万寿宝塔 (湖北省荊州市) | 【中国旅行家】momonga-travelのブログ

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旅するモモンガさんの「旅行日記」と「気まぐれ日記」

中国に8年間住んでいたのサラリーマンのモモンガさん。
当時、休日はバックパッカーとなり中国各地への気晴らし旅行。

自称「モモンガ・トラベル China Branch」を経営ということで…

万寿宝塔(Wànshòubǎo tǎ)
訪問日 2022年5月22日(日)
 
万寿宝塔だが、万寿園内にある仏塔だ。明代の諸藩の一つ・遼(当時の荊州のこと。遼寧や遼朝とは無関係)を治めた王の朱憲㸅(しゅ・けんしつ)の母は、明朝12代皇帝・嘉靖帝の長寿を願うために仏塔の建設を命じた。明代嘉靖二十七(1548)年に着工、4年後の嘉靖三十一(1552)年に竣工。500年近い歴史がある塔だ。
 
 
では行ってみましょう!
 
 
張飛一担土からのシェアーバイク

張飛一担土からシェアーバイクに乗ってやってきた。走行距離は4.5キロ、4元(80円)を支払う。

 

万寿宝塔 万寿園 入口

万寿宝塔がある万寿園の入り口だ。

 

万寿宝塔 万寿園 入口 碑

入り口の右手にある碑。2006年に中国重点文物保護に認定されたとある。

 

万寿宝塔 万寿園 見取り図

万寿園内の見取り図。わかりにくいが、地図右側より入り、左へと進むと仏塔がある。

 

万寿宝塔 万寿園 庭園

万寿園へ入るとちょっとした庭園となっている。まっすく進みます。

 

万寿宝塔 万寿園 八仙門

入り口から真っすぐ進んだ先にある八仙門。

 

万寿宝塔 万寿園 八仙門 荊州十首

八仙門の右に建てられている碑。碑には宋代・蘇軾の『荊州十首』の一節の詩が彫られている。最後に“戊辰”とあるので、1988年に建てられたのかな??

 

なお、碑に彫られている『荊州十首』は次の通り。

沙頭煙漠漠、来往厭喧卑。野市分獐閙、官帆過渡遅。

遊人多問卜、倫叟尽携亀。日暮江天静、無人唱楚辞。

*この詩の解説したかったが、良い情報が見つからず…。

 

 

万寿宝塔 万寿園 八仙門 沙頭
また八仙門の左には、宋代・陸遊の『沙頭』の詩が彫られ建てられている。最後に“丙寅”(ひのえのとら)と彫られているから1986年に建てられたのかな??

 

なお『沙頭』の詩は以下の通り。

遊子行癒遠、沙頭遭暮秋。孫劉鼎足地、荊益犬牙州。

鼓角風雲惨、江湖日夜浮。此生応哀哀、高枕看東流。

*この詩の解説したかったが、良い情報が見つからず…。

 

 

さてさて、、、

 

万寿宝塔 万寿園 照壁

八仙門を抜ける照壁が経っている。この裏手に万寿宝塔がたっているが、左手の小道を進みます。

 

万寿宝塔 万寿園 長廊下 長江

小道を進むと長廊下が見えます。長廊下の左側には…??

 

万寿宝塔 万寿園 長廊下 長江

長廊下の左側に見える大きな川は長江だ。奥には荊州長江大橋が見える。

 

万寿宝塔 万寿園 観音磯 長江

長廊下を進んだ先にある観音磯。南宋時代、この辺りに観音寺という寺院があったことから観音磯という名前が付けられた。

 

万寿宝塔 万寿園 観音磯 天下第一磯 長江

観音磯の碑の裏側には「天下第一磯」と彫られ、数多くの国家指導者が観音磯を訪れては、治水戦略を定めたという旨が彫られている。

 

万寿宝塔 万寿園 観音磯 天下第一磯 長江

観音磯から長江を眺める人たち。

 

万寿宝塔 万寿園 観音磯 天下第一磯 長江 三角点

また観音磯の碑のそばに二等三角点が設置されている。これを壊したら三年以下の実刑になると説明がある。

 

万寿宝塔 万寿園 観音磯 亭

では万寿宝塔がある方向へと進みます。

 

万寿宝塔 万寿園 亭

手前には亭、亭の後に万寿宝塔がの先が見ます。

 

万寿宝塔 万寿園 観音磯 亭 碑 98年 洪水

亭内には、1998年の長江洪水の救援作業で殉職した35名の名前が彫られた碑が収められている。

 

万寿宝塔 万寿園

こちらが万寿宝塔だ。八画七層の塔だ。でも六層しか見えないぞ…。

 

万寿宝塔 万寿園 チケット

塔は外からも見えるが、そばでみるには拝観料が必要だ。拝観料は10元(200円)だ。

 

万寿宝塔 万寿園 チケット

こちらは拝観券の裏側。裏側には万寿宝塔の説明書きがある。

 

万寿宝塔 万寿園

さて塔へと進みます。塔の下層部分は地下に隠れています。

 

万寿宝塔 万寿園

万寿宝塔だが、何百年もの時間を経た結果、長江によって運ばれた土砂が堆積。仏塔の下層部は地面よりも低くなってしまった。

 

万寿宝塔 万寿園

仏塔の下層部から仏塔を見上げます。

 

万寿宝塔 万寿園 レリーフ

仏塔には様々なレリーフがはめ込まれています。

 

万寿宝塔 万寿園 力士

仏塔の底の角では力士が仏塔を支えています。

 

万寿宝塔 万寿園

仏塔の周囲を一周しました。仏塔内へと入りたく思います。

 

万寿宝塔 万寿園 阿弥陀仏

仏塔の下層部には阿弥陀仏が安置されています。

 

仏塔内を上ることができる。

しかし、上がってみようと思った矢先、この下層部の狭さなのか何なのか分からないが、気持ち悪くなってしまい更に進む気になれず引き返すことに…。

 

万寿宝塔 万寿園

仏塔をでると雨が降って来ました。天気予報は曇りでしたので、傘は持ち合わせていませんでした。

 

 

これで荊州の旅行は終わり。