象亮第一話を実写にしてみたよ | ミドさんのばった寿司

象亮第一話を実写にしてみたよ

この作品は、今年の八月まで当ブログで連載していた「象亮」をフィギュアを使って再現したものです。


象亮についてはこちらのまとめページ を参照あれ。


今回の原作はこちら(第一話前編)こちら(第一話後編) 。これを一回は目通さないと何書いてんだかさっぱりわからねえので事前・事後どっちでもいいので読むことを推奨します。


あらすじ

時は江戸時代、象外鬼というもののけが猛威を奮った。

歴史の闇に葬られているが江戸時代に頻繁に起こった水害や大火事はこいつらが暴れた所業である。

京から江戸にやって来た巫女・お綾(おりょう)によってこれらは壷に封印された。

この壺はこのために作られた象外神社にてお綾の子孫によって代々監視されて来た。

時は流れて2009年…。


象外神社隣家・佐渡家
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亮「おりゃあ!」


ビューン…

洋井「あーあー…」


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洋井「何やってんだよ亮さん!」


戸次「隣の神社まで行ってしまったぞ…」


亮「わりいわりい、つい力んじまった、ちょっと取りに行ってくるわ」



象外神社
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亮「全く加減を知らない野郎だ、っておれのことか^^;…あら?」


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亮「綾ちゃんの話だとここは妖怪を封印してるから開けないって言ってたけど…」


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ワイワイ


ガヤガヤ


亮「…なんじゃ、こりゃ」


妖怪?「むっ、何者だ!」


亮「やっぺ…」


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ササッ


妖怪?「見たところ背の高いおなごのようだったな…お綾の一族のものかもしれぬ、皆しらみつぶしに探せ!」


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ドドドドド…


亮「あー…あぶねえあぶねえ…」


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亮「うっ!」




亮くんの深層世界
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緑色の妖怪「俺の名は象外鬼・象飛蝗。てめえの身体をいただくぜ!」


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亮「なんだてめえ…おれの身体の中に勝手に入ってきてんじゃねえよ!」



現実

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ドタバタドタバタ


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綾「りょーくんはサッカーボールを拾いにこっちに行ったって聞いたけど…あれ?社が空いてる…おじーちゃんが締め忘れたのかな?」


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綾「あ、サッカーボールみっけ…ん?なんか聞こえるなあ」


ドタバタドタバタ


綾「この音は…わかった、りょーくんのいたずらだね?」


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綾「おーい、りょ~く~ん、いるのはわかってるんだぞ~、でてこ~い♡」


亮「あの声は綾ちゃん…」


ズザザザ…


象飛蝗「逃がすかよ!身体をよこせ!」


亮「誰が横浜!じゃなかった…よこすか!」


バタバタバタバタ…


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亮「ふう…ようやく出られた」


綾「…」


亮「あれ?綾ちゃん、キョトンとしてどしたの?」


綾「…りょーくん…だよね?」


亮「何言ってんだよ、毎日嫌と言うほど顔合わせてる奴の顔忘れたのか?」


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綾「なんでモモタロスのお面被ってるの?」


亮「え?お面なんて…」


ペタッ


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亮「なんじゃあこりゃあ!」


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亮「ど、どーなってんだ…?」


アタフタアタフタ


綾「あれ…いつものジョークじゃないの?」


亮「おれが言いたいくらいだよそれ…」


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ピタッ


象飛蝗「ふう…女みてえな顔のクセして渋てえ野郎だったぜ」


綾「…りょーくんじゃない…あなた、誰?」

象飛蝗「俺か?俺は象外鬼最強の男…」


カン、カンカンカンカンカンカンカンカン…(歌舞伎の見栄っぽいBGM)


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象飛蝗「あ、象飛蝗様よ!」


カカン!(歌舞伎の見栄っぽいBGM)

綾「緑色のモモタロスじゃないの?」


象飛蝗「なんじゃそりゃ…って」


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象飛蝗「あ!てめえ!よく見たらお綾!」


綾「おりょう?あたしは綾だよ」

象飛蝗「しらばっくれんじゃねえ!変な服着てるが姿形はお綾そのまんまじゃねえか!」


綾「ほわっつ?」

象飛蝗「よくも俺様をあんな連中とまとめて封印してくれたな…」


綾「あ、わかった!あなたさては、あたしのご先祖様が封印した妖怪ね?」


象飛蝗「ご先祖だぁ?…今は1710年じゃねえのか?」


綾「2010年だよ」


象飛蝗「2010年…そういうことか」


綾「え?」


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象飛蝗「お綾にそっくり、今は2010年…とくればてめえはお綾の末裔ってわけだ」


綾「だからさっきからそう言ってんじゃん」


象飛蝗「つまりてめえさえ消せば二度と封印される可能性がなくなる、俺は晴れて自由の身ってわけだ」


綾「なるほどね…って、ええ?あたしを消すってどーゆーこと?」


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象飛蝗「つまり…こういうことだ!うらー!」


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綾「りょーくん、助けてー!」


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ボカァッ!


象飛蝗「ぐはぁっ!」


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バタッ


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パッ


亮「ギリギリセーフ…」


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亮「あぶねえあぶねえ…おれの身体使って綾ちゃんぶん殴ろうなんてとんでもねえバケモンだな…」


綾「一時はどうなるかと思ったよ…あのままりょーくんがバケモノになっちゃうんじゃないかって」


亮「ああ、そうだ、大変なこと言い忘れるとこだった」


綾「なになに?」


亮「おれがあのバッタ野郎に取りつかれる直前なんだけど、この社の鍵開いててさ…中にバッタ野郎みたいな化け物がうじゃうじゃいたぞ」


綾「ええ!?」



亮「写メっとくんだったなあ…」



綾「そんな状況じゃないでしょーー;」


亮「確かに(笑)」


綾「それで、その化け物はどうしたの?」


亮「おれに気づいて外に追っかけてきたけど…おれはネズミ返しの下に隠れてたからバッタに取りつかれたあとは知らない」



綾「それ、ここに封印されてた物の怪だよきっと!」



亮「つまり、このおれの中に居座ってるバッタ野郎の言うとおり封印が解けたんだな…おい、バッタ!なんで封印解けたか説明しろ!」


象飛蝗「知らねえよ!ただ、封印が解けたころにはやったらドカとかバキとか大砲の弾が当たったような音がしたな…」


亮「大砲?んなもんねえよ」


綾「もしかしてりょーくんの蹴ったサッカーボール!」


亮「それだ!しょっちゅうおれん家のほうから蹴りそこなって誤爆してたからなあ…」


綾「ホント罰あたりだね、そりゃ取りつかれても文句言えないよ」


亮「そうだなあ…待てよ、てことは封印解けたのもおれ一枚噛んでる?」


綾「かもね…^^;」


亮「ハッハッハ…笑うしかねえけど笑い事じゃねえ!」


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亮「おい、バッタ野郎!封印するからさっさとおれから出ろこの野郎!」


象飛蝗「俺は象飛蝗だ!冗談じゃねえ、せっかく蘇ったのにまた封印されてたまるか!」


綾「バッタくんも災難だね…りょーくんに取りついたということはモモタロスがモモタロスに憑依したようなもんだからね^^;」


亮「うまい!モモタロスにモモタロスが…って誰がモモタロスだ!」


象飛蝗「とりあえずこいつとてめえは殺す!」


亮「冗談じゃねえ、お前がもう一回死ね!」


綾「これから一体どーなるんだろ…ーー;」


第二話以降の再現は、気が向いたらやります。