直線1.2kmの参道 | 温室メロンの備忘録

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一見の価値ありということで見学に。新神戸駅から車で小一時間。加東市東條にある三寶山無量壽寺。見学には事前の申し込みが必要とのこと。



敷地は180万坪と広い。東京ドーム37個分と言われても、もはやイメージが湧かない。ちなみにこちらの橋は渡月橋と同じ長さなのだそう。本堂まで続く真っ直ぐな参道が、計画都市を思わせる。


山門


色々なものが世界一らしい。知恩院の山門が日本一とされているが、勝るとも劣らない巨大な山門。凄い迫力だ。



梅林以外にも、桜通り、藤棚、ツツジ園、牡丹園、紅葉など季節の花園が勢揃い。いつ来ても何かしら花を愛でられるようになっている。



奥には五重塔、手前は聖徳太子殿。上野公園の弁天堂に似ている。



本堂


手前の石灯籠はギネスブック公式認定との表記があった。本堂の鬼瓦も同様らしい。個人的にはどうかと思うが、そこに価値があるということなのだろう。


本堂の左右に釈迦堂と観音堂があり、観音堂から参拝する。釈迦堂の欄間には釈迦の一生が描かれたレリーフが施されていた。外は暖かいのだが、堂の中はひんやりと寒い。本堂の阿弥陀如来像は巨大かつ金ピカだった。


日本古来からの伝統技法や技巧が駆使された建造物や彫像、彫金など、いずれも息を呑む。一体どれだけの資金や工数で完成されたのか想像すらできない。


【補足】山門の扁額


扁額の文字の彫金も凄い。一番上には釈尊、寶の文字に刻まれているのは五比丘だろうか。