訪問先 芙蓉鎮(Fúróng zhèn)その⑥ 〜芙蓉鎮巡り・パート2〜
訪問日 2022年7月17日(日)
芙蓉鎮(ふようちん)だが、1987年中国で公開された映画『芙蓉鎮』のロケ地。時代は文化大革命前後。架空の村・芙蓉鎮で生き抜いた一人の女性の物語。そのロケ地が現在、観光地化されている。
“芙蓉鎮巡り・パート2”の始まりです。
では行ってみましょう!
●道順の確認です。
パート2では赤線の道順に沿って進む。
この日はとっても蒸し暑い。まず「緑豆沙(lǜdòushā)」を飲んで水分補給だ。緑豆からつくる飲み物だが、味は小豆に似ている。
ちなみに、日本で売られているモヤシの原料として使われているそうだ。
*緑豆(りょくとう)に関するwikipediaさんによる説明はこちら。
さてさて、、、
対岸へとを繋ぐ橋「土王橋(Tǔwángqiáo)」
さてと、階段を下り土王橋を渡り対岸へと行ってみます。
土王橋の橋のたもと。立派な構えだー。
橋の両端にはベンチがあり、たくさんの人が座っています。かつての土家族の王もこの橋で休憩をとっていたそうだ。
土王橋から川を眺める。この川は芙蓉鎮を分けている。なお、こちらは上流側。
同じく土王橋から川を眺める。なお、こちらは下流側。
橋の上部だが、とっても解放感がある作りだ。
対岸へとやってきた。振り返るとこんな感じで、立派な風格を感じる。
橋の対面に見えるお土産屋さん。
この道を道なり進みます。
手前にはお酒がうられており、後ろには土家族の女性の民族衣装が置かれている。
ここはお茶屋さんだ。軒下には茶葉が並べられている。
道なりまっすぐ進むと左側の壁に絵が描かれている。
説明書きはなかったのが、土家族が牛を使い粉を挽く様子だろうか。
これはお餅をついているのだろうか?その右の石臼で米豆腐を作っているのかな??
道なり進むと左手に広場が見えてきました。
広場からは芙蓉院を一望することができます。
一方、滝の下流には大きな川。滝から流れおちた水はこの大きな川へと合流する。
さてと、先ほどの道をまっすぐ進みます、左右に銅像が見えます。銅像をみてみます。
こちらは「科洞毛人(Kēdòng máorén)」という名前の土家族の伝説上の英雄の像。全身黒い毛に覆われ、力強く、狩りにも長けていたそうだ。
こちらも「努力嘎巴(Nǚli gābā)」という土家族の伝説上の人物で、こちらも怪力。科洞毛人の友達でもあったそうだ。
二人の像とお別れして、さらにまっすぐ進みます。
ちょっと進み振りかえると風流な感じの風景が見えます。
芙蓉鎮の端の一つ「翼南広場(Yìnán guǎngchǎng)」。尋ねたときはこのゲートは閉ざされていた。このゲートの前は広場となっており、かつて土家族の王が客人をここで出迎え、民族の踊りである擺手舞で客人をもてなしたという場所だ。
これ以上進んでも何もないので引き返します。
先ほどの青い壁の壁画のところだ。
下る道を発見。「跳岩(tiàoyán)」へ向かってみます。
石階段を下っていきます。
見えました、跳岩(=飛び石)です。ここは滝の上にあり、川に置かれた石を歩いて対岸へと進みます。
では石をポンポンと渡って対岸へ渡ってみます。
動画も入れます。コケないように気を付けてと…
対岸へとやってきた。
対岸からは水が落ちるところを見ることができる。
もう一度飛び石を渡って対岸へもどります。
来た道を一旦もどります。
左はさっき下ってきた階段。ここでは右側の「土王行宮(Tǔwáng xínggōng)」へ進んでいきます。
土王行宮は、土家族の王の住まいの場所のようだがそれらしい場所は見当たらない。ともかく道なり歩いていきます。
大きな黄色い花が咲いている。なんとなくキュウリの花が大きくなったような感じの植物かな?
目の前には喫茶店が見えてた。ここから滝を眺めることができるようだ。でもここへは入らず。。。
ここを右に行けば滝のほうだが、私は「懸崖桟道(xuányá zhàndào)」のほうへとまっすぐ進んでみたく思います。なお懸崖とは日本語で“断崖”という意味だ。
崖に沿って作られた一本道を進んでいきます。
崖に「楚蜀通津(chǔ Shǔ tōng jīn)」と彫られている。芙蓉鎮は、楚国(今の湖北や湖南省)と蜀(四川や重慶)とを結ぶ河川の港が置かれていたそうだ。かつて港は“津”と言われた。それ故、楚蜀通津と崖に彫られてる。なお、この題字は明代の文人・唐寅の字だそうだ。
*唐寅を初めて知りました。wikipediaさんの説明はこちらから。
目の前は滝から流れてきた川が大きな川へと合流するところだ。この大きな河は「酉水(Yǒushǔi)(ゆうすい)」と呼ばれる河だ。
*酉水は、沅河へに合流して、その後洞庭湖を経て長江に至る。wikipediaさんの説明はこちらから。
一本道をひたすら進むと観光船の船着き場にたどり着く。尚、目の前の河は酉水だ。
写真右手が芙蓉鎮から流れてくる川で、酉水との合流地点。
映画『芙蓉鎮』のひと場面。労働刑が終わり芙蓉鎮に帰ってくる秦書田。彼もこの酉水を眺めたのかな??
さてと、、、
来た道を戻ります。
隣は断崖絶壁だ。この道を歩く観光客は非常に少ない。だが、芙蓉鎮の全体の写真を撮るはお勧めだ。
ここを左に曲がれば、芙蓉鎮の滝のほうへと繋がる。行きましょう。
左にまがると東屋が。そして、見える船は土砂運搬船のようだ。
芙蓉鎮の滝が見えてきました!!
さらに滝のほうへと進みます。
石階段の途中にある絵。これは何でしょう?鳳凰でしょうか??
芙蓉鎮・その⑥ 〜芙蓉鎮巡り・パート2〜はここまで。
次は滝をくぐり、米豆腐を食べます。
つづく。