訪問先 芙蓉鎮(Fúróng zhèn)その⑦ 〜芙蓉鎮巡り・パート3〜
訪問日 2022年7月17日(日)
芙蓉鎮(ふようちん)だが、1987年中国で公開された映画『芙蓉鎮』のロケ地。時代は文化大革命前後。架空の村・芙蓉鎮で生き抜いた一人の女性の物語。そのロケ地が現在、観光地化されている。
“芙蓉鎮巡り・パート3”の始まりです。
では行ってみましょう!
●道順の確認です。
芙蓉鎮巡り・パート3では赤線のように進んでいく。
芙蓉鎮の滝のそばへとやってきた。この位置からではわからないが、滝は2段となっており、上段の滝は落差20メートル、下段の滝(写真で見えている部分)の滝の落差は約33メートルという。
この年、水量が少なくて滝を落ちる水も少なかった。
滝の裏は歩けるようになっているので、歩いて対岸へと行きます。
滝のところに置かれている像。どうも土家族の祖先の在りし姿の様子らしい。
天然のトンネルのようになっており、滝を間近から見ることができる。
水量は少ないといえども、水しぶきがすごくて濡れてしまうほどだ。
もう一本の滝も見える。
芙蓉鎮の下流方向を眺める。
滝をぐるっと回ってきた。対岸へとやってきた。
さて滝を左手に階段を上っていきます。
崖に緑色の字で“岸”と彫られている。隣ではお兄さんがひと休み中。
階段を上りきるとにぎやかな場所へとついた。
川沿いにある「長廊(Chángláng)」、つまりは長廊下を歩いてみます。
左手には川。
ゆっくりとした河の流れです。
天所には絵馬のようなものがかけられています。
ここではお父さんがお昼寝中。
長廊下を抜けると、芙蓉鎮のふ頭にたどり着きます。
芙蓉鎮のふ頭を上がると大きな門があります。門を入ります。
のどが渇きました。門のそばでは、緑豆沙を売っていたので頂きます。
出口方向へと進んでいきます。
通路を挟んで両脇には建物が並んでいる。
お土産屋さんがありますね。ここでは子どもむけにおもちゃや本を売っています。
石階段をとことこと上っていきます。
壁には「為人民服務(wèi rénmín fúwù)」の字を見ることができます。この建物は昔は行政の何かを取扱っていたのでしょうか?ちなみに、為人民服務とは毛沢東が発したスローガンの一つで“人民に奉仕せよ”という意味だ。
階段を上りますと、、、左手に銅柱を保管している建物に到着です。
この建物の中に、940年の楚国と土家族と和平を結んだ際に作成された銅柱が保管されている。この銅柱は通称「渓州銅柱(Xīzhōu tóngzhù)」と言われる。
建物のなかへと入ってきました。この建物はもともとは1931年イギリスの宣教師によって建てられた教会であったが、建国後、塩倉庫として接収された後、現在は民族博物館となっている。
こちらが渓州銅柱だ。長さは約3メートル。銅柱には約2600文字が刻まれている。
*渓州銅柱に関する説明はこちらから。中国の百度百科より。
小道を上っていきます。
この通りは「石板街(Shíbǎnjiē)」とよばれ、芙蓉鎮のなかでも賑やかなな通りで、青みがかった石が敷かれている。
こちらにも子どもちゃん用のおもちゃが置かれいます。
これはキツネのお面でしょうか??
人が増えてきました。にぎやかさが伝わってきます。
「観音閣(Guānyīngé)」。あっ、ここです!秦書田が初めて胡玉音の肩にそっと手をのせた場面ですよ!!
映画『芙蓉鎮』のこの場面です!!
奥の小さな小窓から出てきたのでしょうか?かなりの高さがあります。
なお、この観音堂では千手観音が祭られています。
引き続き、まっすぐ石板街を出口方向へと進みます。
子どもちゃんがチョークで書いたものでしょうか??
通り沿いには、このように民宿もあったりする。
こちらは干し肉を燻製にしたもの。味は美味しいんですけども、私は食べると食あたりとなりまして。。。
こちらではお酒を売っています。お酒の良い香がします。
あっ、この曲がりカーブ、見覚えがあります!
建物の感じは当時とちょっと異なる様子ですが、李国香もニセ左派として雨のなか立たされた場所です。
さてと、この曲がり角を過ぎますと…
見えました!故玉音の米豆腐店の撮影地です。たくさんの人でにぎわっています。
お店はこの特徴的な牌坊のとなりにある。
看板には「劉暁慶米豆腐店(Líu Xiāoqìng mǐdoùfu diàn)」と書かれている。
米豆腐店はこんな感じだ。
こちらは映画『芙蓉鎮』で胡玉音を演じた劉暁慶だ。
*劉暁慶さんに関する説明はこちらwikipediaさんより。
習近平さんもこのお店に来て米豆腐を食されたようだ。
こんな感じに具が入れ準備されており、あとは米豆腐をよそるだけ。
こちらは「咸米豆腐(xián mǐdòufu)」、一杯10元(約200円)だ。“咸”とはしょっぱい味という意味だ。この黒い山菜と豚肉がしょっぱめの味となっている。だが、米豆腐じたいには味を感じない。
欲張って、こちらは「氷甜米豆腐(bīng tián mǐdòufu)」。こちらも一杯10元だ。黒糖の味で冷たく甘めだ。
米豆腐を食べていると雨が降ってきた。
劉暁慶米豆腐店をあとにする。
雨が強くなってきた。天気予報は曇りだったのに…
壁にはスローガンが書かれていたようだ。なんて読むんだろう??
こちらにもスローガン「百年大計 教育為本(nǎinián dàjì jiāoyǔ wèi běn)」とある。百年の大計は教育にあるという意味。
さてと、、、
芙蓉鎮・その⑦ 〜芙蓉鎮巡り・パート3〜はここまで。
一寝入りしたあと、あの名場面の建物へ行きます。
つづく。