイシモチソウを本島で探してみるとか…

 

 ツルラン

 

 

 

 

 久々に花を見ました。

 このランも年によって開花に変動があるようで、花をよく見る年と見ない年があります。

 ちなみにいつものやんばるの場所に生えている株はいつ見ても咲いておりません。

 

 

 

 

 

 という訳で植物編は終わり。

 植物も、動物も、と色々見て探しているとどうも興味が続きにくく結局写真をあまり撮らなくなるようです。

 シダ等面白い植物はたくさんあるのですが、正直全く同定出来ないもんで…(-_-;)

 何か一本に絞れば良いのですがそういう訳にもいかないなぁ。

 

 

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ 食虫植物へにほんブログ村

 

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村

 

にほんブログ村 アウトドアブログへにほんブログ村

 

にほんブログ村 旅行ブログ 一人旅へにほんブログ村