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今日はこどもの日・端午の節句(たんごのせっく)ですね。


折角の機会なので、こどもの日と端午の節句の由来について書きます。


①こどもの日は春秋戦国時代の中国から伝わってきたのが起源といわれています。

※春秋戦国時代(しゅんじゅうせんごくじだい)は紀元前770年〜紀元前221年に秦(しん)が中国を統一するまでの時代です。最近映画化もされている「キングダム」という漫画は春秋戦国時代の後期が舞台です。

戦国時代の楚(そ)の王族に生まれ政治家であり詩人であった屈原(くつげん)が、当時の秦の宰相(さいしょう 総理大臣・首相のこと)張儀の謀略を見抜き、懐王(楚の王)を説得しようとしたが失敗…楚の将来を嘆き、入水して自害。

人望のあつかった屈原を供養するために国民が命日である5月5日を祭日としたものが日本に伝わってきたそうです。


②端午の節句は、端は「初め」で旧暦において最初の午(うま)の日が語源といわれています。

※こどもの日と端午の節句は別物です。


③こどもの日は1948年に「こどもの人格を重んじ、男女ともにこどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨としている。


④こどもの日・端午の節句には菖蒲湯に入るいわれは、屈原の供養のために川に菖蒲を流していたが、菖蒲の葉の形が剣に似てることから男の子の行事に繋がった(諸説あり)。菖蒲には匂いに邪気祓いや病除けの効果があるということで、端午の節句に菖蒲湯に入り、そのご利益を身体に取り入れたところから現在に至るようです。


⑤鎧兜を飾るのは、鎧兜は男子の身体を守る意味で江戸時代に庶民に広まった(諸説あり)


⑥鯉のぼりは江戸時代に中国の登竜門の故事(黄河の竜門と呼ばれる滝をたくさんの魚の中から唯一登りきったのが鯉という話)から鯉を象ったものを飾ったことが始まりといわれています。


⑦ちまきも奈良時代に端午の節句の風習として中国から伝わったものだそうです。

当時は平城京のあった京都ではちまきが食べられましたが、関東では柏餅が主流だったそうです。


ざっくりとですが、ちょっとした日本の歴史として覚えておくのもいいかもです。


今でも旧暦で端午の節句を祝う地域もあるようです。

江戸時代までは実は5月5日は女性の日だったという話もありました。


相変わらず謎が多い日本史ですね。


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