荊州玄妙観(湖北省荊州市) | 【中国旅行家】momonga-travelのブログ

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旅するモモンガさんの「旅行日記」と「気まぐれ日記」

中国に8年間住んでいたのサラリーマンのモモンガさん。
当時、休日はバックパッカーとなり中国各地への気晴らし旅行。

自称「モモンガ・トラベル China Branch」を経営ということで…

荊州玄妙観(Jīngzhōu xuánmiàoguān)

訪問日 2022年5月21日(土)

 

荊州玄妙観だが、道教のお寺(道観)で唐代開元年間(713~741年)に建立されたという。この道観の名前だが、道教の玄学思想から来ており、その起源は『老子』にある之又玄、衆之門」(玄のまた玄は、衆妙の門なり)からとられている。尚、その意味を説明しだすと一つの論文になってしますので省略します。

 

 

では行ってみましょう!

 

 

荊州 三義街

鉄女寺を出発、電動シェアバイクに乗って三義街を北上します。

 

荊州 三義街 拱極門 城壁

三義街を北上すると荊州城壁の城門・拱極門が見える。拱極門の手前を右へと曲がる。

 

荊州 赤兎馬

城壁に沿って進むと、赤兎馬の像が見える。

 

荊州 玄妙観

玄妙観」に到着。

 

荊州 玄妙観 説明書き

玄妙観の説明書きと見取り図。

 

荊州 玄妙観 チケット

玄妙観のチケットだ。チケット代は35元(約700円)だ。

 

荊州 玄妙観 チケット

チケットの裏面。よく見ると九老仙人景区となっている。

 

荊州 玄妙観 境内

玄妙観の境内。

 

荊州 玄妙観 許願井

参道左側にある「許願井(Xǔyuànjǐng)」。

明代嘉靖四十(1561)年、疫病が流行した際、玄妙観のお坊さんがこの井戸の水で薬を煎じて飲ませたことで、たくさんの人を救ったという。

 

荊州 玄妙観 碑林

碑林(bēilín)

なかでも右側の大きな碑は九老仙都宮記碑といわれ、元代至正三(1343)年、元朝第11代皇帝・順帝より賜った碑で、玄妙観の住職を第八仙から第九仙という高い位を授け、妙元観を九老仙都宮という名前に改めたという内容が彫られている。

 

荊州 玄妙観 境内

さて奥へと進みます。

 

荊州 玄妙観 玉皇閣

玉皇閣(Yùhuánggé)

もともと、道教の5体の神を祀っていた場所という。

 

荊州 玄妙観 玉皇閣

現在、玉皇閣には清代同治五(1866)年の寄進者の名前が彫られた碑がある。

 

荊州 玄妙観 玉皇閣

また玉皇閣内では、ちょうど書道の先生が自身の書を売っていた。

 

荊州 玄妙観 紫皇殿

玉皇閣の後ろにある本殿「紫皇殿(Cháihuángdiàn)」。

 

荊州 玄妙観 紫皇殿

ここも一段高い場所に建てられています。石階段を登ります。

 

荊州 玄妙観 紫皇殿 三天門

三天門」との額がはめ込まれている。

 

荊州 玄妙観 紫皇殿

正面に見えるのが「紫皇殿」だ。

 

荊州 玄妙観 紫皇殿

紫皇殿のなかだ。「えっ?がらんとしている。

 

荊州 玄妙観 紫皇殿

中央に3体の木彫りの像が安置されている。説明が正しければ、(左より)清霊宝天尊、玉清元始天尊、太清道徳天尊だ。私はこのような姿の像ははじめてお目にかかる。

 

荊州 玄妙観 紫皇殿

では紫皇殿をでます。

 

荊州 玄妙観 紫皇殿
紫皇殿は塀に囲まれている。屋根には神様が…

 

荊州 玄妙観 紫皇殿 鐘

鐘が置かれている。「大清国」とあるから清代のものだろう。

 

荊州 玄妙観 紫皇殿 三天門

では三天門を抜け石段を下っていきます。

 

荊州 玄妙観 九仙宮

つぎに来たのが「九仙宮(Jiǔxiāngōng)」。

 

荊州 玄妙観 九仙宮 唐洞雲

九仙宮には、唐洞雲の像が置かれている。唐洞雲は元朝第11代皇帝・順帝から第九仙の位を授けられた玄妙観の住職だ。

 

荊州 玄妙観 境内

奥に建物が見えるが、門が閉ざされ何の建物か分からず…。

 

荊州 玄妙観 境内

左側の矢印方向へ進みます。

 

玄妙観 荊州盆景園

大きな池へと出てきました。

 

玄妙観 荊州盆景園

池を囲む廊下が続いている。

 

玄妙観 荊州盆景園

こちらには異人の絵が掲げられていますね。

 

玄妙観 荊州盆景園

またこちらには書が掲げられています。

 

玄妙観 荊州盆景園

碑が立っており、もとは中国南北朝時代・梁朝第四代皇帝・元帝が造った庭園だという。

 

玄妙観 荊州盆景園

おっ、侘び寂びを感じるような風景です。

 

玄妙観 荊州盆景園

奥には石橋が見える。

 

玄妙観 荊州盆景園

玄妙観に併設されているこの庭だが、荊州盆景園(Jīngzhōu pénjǐngyuán)というそうだ。

 

玄妙観 荊州盆景園

では一周したので出口へと向かいます。

 

荊州 玄妙観 紫皇殿

紫皇殿が見えました。

 

荊州 玄妙観 境内

大きな樹木に世紀寿星壇と彫られた石が寄りかかっています。

 

荊州 玄妙観 境内

では玄妙観を後にします。

 

 

次には関帝廟へと行きます。

 

つづく。