”【小学校受験】私学に通わせるときの危機管理と性犯罪” | 人生を楽しむ★思考力を育む子育て

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一般社団法人Colabo、女子高生
サポートセンターColabo代表の
仁藤夢乃さん。

彼女のある投稿が話題になりました。


"Facebookで1万人の人が共感して5000人がシェアをした記事の全文。

↓↓↓

‪今日の14時半ごろ、渋谷から山の手線に乗っていたら、私の前を6歳の女の子が通り過ぎた。そのあとすぐ、近くに座っていた男が彼女に小声で声をかけ、彼女の腰に手を当てて自分の隣に座らせた。そして、女の子の体や顔を撫でるように触り始めた。一瞬のことだった。女の子に「知っている人?」と声をかけたら首を振ったので「こっちにおいで」と声をかけて近づき、私が男の隣に入り、女の子を男とは反対側の、私の隣に座るように言った。車両を変えたかったけど、女の子も怯えていて動ける状態ではなかった。

女の子に「怖かったね、もう大丈夫だからね、どこまでいくの?一緒にいるからね」と声をかけてから、自分のパートナーにラインで「変なオヤジがいる」「子ども触ってた」「どうしよう 子ども守ったけど、オヤジ私の隣にいる 電車」「警察に言いたいけど」「子ども守る方が先だよね」「子どもに声かけて座らせて触ったから こっちおいでといった」「今代々木 山の手線 ◯号車」「やばい」「けいさつよんで」「はやく」「次新宿で降りる」などと連絡し、警察に電話してもらった。

その間も男がこちらをみて、ニヤニヤしながら、かわいいね、などとつぶやいて来た。周りの乗客もこちらを気にしていて、助けてほしそうに目で訴えてみたけど、誰にも力になってもらえなかった。たった数分の出来事だったが、私も怖くて、声をあげて女の子に危害が加わったらとか、私も手を出されたらなどと思って、どうしたらいいかすぐに判断できなかった。

新宿駅に着く頃、女の子と手を繋いで、近くにいた3人組のサラリーマン風の男性に駆け寄り、「あの人痴漢です。捕まえてもらえませんか」と声をかけた。3人いれば捕まえられると思ってその人たちを選んだのだが、「いやあ、僕たちにもこれから仕事があるんで」と、真顔で断られた。ショックだった。

電車のドアが開くころ、別の男性に声をかけ、「あの人痴漢なんで捕まえてください!」と言うと、男はホームに飛び出して、奇声をあげて走って逃げた。追いかけたかったけど、女の子と手を繋いでいるため私は走れず、「痴漢です!捕まえてください!」と何度も叫んだ。新宿駅のホーム、人々は彼を避けるために道を開け、彼は逃げた。

ホームにいた駅員を叫んで呼ぼうとしたが、「痴漢ですか、ここから離れられないので、こちらまで来てもらえますか」と、次に来る山の手線の安全確保などのためか、その持ち場から自分は動けないということで、すぐに動いてもらえなかった。

車内では、私たちの周りの座席だけでも20〜30人の乗客がいて、明らかに数人はこちらに気づいていた。女の子が被害にあい、私が助けたところをみていた。新宿駅のホーム、私たちの近くには、100人は人がいたと思う。でも、協力してくれたのは、男を追いかけてくれたのは、男性2人と、23歳の一昨日上京したばかりだという女性だけだった。

人混みの中、すぐに男を見失ってしまったそうで、その女性が戻ってきた。その間に、女の子が、「◯◯駅まで行かないと」というので、家族に迎えにきてもらえるか、家族に連絡できるか聞いて、母親に電話をした。警察が到着した頃には、もう男はいなかった。母親と祖母が到着し、女の子はそれまで我慢していたものが溢れたように声をあげて泣いた。「怖かったよね」と言いながら、私も泣きそうになった。女の子はすごく怯えていた。

その後警察に行き、状況を説明した。警察は「強制わいせつ罪になる」と言ったけど、女の子のお母さんは、被害届を出されなかった。お母さんは、「娘は小学校一年生で、通学にも慣れてきたからもういいかなと思って迎えに行かなかった。責任を感じている」とご自身を責めている様子で、「犯人を許せないけど、もう手を出されないようにすればいいので、これからは迎えに行くから大丈夫です。犯人がもう二度とそういうことをしなければいいです」とおっしゃっていた。きっとご家族も突然のことで受け止めきれないこともあるだろう。ご家族への支援も必要だと、改めて思った。

ご家族は女の子に「防犯ブザーを鳴らせばいいのよ」と教えていた。でも、あんなに幼い少女が自分の身を自分で守ることは不可能に近いと思う。せめて何か身を守り、助けを求める方法を、と思うお気持ちはわかるけれど、いざとなると、大人の私でも固まってしまう。女の子も防犯ブザーのことはわかっていたと思う。そして、もしあの子が防犯ブザーを鳴らしていたら、周りの大人たちが助けられたのか、疑問である。

私は女の子に「あなたは悪くないよ」と声をかけ、「助けてくれる人もいるからね」と言った。ご家族には、「すごく怖かったと思うので、しばらくなるべく側にいて、ケアしてあげてください。他にも被害に遭っている子がいるかもしれず、学校にも伝えた方がいいと思います」とお伝えしたけれど、性被害に遭うことの影響、トラウマやケアについて渡せる情報や、紹介できそうな団体が思いつかず、悔しかった。

私は日々、児童への性犯罪に関わる活動をしているから、日常の中に子どもを狙った性犯罪があることを実感しているが、ご家族は「まさかこんな幼い子が被害に遭うなんて」とショックを受けていた。多くの大人たちが私たちの日常からかけ離れたものだと思っているとしたら、その人たちの周りで、子どもへの性犯罪が行われた時、気づいて、適切な行動をとれるだろうか。

あの男は常習犯だと思う。犯行の様子は慣れていて、とても自然だった。明日もまた、誰かが狙われるかもしれない。男の写真を撮っておけばよかった。あの時なぜ車内でもっと早く大きな声をだして、協力を求めなかったのだろう。別の車両に移動してから協力者を募ることもできたのではないか、などと考えてしまって本当に悔しい。男の顔が忘れられない。「その子を守れたのだから」と言われても、それでも。だって、今もあいつはニヤニヤしているかもしれない。

交番を出た後、仕事に向かい、普通に取材を受けて、普通に高校時代の友達とお茶をして、帰路についた。一人になると、「なぜ、30代と思われる3人組のサラリーマン風の男性たちは、助けてくれなかったのだろう。目の前で幼い子が怯えているのに、なぜ。なぜ車内にいた他の大人たちは、あの行為を目撃していた男性たちは、誰も助けてくれなかったのだろう」という思いでいっぱいになって、涙がでそうになる。

私がホームで叫んだ時、声も体も震えていた。あんなに大きな声を出したのは、自分が15歳の時、夜道で後ろから男性に襲われて、手と口を押さえられ、車に連れ込まれそうになったとき以来だと思ったり、15歳前後の電車通学していたとき、しょっちゅう痴漢にあっていたけど誰も助けてくれず、諦めていたことを思い出したり、Colaboの活動を通して繋がった、幼い頃性被害にあったという数々の女の子たちのことなどが思い出され、乗り馴れた電車を、2回も乗り間違えてしまった。

やっと乗った正しい電車では、隣に座ってきた酔っ払いのおっさんが、揺れて私の肩に当たったこともいつもより怖く感じて、車両を変えようとした。そのとき、その男性が大きな声で電話をし始めて、ドキッとして、大きな声と大きな態度に恐怖を感じて、ホームに出てから、自分が今どこにいるのか一瞬わからなくなりそうだった。歩く気力もなくて、駅から家までタクシーで帰った。建物のエレベーターやタクシーで男性と二人になることも、いつもより怖く感じた。

私が過去の被害をいろいろ思い出したように、この先、あの子も何かのきっかけで今日のことを思い出すかもしれない。明日も学校に行く時、どんな気持ちで電車に乗るんだろう。自分がされたことの意味を理解したとき、今日のことをどう思うんだろう。

目の前で性被害にあっている子どもに手を差し伸べない人たちばかりだったことが本当に悔しかった。男の人たちに、ちゃんと助けて欲しかった。もし、この投稿を読んでくれたあなたが、日常の中で「なんかおかしい」と少しでも思ったときは、ためらわず子どもに声をかけてほしい。もし「痴漢です!」「助けてください!」と言われたら、力を貸してほしい。

そんなことが当たり前の社会になるために、できることを考えたいと思う。

私はこれまで、さまざまなところで自分の性暴力やセクハラ、虐待などの被害体験を語っている。それゆえに、例えば男性からの上から目線な態度を「マンスプレイニング」と批判した時に、「仁藤さんのこれまでの経験を考えると、彼女がそう捉えてしまうのもわかる」などと知らない人から書かれたが、被害体験があるから「過剰」な反応をしているというのは間違いである。

ハラスメントはハラスメントだ。「過剰ではないか」などとと感じる人は、ハラスメントや暴力に鈍感である可能性が高いので、ご自身が気づかぬうちに加害したり、ハラスメントに加担してしまっている可能性が高いので、注意をしてほしいと思う。

ここ数日、いろんな目にあって、疲れた。デマ拡散被害にあってから、加害者を擁護するような、何が問題なのか理解されない方々からの度重なる連絡にも疲弊し、泣きたくなるようなことが続いた。

今日は私が直接被害にあったわけではないけれど、誰も少女を助けようとしなかったという事実が私を傷つけた。かつて少女だった私も泣いている。

今日のことも、今の自分の状態も、なかったことにしたくなくて、こんな世の中を、一人ひとりの意識を変えたくて、泣きそうになりながら、これを書いた。

ここまで読んでくれたり、一緒に怒ってくれたり、自分は何かあった時手を差し伸べられる人になろうと思ってくれる方々がいることが、私にとっても励みになるだろう。"



いつも学ぶことが多く
楽しみに読ませていただいている
ericaさんのブログにも
ご紹介されていました。


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(以下、引用です)

"日本は、安全な国だけど、
性への歪みがあると思う。
最後まで被害にあう子供は、
性の知識がない子。
私学に通わせているけれど、
性犯罪のリスクを子供に伝えてない方は多い。

なぜだろう?うちの子は大丈夫。
まだ知らなくていい。と考えるのかな。

各家庭の事情があるけれど、
私学だけの話ではないし
働く女性も増えてすぐに親の連絡が
取れないケースもあるのだから、
大事なことじゃないかな?

悲しいから性犯罪がなくなる日はない。
だから、自分の身体は自分で
守らないといけないよね。


(引用、ここまで)
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私も、最近よく考えていたので
改めて、向き合いたいテーマ。

性暴力被害を訴えている
ジャーナリストの伊藤詩織さんを
描いた英BBCの番組が
世界で反響を呼んでいるように、
残念ながら日本の性への歪みは
確実にありますよね。


以前に住んでいた南アフリカでは
エイズが深刻な問題であることもあって
早いうちからきちんと性教育をする
ということでした。
(あの時はお互いの子どももまだ
小さかったけど、もっと具体的に
聞いておけばよかったなーと、思います)


無知や無関心が一番怖いので
子どもにきちんと伝え、
考えていきたいですね。



仁藤さんの著者はこちら。






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