旧友の話その一 | momonga385のブログ

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愛猫の事や、子猫の事や、世間の嫌なことを、私情を押し殺し、冷静に、分析し、新たな切り口で、記事にしていきたい!と、思っています!

ここ三日ぐらい、久しぶりに旧友と、話し合う機会があった。お互いに、故郷を離れ、生活していたので、何かと話しやすかったのだと思う。今回、会って話した事の中には、結構興味深い話がいくつかあったので、一つ一つ、順番に話していきたいと思う。

 

まず、最近、話題になっている、紅麹トラブルの、小林製薬の件である。

友人は、医薬品関係の商社に勤めていて、結構、上の方まで、上り詰めたが、役員には、成れなかったので、定年の60歳で定年退職した。そんな経験の中で、小林製薬に関しての印象は、一度も、工場見学に誘われたことは無い…と言っていた。普通、メーカー各社は、自社製品の理解を深めてもらうために、一泊とか複数泊で研修を兼ね、工場見学など、自己紹介的な催し物を行う事が多いそうである。彼が言うには、誤解されると困るが、工場見学やその他のイベントを、小林製薬が行わない、と言っているのではなく、新製品説明会などは、各地で、その都度開催していたとの事である。しかしながら、工場見学などは無かった・・・これは、新製品の開発など、企業秘密を守るためだと思っていたらしい。新薬開発するような製薬会社にはよくある事で、そのようなメーカーの工場見学はしたことがないとも言っていた。

 

私も、其れに関しては、何となく、理解できていた。しかしながら、紅麹のトラブルである。それに関しては、友人も、理解できないと言っていた。完備された工場で、製造されていれば、そう簡単には、異物や、紅麹以外の菌が紛れ込むことなど考えられない…と言う事だった。私の説の、麹菌が変異したのではないか?との問いに関しては、その可能性はあるが、通常の、工場では、事前に決められた環境の中だけでの製造になるので、変異自体が難しいはずである…私は納得するしかなかったが、でも、現実的に、被害者が出ている…と言う事実がある。

 

私は、麹菌が変異したのではないか…と言う、事実を基に、変異の原因を考えたらどうのような事が考えられるか、友人に問いかけた。すると、友人は、古い酒蔵のような環境・・・と答えた。私もそう思う…と答えた。

 

友人が帰り際に、もしかすると、工場見学に招待されなかったのは、工場そのものに、原因があったのかもしれないね・・・と、つぶやいたのが、印象的だった。