夜中のリクガメ餌採集と水田の住人達 | もなのブログ

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時々グルメや自然災害・防災のことも。

少しずつ空き時間を見つけてはリクガメの餌の採集に行っています。最近は気温も上がってきたため、採集用のビニール袋を常備しており、仕事終わり等に30分ほどウロチョロして野草を採集しています。

夜間なので写真写りが怪しいのはご勘弁を。

 

この時期は野草の種類も多くより取り見取りではあります…が、夜中にそれほどゴソゴソ雑草抜いている訳にも行きません。

 

ヤブガラシ

 

栄養バランスが良くどこにでも生えているため褒めちぎられている本種ですが、実際は茎が多く大量に採ろうと思うと少し邪魔になりますね。

またヤブガラシは特にですが、この時期はすぐしおれるためスピーディな採取になってしまいます(笑)

私は一枚一枚葉を確認して採集しますが、結構大変です(-_-;)

あと虫が少ないと言えども付いていることがあります…。卵程度なら良い栄養だと思ってそのままにしますが(笑)

 

オオバコ

 

畑地の近くにたくさん生えてはいるのですが、泥だらけの長靴やトラクターに踏み荒らされてドロドロになっていることが多いです。

また、ナメクジやヨトウムシに齧られていることが良くあります。

狙い目は道と藪の境界、やや背丈が伸びた株です。

 

 

ノアザミ…かな。

 

トゲが多く採集や餌をやるときに気を付けないといけませんが、リクガメはトゲ関係なしでよく食べます。野山や湿地に生えている種は天ぷらにすれば人も食べることが出来ます。

ただしアメリカオニアザミはトゲが多すぎるのかなんなのか、うちのリクガメは一切食べようとしません。そもそも採集するにも危なすぎるので採集しませんけど。

 

クワ

 

リクガメ餌の王様。河川敷などでコイツの群生地を見つけたら勝ちです。わざわざ乾燥させて粉砕し、ふりかけにして冬にも与える方は多いですね。

実も良い餌となりますが、保存しているとグニャグニャになるのであまり採集しません。うちの近所はたくさんのクワの木が植わっておりシーズンになると近所の老人と中国人との取り合いになるのですが、樹木管理によってほとんど刈られてしまいました。

木の生命力が強いのでひこばえから復活してきており、数年後にはまた変わらず大量に採取できるようになるでしょうが、また樹木管理として刈られそうですね…。

 

樹木管理は以前の記事でも述べましたが、やらなくても問題になりますがやりすぎても問題になります。

自然のシステムを人が代替しようとすると莫大な手間とお金が掛かってしまうのでなかなか大変です(-_-;)

そのお金でうちのような企業が食っていけているのですけども。

 

クワは挿し木が簡単にできるため家で育てている方も多い筈です。我が家でも育てていますが、まだ小さいため餌にしてしまうと葉っぱが全部なくなってしまいます。

いちいち取りに行かなくて済むようになるのはもう少しかかるようです。

 

オマケ

ホウネンエビ

 

 

我が家の近所にはカブトエビはいませんがホウネンエビはたくさんいます。わざわざ捕まえませんけど…。

ライトを当てるとワラワラ集まってくるミジンコの方が欲しいです。

 

オマケのオマケ

これだけじゃああまりにも何なので、別の機会で覗いた水田の写真でも。

 

カブトエビ

眼が三つ

 

知り合いの話を聞いていると関東では少ないそうですね。関東ローム層のお陰で水質が近畿と違うようですしその辺が原因なのかな?

そもそも水田が残っていないということもあるでしょうけど…。

カブトエビは雑草を食べて泥を巻き上げ、水田の水を濁らせます。そのため水田の栄養を雑草にとられることなく、さらに中干時には死んで肥料にもなるため稲作にはなくてはならない縁の下の力持ちです。

 

同じくホウネンエビ

豊年エビ

 

ホウネンエビは濾過摂食なので雑草は食べませんが、泥を巻き上げ死んで肥料になるのはカブトエビと一緒です。

コイツが多いとイネの実りも良くなるようで、そういう意味で豊年エビだそうです。

 

ゲンゴロウの幼虫

種類は分からん

 

小さいタイプのゲンゴロウですかね。産まれたばかりの個体かもしれないのでもしかしたら大きくなるタイプかも…。

何てことはないと思いますけど(笑)

枯草にたくさんついていました。

 

いわゆるエモ水路。

腐植酸による着色で底が見えない水路

網突っ込みたい(この時持っていない)

 

水田内もブラックウォーター

 

…ブラックウォーターは雑菌の繁殖を抑える代わりに、他の植物の生育や発芽を阻害することもあります。あとカブトエビ等も生息出来ないとか。

イネは大丈夫なんでしょうか…

 

水田の水位と水路の水位が一緒。

大量のミジンコが死ぬほどいました。

 

簡易な段差

一応下流から水田内に魚は上がってこれないようになっていますが、

正直大型魚は超えてしまいそう…。

 

オマケのオマケのオマケ

新潟産キタノメダカの稚魚が産まれました!