佐々涼子さんの「エンド・オブ・ライフ」集英社インターナショナル | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.5.6おはよう御座います💐
3年前の今日のフェイスブック📚読書記録から転載します🐰
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2021.5.6 お疲れ様です🏙
連休明け初日の仕事頑張りました🍃先日から読み始めた佐々涼子さんの「エンド・オブ・ライフ」集英社インターナショナル1700円+税を読み終えました📚2021年読書記録56冊目。以下本書から一部引用します。〜〜〜〜〜〜
最近ジョギングをしている。私は森山さんや今まで出会ってきた人達を思い出しながら走る。彼の病気を知らされたあの日からもう一年が経った。日々のうつろいは年を経るごとに加速するように感じられる。もっと年をとっなら人生は一瞬の夢のように感じられるのではないだろうか。
身近な人がいなくなれば、世界は決定的にその姿を変えてしまう。人の不在を乗り越える事は思いのほか難しく、何かで埋めようとしても埋まらない。永久欠番として、そこには空席が残される。
「もし」その人が生きていれば、過ごしていたはずの時間や、打ち明けたかった話、今度一緒に食べるはずだった美味しいものや、見るはずの景色が、「もし」という言葉をともなったまま、日々あふれかえり、積み重なる。
それでも不思議なもので、亡くなった人を今まで以上にとても近く感じる日もある。森山さんが亡くなって以来、彼が自分の心に忠実に生きたように、私も行きたいところに行き、会いたい人に会い、食べたいものを食べ、自分の身体を大切にするように心がけている。最近、よく思い出すのだ。森山さんが「僕には、人に腹を立てたり、何かを悲しんだりする時間はないんですよ」と言っていた事を。森山さんが今も生きている私に影響を与え続け、私を動かしている。そうであるなら、果たして彼は死んでいると言えるのだろうか。こんな形で私に再び本を書かせた彼は、別の形でまだ生きているとは言えないだろうか。〜〜〜
以上引用終わり。
佐々涼子さんは、1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。日本語教師を経てフリーライターに。2012年「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。その他、複数のノンフィクション作品で数々の賞を受賞されています。
本書では、2013年から2019年まで佐々さんが、在宅医療で出会った人達を取材し、その姿を書いたものです。数多くの死を間近で体験した佐々さんは、誰も「死」について本当にはわからないと述べています。ただ一つ確かな事は、一瞬一瞬、私達はここに存在しているという事。
貪欲にしたい事をする。
迷いながらでも、自分の向く方へと一歩を踏み出す。
大切な人を大切に扱い、他人の大きな声で自分の内なる声がかき消されそうな時は立ち止まって耳を澄ます。
そうやって最後の瞬間まで誠実に生きていこうとする事が、大切だと語っています。

興味ある方は、是非お読み下さい📚🎄
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