中国ドラマ 愛なんて、ただそれだけのこと | 明日は明日の風が吹く  ~多発性筋炎の毎日~

中国ドラマ 愛なんて、ただそれだけのこと

 

2023 全38話

原題 愛情而已

英題:Nothing But You

ウー・レイ(吴磊)、チョウ・ユートン(周雨彤)、

シャー・ハオラン(夏浩然)、マー・ファンディン(马凡丁)

 

 

 

前々から気になっていたこのドラマ。

やっと見る事が出来ました。

 

 

ウー・レイさんのドラマはこれで2作品目。

なので、こんなに一途で甘いウー・レイさんは

初めて見ました。

そして、なんて爽やかなんでしょう。

 

 

 

こちらのウー・レイさんの方が好きかも。

凄むところがかっこいいです。

 

最近、色んなイケメン俳優さんと共演しているチョウ・ユートン

さんも見るのはこの作品で2作品目。

チョウ・ユートンさんのイメージがこのドラマで変わりました。

 

 

 

 

 

ウー・レイ演じるソン・サンチュアン(宋三川)は、

プロのバドミントン選手であるものの、ここのところずっと

スランプで勝つことができず、練習にも参加させてもらえない。

 

チョウ・ユートン演じるリャン・ヨウアン(梁友安)は

Y-Sportsというスポーツ用品メーカーの重役の秘書として忙しい

毎日を送っているが、自分としては単なる秘書ではなく、

もっと色々な企画できる仕事がしたい。

何度も上司に異動を願い出ているものの、

「女にはそんな仕事はできない」と決めつける古風な

考え方の上司にうんざり。

 

とある案件で遂に堪忍袋の尾が切れ、上司に逆らったため、

左遷させられてしまったヨウアン。

それは会社がほぼ道楽で運営していたテニスクラブの

マネージャーというポストであった。

 

ヨウアンは身体能力および才能があるサンチュアンに、

テニスに転向しないか誘い、テニスクラブを新しく生まれ

変わらせることに自分の運を賭けてみるのであった。

 

 

 

可愛いウー・レイ見たさに視聴を決めた本作であったが、

単なる年下彼氏キュンキュンラブストーリーかと思っていたら、

かなり本格的にテニス業界のことが描かれていて驚いた。
トレーラーを見て、バドミントン選手がテニス選手に転向する話

というのはわかっていたが、それだけでなく、テニスクラブの

立ち上げおよび運営・経営についてのさまざまな側面に触れられており、

全38話で長いなぁとは思ったものの、色々と見応えがある内容であった。

 

 

あるトラウマが元で、バドミントンでなかなか成果を

出せなかったサンチュアン。

猛烈に努力してテニス選手になるものの、やはりその

トラウマをまだ完全に克服できていなかった。

そんな彼の成長物語となっており、プロになるまで、

そしてプロになってからのさまざまな試練が丁寧すぎる

ぐらい描かれており、テニスだけではなく、おそらく

プロのアスリートには共通するであろう、彼らの

立ち向かわなければならない困難な道のりの描写は、

これだけでも十分なストーリーであっただろう。

ただ、これだけだったら、オリジナリティが

ないかもしれない。

スポ根ドラマはいくらでもあるからだ。

 

 

なんでもこなす秘書だったヨウアンがチャレンジするのが

テニスクラブの経営。

資金集めから生徒募集、コーチも実績のある人を選ばないとならない。
全く知らない業界でのビジネスを、一生懸命勉強して、

一つ一つの障害、困難を乗り越えていく。

ヨウアンを支える人も出てきて、皆が一つのチームとなって

夢を叶えていくのだが、その過程もとてもよく描かれて

いたのではないかと思う。

 

 

チョウ・ユートンは少し前に別のドラマで見ていたが、

そちらでは正直イマイチだったので、本作でも全く

期待はしていなかった。
ところが、彼女はこういう「仕事のできる女」というのが

結構うまい。

女優として見直した。

 

それにしてもウー・レイ!
もう彼は完璧!としか言いようがない。

特に本作のバドミントン、テニス、といった似ているようで、

全く異なる競技を、プロ並みにこなしちゃっているところが

信じられない。

ものすごいハードな特訓があったのだと思うが、若いとはいえ、

やはりこれは彼の役者根性がなせる技ではなかったのかと思う。

プロのアスリートも顔負けじゃないか。

しかもそれだけでなく、子犬ちゃん彼氏ぶりにキュン。

死者続出❣️途中まではまあまあリアタイで視聴していたが、

特に2人が初めて❤️するあのエピソードのあたりは、SNSや

ドラマファングループでは大騒ぎになっていた(笑)。
カップルとしてのケミもとても良かったので、

そういう意味でも満足であったと言える。

もう1人、キャストとしてなかなか良かったのがテニスプレイヤー

仲間のジャン・ジャオジャオ(蒋焦焦)を演じたシャー・ハオラン。

角度によっては目黒蓮に見える彼、駆け出しの俳優のようだが、

金持ちボンボン役をコミカルに演じていてとても良かった。

今後注目してみよう。

サブカップルのストーリーも良かったし、また、展開として

なかなか興味深かったのは、ヨウアン、サンチュアン、

ジャオジャオの親たちの離婚のストーリー。

自分たちの離婚を棚に上げて子供たちに「きちんとした」

結婚を強制する彼らも、考え方を変えていかざるをえない。
他のドラマによく見られる結婚への典型的な考え方に

少し変化が見られるようになった面も、このドラマの

飽きさせない側面であったかもしれない。