食育プロジェクトから食育コラムvol.9をお贈りします
今月担当はNEWスタッフの内川さっちゃんです。
そしてテーマは・・・
その昔、矢上清乃代表が 『でじる』 と呼んだという面白エピソードも語り継がれる
【出汁】です。
私は出産前に料理教室で講師やパティシエの仕事をし、2年前から昭和支部でスタッフ活動を始めました。
今回は和食の基本「出汁」についてお話したいと思います。
出汁と聞いただけで拒否反応はありませんか?
確かに出汁を取るのは面倒くさいという声をよく聞きます。
私自身毎回の料理で出汁を1からすべて取ってる訳ではありません。
特に子育てしながらの料理は本当に大変で、手が離せない時に限って「おかあさーん」「だっこしてー!!」
しかも時間をかけて丁寧に作った料理ほど子供が食べなかったりして
時短で手軽な料理が1番になりました。
その中でも簡単で基本的な出汁をご紹介します。
まずは昆布だし(グルタミン酸)
これは使う1日前に空のペットボトルに昆布+水を入れて旨味が出るまで待つだけです。冷蔵庫の中で保管し、2-3日使用する事ができます。
ちなみに昆布の表面についてる白い粉は旨味成分なので、使うときは乾いた布で表面のほこりを落とす程度にして下さいね
次に鰹節(イノシン酸)
昆布と合わせて1番出汁、2番出汁を取ります
1番出汁は濁りのないキレイな琥珀色が特徴でお吸い物や茶碗蒸しによく合いますよ
2番出汁は濃い旨味が特徴で煮物、炊き込みご飯、お鍋などにいいですよ
最後は干し椎茸(グアニル酸)
椎茸は干す事で酵素の働きにより味、香、旨味が変化します。グアニル酸は加熱する事で増加します。
含め煮、バラ寿司、めんつゆなどと相性がいいです
この他にもあご出汁(飛び魚)、いりこ出汁(煮干し)もあります。
もちろん出汁パックを使ってとるのも手軽でいいですよね
お料理は毎回の事なので特別メニューばかり作るのは大変ですが、おいしい出汁を使ってスペシャルなお味噌汁を作るだけでも食卓が豊かになるような気がしませんか?
子供の為に家族の為に手軽でおいしく、ママが少しでも楽しくお料理できたらいいですね
食育PJTスタッフ 内川(幸)