江戸蕎麦 ほそ川@両国 | 温室メロンの備忘録

温室メロンの備忘録

温室メロンの備忘録

ブランクーシ展の後、蕎麦を食べようということに。何軒か電話するが、どこもGW中は営業されていないようだ。

仕方がなくなり、行列必至のほそ川に電話してみたところ、営業されるとのこと。東京で美味しい蕎麦を食べるには、行列に耐える覚悟と根性が必要。ずっとご無沙汰だったのだが、今日は覚悟を決めた。

江戸蕎麦 ほそ川@両国


開店とほぼ同時だったが、すでに満席。店に入れたのは45分後なので、まあ許容範囲かな。後半は椅子に座ってのんびり待てたし。



前回もこの部屋だった気がする。なぜかこの後の1時間ほどは個室状態でリラックスできた。メインの部屋だけで捌ける混み具合になっていたのだろう。


まずは蕎麦前を。


わさび醤油漬け、焼き味噌


葉でも茎でもなく根わさびの醤油漬け。歯応えもあり、わさびを丸齧りした印象。辛味はそれほど強くなく香りを楽しむ感じかな。


熱々の焼き味噌が好きなのだが、他店と同様に生温い。実はこれが本来なのかも。確かに焼きたてとは書かれていない。でも熱い石に乗せてあるのであれば。


煮穴子


煮穴子にしたので、鰻フリーク的にはより一層あっさりに感じる。微かに臭みも。天ぷらにすれば良かったか。


特別純米 江戸蕎麦ほそ川@磯自慢


タンク買いされているとのことで、



ラベルもオリジナルで楽しい。あまり削り過ぎない純米は、それぞれ個性があって良いなと。それにしても磯自慢をタンク買いできるものなんだ。


穴子ときゅうりの酢の物


焼き穴子かと思ったら、こちらも煮穴子だった。穴子を崩して掻き混ぜる。



自分で仕上げたのは初めてだ。丸1尾入っていることだけは間違いない。


1時間ほど蕎麦前を楽しんだ後、そろそろ蕎麦を頂くことに。


せいろ


蕎麦もつゆも、あまり大きな特徴はない。もちろん香り高く、角も立っていて喉越しも良い。奇を衒うことなく全てが中庸なのだ。ある意味、これこそ王道であり、リファレンスとすべき蕎麦の1つではと思う。


追加を頂く。蕎麦つゆと薬味を追加すると、単にせいろ1枚を頼むより価格が高くなる。十割でこの喉越しであれば、その程度の不思議は気にならない。


行列が怖くてなかなか来れないが、またお邪魔したい。