訪問先 芙蓉鎮(Fúróng zhèn)その⑧ 〜芙蓉鎮巡り・パート4〜
訪問日 2022年7月17日(日)
芙蓉鎮(ふようちん)だが、1987年中国で公開された映画『芙蓉鎮』のロケ地。時代は文化大革命前後。架空の村・芙蓉鎮で生き抜いた一人の女性の物語。そのロケ地が現在、観光地化されている。
“芙蓉鎮巡り・パート4”では、あの名場面の撮影ポイントへと行ってみます。
では行ってみましょう!
●道順の確認です。
赤矢印に沿って、赤丸のポイントを目指します。
遅い昼食の後、お昼寝から目が覚めると時間17時過ぎ。どんより天気だ。
さてとあの名場面のスポットへと出発だ!
芙蓉鎮のチケットが必要なエリアの外を歩く。石畳が雨で濡れている。
民家の軒に干されている服。雨で濡れたのか全く乾いていない…。
お土産屋さんだ。左側では燻製にしたお肉(豚肉)を。右側ではおばあさんがゆり根を粉にしたものなどを売っている。
上半身はだかのおじさんが台車に野菜をのっけて歩いている。そうだよね、蒸し暑いから裸になりたいよね。
途中には寂れったいようなレンガを積んだ建物も。
あたりは徐々に暗くなってきています。そして、チケットエリア外もあってか、人通りは少ないです。
この看板の右のほうへと進んでと。
コケの生えた屋根が見えてきました!名場面の建物がそこにあります(写真は翌日18日のときのです…スミマセン)。
じゃじゃーん!!
ちょうど大雨が降ってきた。映画『芙蓉鎮』で物語で各場面のターニングポイントなる、あの建物だ!!!
たとえば、、、
秦書田が、役人に対して「芙蓉鎮の五類分子は全員集合しました」という場面であったり…
村人を広場に集めて、汚職や官僚主義を追放する四清(しせい)運動の集会を行った場所でもあり…
雨のなか、面前の前に秦書田と胡玉音が立たされた建物で…
立たされた秦書田と胡玉音の後ろでは、李国香と王秋郝が。
映画『芙蓉鎮』名場面、秦書田が胡玉音へ「像牲口一様地活下去(畜生のように生き抜け)」と言ったのも、この建物だ。
さてさて話を旅行の方へと戻しまして、、、
判決を言い渡される秦書田と胡玉音はベンチのあたりに立たされていたのかなと思いを巡らす。
秦書田と胡玉音が立ったあたりからの眺めだが、いまはこんな感じで駐車場となっている。
李国香と王秋郝がカッパを着て座っていたあたりだ。
ここを訪れたとき(22年)、建物に「紅色文化主題館(Hóngsè wénhuà zhǔtí guǎn)」との看板が掲げられていた。
扉は閉まっていたが、建物のなかの様子を伺うと、中国共産党の歴史に関する展示がされているようだ。
建物の外階段をのぼり、2階の軒下へとやってきた。この小さな一角で人々の運命を弄ぶ出来事がおきたと思うとやるせない気持ちになる。
建物から階段を下りて駐車場へとやってきて、建物を眺める。
駐車場の奥には蓮が一面い生い茂っている。
秦書田と胡玉音へ判決を言い渡されたときもちょうど雨が降っていた。
私がこの建物へ来たときもちょうど雨となった。情況がかさなり重いものを感じた。
芙蓉鎮・その⑧ 〜芙蓉鎮巡り・パート4〜はここまで。
つづいて、夜の芙蓉鎮を歩きます。
つづく。