原題:『The Black Honeymoon』

著者:コニス・リトル(Conyth Little)

出版社:東京創元社

出版日:2010年3月26日

評価:★★★☆☆



【あらすじ】

たった五日間の恋愛期間で中尉のイアンと結婚した看護師のミリエル。

ハネムーン代わりに担当患者で、イアンのおじでもあるリチャードの邸宅に滞在することになった。

だが、おばのバイオレットと使用人しかいないはずの屋敷には、イアンのおじのベンソン一家が押しかけていた。

贅沢のあまり自宅が差し押さえられ、ここに転がりこんだという。

ひと癖もふた癖もある人たちと生活する羽目になり、イアンの求婚に裏があることを知らされたうえ、なんとリチャードが急死してしまい・・・。










著者のリトル は、コンスタンス(Constance)とグウィネス(Gwenyth)の姉妹作家で、原書では、二人の連名となってます。



前作『夜ふかし屋敷のしのび足』 でもそうだったけど、何だかはすっぱな感じの主人公が面白いのよね。



本作の主人公ミリエルは、前作のカリー程ではないけど!



なんてったって、責任感の強い、有能な看護師だもんね!!



次は、一体どんな主人公が登場するのか楽しみ~♪






The Black Honeymoon



夜ふかし屋敷のしのび足 (創元推理文庫)




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著者:大崎梢

出版社:東京創元社

出版日:2010年3月12日

評価:★★★☆☆



【あらすじ】

しっかり者の杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵が働くのは、駅ビルの六階にあるごくごく普通の書店・成風堂。

同一書籍に四件の取り寄せ依頼。

ところが連絡を入れると、四人が四人ともそんな注文はした覚えがないと・・・。

「ファンの正体を見破れる店員のいる店で、サイン会を開きたい」――若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に、名乗りを上げた成風堂だが・・・。

杏子と多絵のコンビが、成風堂を舞台にさまざまな謎に取り組んでいく。

元書店員ならではの鋭くもあたたかい目線で描かれた、本格書店ミステリ。

<成風堂シリーズ>短編集第二弾!










短編集としては第二弾ですが、「成風堂シリーズ」 としては、第三弾ですかね。



今回は、第二編の『君と語る永遠』が一番好きかな。



ヒロキくん同様、父親を早くに病気で亡くした私は、こーいうのには弱いんだよなぁ・・・。



ついね、ウルッときちゃうんですよ・・・。






配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)



晩夏に捧ぐ (成風堂書店事件メモ(出張編)) (創元推理文庫)




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原題:『SECRET AGENT GIRL』

著者:ローズマリー・マーティン(Rosemary Martin)

出版社:東京創元社

出版日:2010年3月12日

評価:★★★★★



【あらすじ】

大好きなブラッドリーが老舗のトイショップの経営者になった。

当然秘書室長ベベも一緒だ。

ところがおもちゃ店という夢いっぱいの職場だというのに、ベベの気分は下降気味。

ぐっと近づいたかに思えたブラッドリーとの関係は元のビジネスライクなものに戻ってしまうし、店の人気キャラクターであるピエロにはセクハラされる。

果ては店じゅうの嫌われものだったピエロが殺され、今度はなんとベベ自身が容疑者に。

過保護気味のブラッドリーの心配をよそに、変人揃いのトイショップでのベベの捜査が始まる。

スイートなミステリ三部作めでたく完結!










大好きな「ベベ・ベネット」 シリーズも、ついに完結しちゃいました。



これでもうベベに会えなくなっちゃうかと思うと、寂しいわぁ~。



愛しのブラッドリーとのハッピーエンドは、喜ばしいかぎりなんですけどネ。



まぁ、二人が結ばれるっつーのは、最初っから分かってましたけど!



それでも、「ああ~ん、もうっ!!じれったいわねぇ~!!」とニヤニヤしながら読むのが楽しかったのよぉ~。



奥様&ママになったベベが活躍するミステリも、読んでみたぁ~い!と思っちゃったりもしますが、ん~、やっぱりここで終わらせるのがいいのかもね。



ベベ、スイートで楽しい時間をありがとう!ヤア・ヤア・ヤア!!






Secret Agent Girl: A Murder A-Go-Go Mystery



ベベ・ベネット、死体を発見 (創元推理文庫)



ベベ・ベネット、モデルと張り合う (創元推理文庫)




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