中国ドラマ 烈火士官学校 ~ステキ男子とイケメン女子~ | 明日は明日の風が吹く  ~多発性筋炎の毎日~

中国ドラマ 烈火士官学校 ~ステキ男子とイケメン女子~

 

原題  烈火軍校 

 

2019年  全48話

 

主演・白鹿、許凱、李程彬、尹正、吴佳怡、王一哲、高雨児、ZERO-G蒙恩

 

 

 

最近、制服もののドラマが好きです。

これも制服なのでしょうか・・

軍隊物は初めてのドラマ。

 

 

前から言ってますが、バイ・ルーさんはあまり好きでは

ありません。

井森美幸に見えてしまう( 一一)

でも、短い髪は似合ってました。

 

このドラマはシューカイがメインです。

かっこいいです。

そして、役柄が一途でそばで守って、とにかく、かっこ

可愛いです。

 

 

烈火士官学校に入学するはずだった兄ちゃんが事故で亡くなり、

代わりに男装入学する女、謝襄(白鹿)。

 

1911辛亥革命以来、袁世凱が力を増す一方で治安の悪化と

他国からの外圧が増した。

奉安省は官民の共同出資で、日本軍によって閉鎖されている

烈火士官学校の再開を決めた。

日本は対華21ヶ条を締結させ、より日本の権益を要求したい

と動いてるという背景の中で、

 

・仲間たちとの友情

・クラスメイトとの恋

・愛国心

 

を描いたドラマである。

 

 

それにしても、作中で出てくる日本人の衣装の様子がおかしすぎる。

日本人は普段着に袴は履かないし、着物に肩パットも入れない。

わざわざ中国で、お揃いの侍ルックで悪さをするわけがないであろう。

そんなことは百も承知で、敢えてギャグにするためにあんな

コスチュームにしてるのだと思える。

 

 

同様に、当の士官学校の生徒達の制服も様子がおかしい。

かっこよすぎなのだ。

当時軍服や制服がこんなかっこぇえわけがない。

とてもスタイリッシュだ。

しかし、反面クラシックカーなどの再現は相当の拘りを感じたりする。

 

 

このドラマは反日ドラマではあるが”愛国コメディ”であると言うこと。

この時代に日本軍が恨まれるのは仕方のないことだし、

制作者に悪意がないなら、こちら(見る側)も悪意は持たずに視聴したい。

 

 

顧燕帧(許凱)なのだが。

遊び人の坊で、あまりにも言うこと聞かないんでぱぱがコネで

士官学校に強制入学させたという初期設定だ。

ポテンシャルはあるのだが、寝坊とか飲酒とか素行が悪いオレ様だ。

こんな出来損ないの坊が、愛する人と母国を守るために成長してく。

 

 

最初こそ、女でありながら過酷な訓練に耐える頑張る姿の描写はあるが。

それは段々と少なくなっていく。

その分、ラヴの行く末を丹念に描いているのかといえば、それも違う。

たくさんの登場人物がいるのもその理由の一つだが。

一番は時代背景の説明に時間を食っている印象だ。

 

わかりやすく説明すると

 

・侵略者日本は一番わかりやすいヒール

・それに対抗する中華民国政府&愛国者達

・日本に乗っかって甘い汁を吸おうとしている奸臣。

・状況を見極めながらの実業家

・王権復活希望者

・革命軍

 

 

こういった込み入った背景の中、時には士官学校が警備を任されたり。

時には捕虜開放任務が課せられたり。

士官学校に罪を着せようと画策されたり。

と、実に都合のいい感じで物語は進み。

途中、バイブレーターたちのラヴなどもぶっ込みながら進むが。

実のところ、あまり興味深い話はない。

 

舞台がほとんど士官学校なら、

”身バレしちゃう”

”オレはなんでこいつが気になるんだ?(男なのに)”

なんかでハラハラ・ドキドキ、でふつーに楽しめたかもしれないが。

そこいらの描写はごく僅かだ。

士官学校以外のエピソードがたくさんある。

なので思いの外”きゃ〜きゃ〜”したり”きゅん”となったりは少ないのだ。

 

 

しかも肝心のヒロインである謝襄(白鹿)のガードがことの他固い。

どっちつかずだし、顧燕帧(許凱)を好きだと言う自覚もない。

ちなみに全48集中、許凱がようやく告ったのは31集だ。

ちなみにキスシーンも1度もない。

ハグが1回(マジ告りの時)だけだ。

それでも謝襄は態度を軟化させることはない。

ずーっと”ツン”だ。

強気だ。

そんな彼女に”ワン”といって尻尾を振ってる許凱は可愛さ1000%ではあるが。

皆が見たかったCP像とは格段に違ったであろう。

 

 

それと、最後まで謝襄が烈火士官学校に拘る理由が今ひとつであった。

死の真相を探るとか、大きな野望や目標がある訳ではないのが納得いかない。

兄の遺志を継いで、という名目だが。

その割には、時には女に戻ってデエトしたり。

一貫性のない思考はモヤりますね?

最悪のタイミングで身バレし、罪を着せられ処刑を待つ身になるヒロイン。

死んだと思われていたヒロインは不死鳥の如く舞い戻り仲間を救う。

そして、嵌められた烈火士官学校が一矢報いるために、秘密作戦が決行される。

その作戦の結果は如何に、

というのがクライマックスの肝だ。

 

 

 

いつでも完璧ルックの許凱だ。

今回の造形ももちろん神級にステキだ。

 

しかし中身の設定はいささか残念な男子なのだ。

甘やかされてる高級官僚の一人息子で、金持ちの坊そのものだ。

士官学校入学後も、毎夜抜け出して飲酒しているし、

寝坊してプールの罰も受けている。

 

ヒロインとは同室なのだが、わりと早いうちに

「こいつ、女だ」

ってわかってからの”好き好き攻撃”が可愛すぎる。

相手は身バレしてると思ってないので、そのセオリーの

すれ違いはふつーに面白い。

 

助けたかったのに助けたのは別の男、でジレンマもぶっ込み。

またある時は、助けたかったのに自力で逃げてきたヒロイン、

〜からの気を失う男、という斬新さもぶっ込んでくる。

ふつー、気を失うのは決まってヒロインだ。

しかし気を失うのは可愛い許凱だ。

こーゆー、セオリーから若干外れてる脚色は于正ならではで面白い。

 

こんなきれーな生き物が本当に実在するのだろうか?と

マジで思ってしまうほど美しい許凱。

彼を見るだけが目的、という方の気持ちもわかる美しさであった。

 

 

 

ヒロインの謝襄(白鹿)は置いといたとして。

顧燕帧(許凱)の成長ぶりは目覚ましい。

それは、彼だけでなく他の生徒もだ。

生徒だけじゃなくて教官もだ。

人間だけじゃなく、学校そのものの存在意義も変化する。

なのでこのドラマは”烈火士官学校成長記”と言っていいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このドラマのシューカイさんもいいですが、いいドラマに沢山

出演されています。