中国ドラマ Be My Princess ~太傅のプリンセス~ | 明日は明日の風が吹く  ~多発性筋炎の毎日~

中国ドラマ Be My Princess ~太傅のプリンセス~

 原題 影帝的公主

 2022 全30話

徐正溪(シュー・ジェンシー)

周洁琼(チュ・ギョルギョン)

 

 

 

時代劇と現代劇のコラボドラマ。

 

始まってすぐに、あれ?シュー・ジェンシー

こんな声だった?

と疑問に思ったら配音みたい。

本人の声好きなので残念でした。

 

見始めて、挫折しそうなくらい面白いと

思えなくて倍速で視聴してました。

 

太傳と女主が付き合いだしてからが面白く

なりました。

 

徐正溪(シュー・ジェンシー)さん、

「独孤伽羅」「鳳凰伝」「策略ロマンス」

を見ましたが策略ロマンスが一番好きです。

残念ながら。シュー・ジェンシーさん、

引退を発表しています。

 

こんなに演技がうまいのに引退なんて

残念です。

 

 

 

 

 

周洁琼(チュ・ギョルギョン)さん、

 

 

この方はお初でした。

とても可愛いかたです。

この方の出てるドラマでいつか見たいと思っているのが

「大唐女法医」

「有翡」にも出ているみたいでいつか見たいです。

 

 

 

 

 

 

明薇は通訳の仕事をしながら、漢服のモデルを

して女優を目指しています。

演技派として有名な俳優の穆廷州は、次のドラマで

演じる役の役作りに余念がなく、そのことに没頭しています。

 

ある日、車からバス停に佇む漢服の明薇を見ます。

その姿の美しさから、今度やる役の相手役の公主に

ピッタリだと惹きつけられるのです。

その後、イタリア人との交渉の場に呼んだ通訳として

明薇に会うのですが、女性との一般的(仕事以外の)

な付き合いがまったくない(できない)穆廷州は

冷たく接してしまいます。

でも、ドラマの相手役が降板になり、新しい相手役の

候補に明薇を見つけると、新人を使いたくないという

監督を説得し、明薇を起用します。

こうしてドラマで共演することになります。

 

新人で分からない事や失敗続きの明薇を陰ながら支え、

俳優の心得を教えていく穆廷州に初対面の印象の悪さを

拭い去り、尊敬するようになる明薇です。

 

ドラマを通してお互いに惹かれ合っていく二人ですが、

惹かれている女性への接し方の分からない穆廷州と、

惹かれてはいるが先輩としての尊敬の気持ちと思っている

明薇の中はそれ以上は深まらず、撮影はクランクアップ

してしまい、二人はまた別々の生活に戻って行きます。

でも、明薇が気になる穆廷州は友人でありエージェント

でもある 肖照のアドバイスも聞き、吹き替えの録音日に

(自分と同じ日にする小細工あり)思い切って「送っていく」

と声を掛けるのですが、予定のあった明薇は後ろ髪を

ひかれる思いでその場を後にします。

その後雨の中一人で運転をしていた穆廷州は事故に遭い、

記憶を失ってしまうのです。

 

が、これがただ失うのではなく、ドラマで演じていた役

太傅、穆盷になってしまうのです。

両親も肖照もわからず、古代から敵に連れてこられたと

言う太傅穆盷。

そんな太傅が唯一分かるのが、ドラマの役 

明华公主を演じた明薇だけで・・・。

 

肖照や両親から説得され、一度は断るも、明华公主として

太傅と行動を共にすることにした明薇。

その一途な愛情を注がれていくうちにどんどん太傅穆盷を

好きになっていきます。

太傅もお傍でお仕えすることが自分の立場だと押さえ込んで

いた気持ちが、二人きりで奇妙な世界に来たことで、

押さえつけられなくり・・・

 

と恋に落ちていく二人です・・・

 

 

太傅に始まり、太傅に燃え尽きる・・・です。

 

もう、とても太傅にハマってしまって。

いや太傅サイコー、カッコ良かった、素敵だった。

穆廷州がとても演技にストイックな俳優さんで、

役の下調べからその時代背景とすごくしっかり勉強して役作りを

してドラマに臨んでいることが冒頭でわかります。

 

そして、一話一話の冒頭に劇中劇である「一代首辅」の

場面がコマ切れで流れるのですが、このちょっとだけ流れる

「一代首辅」というドラマが悲劇であり、劇中の太傅はただ

ひたすら明华公主を愛し続けている、という切なさが

しかっりと伝わってきて。

太傅が古代では色んなことがあり叶わなかった愛を現代で

叶えていく姿が、とても良かった。

この太傅のみせる、究極のお姫様扱い、が素晴らしかった。

しかもこれが、愛からくるんですから、

そしてこの愛情を受けるんですからね。

 

太傅という人物がいつ消えてしまうか分からない、戻った後の

穆廷州に太傅の記憶があるか分からない。

太傅として勝手気ままに振舞っていることで、穆廷州としての

生活にはかなり影響が出ている。

だから一端、太傅と別れる明薇。

でも荒んで行く太傅を見ていられなくて、自分の気持ちに素直に

なり期限の来るときまで何も考えず太傅と過ごすと決める

明薇の決意も素敵でした。

明薇の不安も分かるが、ただひたすらに公主との愛の生活を

全うすることを願う太傅。

エゴ強めなんだけど、そこがまた太傅という人物が脳の中で

作られた架空の人だと知らしめしているようで。

太傅と結婚を決めた明薇が言う

「太傅のような人に愛されたら、もう他の愛を受け入れることは難しい」

という感じのセリフがズシンきます。

 

もちろん、ドラマなので記憶が戻る時がくるのです。

太傅にも明薇にも18話辺りからひしひしと感じさせてくるわけです。

そして、記憶が戻る。

 

戻った穆廷州は「一代首辅」の撮影前の記憶しかないのです。

明薇はただの通訳という記憶。

でも、明薇は覚悟の上なんですね。

いつか太傅が消えてしまうことは分かってましたから。

この覚悟がかっこよくて涙をそそられました。

耐える明薇ちゃんの気持ちが、太傅のいなくなってしまった

虚無感がすごく伝わりました。

最後はもちろんハッピーエンド。

穆廷州がすべての記憶を取り戻し(太傅の記憶も)、最初から

明薇に惚れていたことを再確認。

すべてがまるく納まり、大団円となります。

太傅のスーツ&コート姿が、シックでエレガントでまさしく

現代の太傅とはこれと思える素敵さで、アクセントに胸に

差してるピンブローチがとても素敵でした。