アコースティックギター多事総論! | momonga385のブログ

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愛猫の事や、子猫の事や、世間の嫌なことを、私情を押し殺し、冷静に、分析し、新たな切り口で、記事にしていきたい!と、思っています!

アコースティックギターと言えば、私の中では、一番最初に購入した、ヤマハ、そして、Martin、Gibson、エピフォン、が主なブランドで、それ以外に、ジャンクを購入した、トムソンとかモーリスになります。

 

アコースティックギターに関しては、よく話題になるのは、単板なのか、合板なのか…と言う事ですが、最近のアコギは、結構低価格の物から、トップ材が単板の物を見かけるようになりました。私はどちらかと言えば、単板思考ですが、手持ちの合板のアコギもいい音がします。

 

アコギそのものを考えてみると、サイド・バック材合板の物は、音にあまり影響しないように思います。というのは、単板よりも強度が高く、ボディの構成をしっかり形作っていますから、トップ材の影響が音に出やすいと考える事が出来ます。これは、バイオリンを見てもわかるように、サイド・バック・ネック材が、メイプル等の硬質な木材で、構成し、トップ材の振動を効率よく、響かせるという、考えの下に作られています。この考えは、スピーカーも、同じです。コーン部分を効率よく振動させるために、金属のフレームを使用しています。トップ材以外が、硬質であった場合、ボディー内で反射する音は、トップ材の振動による、音より遅れて出てきます。これが、音に深みを生み出す要素と考えています。、

 

当然の事ですが、弦の振動を効率よくトップ材の振動に変える事が重要ですので、トップ材の役割は、重要な事は、言うまでもありません。

 

だからと言って、単板の方が優れているわけでもない…と言えることがあります。

 

よく、巷で、ヤマハの赤ラベルは、どの価格帯でも、爆鳴りする!と言われていますが、そもそも、ヤマハのアコギは、かなりの数、輸出されています。汎用品としての輸出ですので、様々なトラブルを考えた場合、合板で製作した方が、トラブルが少ない事になります。日本の多湿な環境から、アメリカなどの乾燥した場所に楽器を移動する場合、乾燥によるトラブルが、大きな問題になりますが、合板の場合、そういったトラブルは、単板の様に気にする必要がありません。当然、乾燥した場所で弾けば、いい音が出ます。それと同じ事が、年月を経過する事で、材が乾燥し、いい音がする…それが、50年以上たった今、評価に繋がっている。そう考える事も出来ます。現に、FG500とFG201Bを持っていますが、201Bは、いい音で、更に、エアコン環境でも、乾燥による、ボディー材の割れを心配する必要もなく、常に手元におけるギターです。これは、モーリスも同様です。私的には、単板が使われているギターは、常に、ハードケースで保管しています。使用する時引っ張り出す手間はありますが、乾燥から守るという意味では正解だと思っています。

 

マーティンを使用している方々は、ご存知と思われますが、Martinの、接着技術は、他のメーカーに比べ、一寸、劣っているのか、材質のせいなのか、バイディング剥がれが起きやすいと言われています。さらに厄介なのは、バイディングそのものが収縮してしまう。それ故、ハードケースでの保管が重要な意味を持ちます。

 

以前も述べましたが、トップ材の振動を良くするには、常に、音楽を聞かせる事が良いと言われています。様々な音に反応する事で、トップ材の反応が速くなるのではないでしょうか。今では、ヘッドフォンなどで、音楽を聴いたりしているわけで、ギターに音を聴かせるという事が難しいと思いますが、この方法は、お勧めです。

 

さて、貴方ならどっちを購入しますか?

 

別の話ですが、最近、12弦のアコギが欲しくなってきました。ぼろくてもいいんですけどね!