ビルの中庭は、規模こそ比較的小さいが、桜の木が多く、春には訪れる人で賑わっているらしい。
私が滞在した時は、花もあまり咲いておらず、静かだった。
テラスには数台のガーデンテーブルが設られていて、その周りに置かれた椅子でくつろぐ人々の姿が見られた。
いつも満席だったので、座る機会はなかったが。
その庭の一隅に真っ白な花をつけた木が遠目にも目立っていた。
なんの花だろうと近寄ってみる。
ブラシの木に似ている。
調べてみると、メラレウカスノーインサマーとある。
ティーツリーと表示されているサイトもあったりするので、その違いはわからないが、ティーツリーの方が香りが強いとか。
ともかく、ブラシの木の親戚であることは間違いないようだ。
近くにはキンシバイも。
アベリアやゼニアオイも数は多くないが咲いていた。
ゼニアオイの名前の由来は、花が小銭に似ているからだそうだが、私にはそうは見えない。
花に似合わない名前が多いのに驚く。
暑い日々が続いていたためか、虫も多くい飛び交い、刺されそうになったので引き上げることにした。