船戸崇史さんの「「死」が教えてくれた幸せの本質」YUSABUL | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.5.25おはよう御座います💐
2年前のフェイスブック📚読書記録から転載します🐰
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2022.5.25 おはよう御座います🍃昨夜、船戸崇史さんの「「死」が教えてくれた幸せの本質」YUSABUL1400円+税を読み終えました📚2022年読書記録52冊目。以下本書から一部引用します。〜〜〜〜〜
私は思うのです。「死を受け入れて今を生きた方が良い」と「生きる希望を持って今を生きた方が良い」は、表裏一体で同じ意味なのではないかと。
memento moriという言葉をご存知でしょうか?ラテン語で「自分がいつか必ず死ね事を忘れるな」という意味の警句です。
Carpe diem、こちらもラテン語で「今日という日の花を摘め」という意味です。紀元前1世紀の古代ローマの詩人ホラティウスの詩に登場する語句です。「今この瞬間を楽しめ」というふうに訳される事もあります。先人が遺してくれたこの二つの言葉は、“生と死“の真理に迫ったもので、一見すると正反対のようにも聞こえます。しかしよく考えてみると、同じ事を意味するのではないかと思えてくるのです。
明日、生きている保証はない(メメントモリ)のだから、今日という日の花を摘め(カルペディエム)
こんなふうにセットで捉えるべきものだと思うのです。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチ。メメントモリとカルペディエムをテーマにしたとしか思えないものです。
私は17歳の時にこんな言葉に出会いました。
「毎日を人生最後の日だと思って生きよう。いつか本当にそうなる日が来る」
それは印象に残る言葉で、その日を境に33年間、私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしているのです。「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていた事をするだろうか」と。
その答えが何日も「NO」のままなら、ちょっと生き方を見直せという事です。
「自分がまもなく死ぬんだ」という認識が、重大な決断を下す時に一番役立つのです。何故なら、周囲からの期待、プライド、失敗や恥をかく事への恐怖など、これらはほとんど全て、死の前では何の意味もなさなくなるからです。そこに残るのは、本当に必要なものだけです。死を覚悟して生きていれば「何かを失う」という心配をせずに済みます。我々は皆んな最初から裸です。素直に自分の心に従えば良いのです。〜〜〜〜〜
以上引用終わり。
船戸崇史さんは、1959年岐阜県生まれ。愛知医科大学医学部卒業後、岐阜大学第一外科に入局。数々の病院で消化器腫瘍外科を専門に。しかし「がんには自分のメスでは勝てない」と、根本的な治療を目指して1994年岐阜県養老町に船戸クリニックを開業。西洋医学を中心に、東洋医学や代替医療も取り入れ治療、診察を行っています。
本書は、2000人を看取った船戸さんから、不安や後悔を抱えている人たちへの温かいメッセージが詰まった本です。
「がんが治らなければ人は死ぬ。しかしがんが治ってもいずれ死ぬ。だから今を生きる」
「死を覚悟することは終わりではない」
「死と直面した方が人生は深まる」
「空気」も「エネルギー」も「愛」も「幸せ」も、おおよそ人にとって大切なものは眼に見えない。しかし存在します。「死」は人に対して最高の贈り物をしてくれていたのです。
船戸さんが、長年在宅医療や診察室で経験されてきた患者と家族との対話、エピソードなどを交えながら、死が教えてくれた幸せの本質を、解説しています。

興味ある方は、是非お読み下さい📚🎄