独孤伽羅〜皇后の願い〜DVD-BOX 1+2+3の全巻セット <シンプルBOX 5,000円シリーズ>
楽天市場
${EVENT_LABEL_01_TEXT}
原題:独孤天下 2018 全55話
舞台となるのは乱世の南北朝時代。
「独孤を得たものが天下を得る」
というお告げを引いた孝武帝。
後々、このお告げを実現させるべく、
独孤信(どっこしん)の3人の娘たちが独孤の天下の
ためにそれぞれ策を巡らせるように。
独孤般若(どっこはんじゃく)。
政治的に対立する太師の宇文護(うぶんご)
と影で愛し合いながら、ゆくゆくは一緒になり
皇后になる計画を立てていました。
しかしある裏切りによって般若は宇文護と決別、
皇帝の兄の宇文毓(うぶんいく)に嫁ぎ皇后の座を目指すことに。
次女の独孤曼陀(どっこぱんた)は、母親が側室だったことから、
他の2人の姉妹に比べて自分の扱いが悪いと常日頃から不満を
抱いていました。
楊堅(ようけん)との縁談も、姉妹たちの縁談に対して格下だと
気に入らず、乳母から唆されて策を実行し、その結果、楊堅とは破談。
親子ほども年の離れた隴西郡公の李昞(りへい)に嫁ぐことに。
三女の独孤伽羅(どっこから)は、幼馴染でもある皇帝の弟の
宇文邕(うぶんよう)と想いを通わせていましたが、
身体の弱い宇文邕は、自分が30歳までしか生きられないと医師
に言われ身を引くことに。
伽羅は独孤家を守るためにも楊堅との政略結婚を受け入れます。
でも心は、宇文邕を想う伽羅と曼陀を想う楊堅。
しかし2人は次第に本当に愛し合うように。
そして乱世を力を合わせて生きていくのですが・・・
乱世の中での権力争いの駆け引きが凄いのですが、
ドラマを動かしているのは間違いなく独孤家の3姉妹。
中でもいちばん「独孤の天下」にこだわっていたのは
般若(はんじゃく)。
政敵となる宇文護(うぶんご)とは相思相愛で皇后への
道も見えていたのに、宇文護の側近の哥舒(かじょ)の
浅はかな策のせいで宇文護とは袂を分かつことに。
はっきり言って、この件に関しては哥舒のスタンドプレー
で宇文護は一切関知していなかったのに
宇文護は悪役だけど、広い心も持ち合わせてるし、
何より気が長すぎたと思う。
般若と別れた後も、彼女を愛し続け、彼女が皇后になる手助けまでした。
私が腹が立つのはね、般若の夫である宇文毓(うぶんいく)ですわ。
気が弱く、切れ者でもない凡庸な皇帝なのに嫉妬だけは一人前。
しかもその皇帝の座は誰のおかげ?って話ですよ。
確かに、優しくて般若を愛しているかもしれない。
だからこそ般若も宇文毓に惹かれていった。
私にとってはそこはガッカリポイントでもあり、般若の魅力的な部分でもあり・・・
ちょっと複雑な心境です。
そして何より切ないのは、般若を愛し抜いた宇文護ですよ。
般若の遺体を抱きかかえ、倒れ込んでしまった。
乱世で一人の女性を揺ぎなく愛し、権力争いを繰り広げる
っていうのは、とてつもないパワーが必要なんだなぁと感じました。
一方で、このドラマにスパイスを加えているのが次女の
独孤曼陀(どっこぱんた)。
これがねぇ、実にイヤな女性なんですよ。
男性に媚びて媚びて媚びまくって、妹の独孤伽羅(どっこから)
を罠にかけたり、嫁ぎ先でもあれやこれやと策略を繰り広げ
邪魔者は消していく。
母親が側室だから自分は大事にされていないという想いが強くて、
だからこそ、伽羅への嫉妬心もメラメラ。
自分だって独孤だっていう自負もある。
やることはえげつないけれど、それがこのドラマを面白くしています。