むぎとオリーブ@六丁目 | 温室メロンの備忘録

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2年前に訪問して以来、ずっと気になっていた店

をやっと再訪できた。前回は酔いもあって舌の感覚に自信が持てず、もう一度確認したいと思っていた。あの感覚は本当だったのだろうか。


むぎとオリーブ


昔ながらの中華そばをずっと探していて、ただ今時はほとんど魚介系が入るし、最悪の場合は魚粉までトッピングされ、そもそも候補が少ないのが現実。なので、純粋な鶏醤油ラーメンに出会えるのは奇跡に近い。


とは言えこの店の冠は、看板にClam Ramenとあるように蛤ラーメンではある。


シン・鶏SOBA


前回訪問時は鶏SOBAだったが、シン・鶏SOBAになっていた。昨年スープを改良されたらしい。まず鰹節のトッピングが無くなっているのは正解だろう。期待に胸が膨らむ。ちなみに鶏は築地鳥藤からの仕入れだそう。


個人的にはかえしが少々強いものの、ほぼ期待通り。鶏野菜だけで出汁を取られる英断に感謝。小麦の香りや味も強い。しっかりと茹でられているにも関わらず、角を感じる口当たりは特筆に値する。


店名が「むぎとオリーブ」なので、スープに浮かぶのはオリーブオイルだろう。ラードや鶏油でなく、オリーブオイル?と思っていたが、獣臭さのない油は、あっさりと全体を柔らかく纏めてくれる。斬新な発想だが、食べてみると納得性がある。



カウンターの端の席だったので、置かれていたオリーブオイルの容器が目に入る。ひまわり油とオリーブオイルのブレンドみたいだ。