原題:『Pussyfoot』

著者:キャロル・ネルソン・ダグラス(Carole Nelson Douglas)

出版社:ランダムハウス講談社

出版日:2010年3月10日

評価:★★★☆☆



【あらすじ】

一週間後に催されるストリッパーのコンテスト。

踊り子たちは夢をつかむため、美しい演技に磨きをかけていた。

ところが晴れ舞台を前に楽屋で次々と死体が発見される。

月曜に一人、火曜に一人・・・。

これは童謡になぞらえた殺人!?

広報担当のテンプルは、半裸の出演者たちに戸惑いながらも聞き込みを開始。

一方、愛しい猫との再会を殺人犯に邪魔された黒猫ルーイもまた、犯人を追うことに。

好評シリーズ第二弾。










「黒猫ルーイ」 シリーズ第二弾。



原題の「Pussyfoot」とは、「猫のように忍び足で歩く」という意味だそうな。



なるほど。



ところで、読んでる最中、主人公テンプルの住環境が、なーんかどっかで読んだ気がすんなぁ~と思ってたけど、エレイン・ヴィエッツ 「崖っぷちお仕事」 シリーズに出てくる、主人公ヘレンが住む下宿と感じが似てんのね・・・。



って、気のせい・・・?



今回テンプルは、元カレ、マックスのせいでかなり痛い目に遭わされちゃいますが、次回はどーなっちゃうんでしょーか?



邦訳第三弾は、10月刊行予定です。






Pussyfoot: A Midnight Louie Mystery (Midnight Louie Mysteries)



黒猫ルーイ、名探偵になる (ランダムハウス講談社文庫)




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原題:『DEJA DEAD』

著者:キャスリーン・レイクス(Kathleen Reichs)

出版社:角川書店

出版日:2001年1月25日

評価:★★★★



【あらすじ】

・上巻

休暇直前に、仕事の呼び出しを受けた法人類学者のテンペ・ブレナン。

テンペは白骨死体や腐乱死体の識別にあたる骨鑑定の専門家だ。

今回、神学校の敷地で発見された死体は、四肢と頭部を切断されていた。

すぐにテンペの頭に一年前のケースが鮮やかに蘇ってきた。

若い女性の死体。頭部切断。四肢切断・・・。

これは連続殺人なのか?



・下巻

被害者はみな女性。

体を裂かれ、手首が切り落とされている。

連続殺人ではないかという指摘に一向に耳を貸さない刑事たちに業を煮やし、テンペは自分で捜査を始めてしまう。

けれどそれが、悪夢の幕開けだった。

調査を手伝っている親友・ギャビーをつけ回す奇妙な男、そしてテンペ自身にも恐怖の影が・・・。










「法人類学者テンペランス・ブレナン」シリーズ第1弾です。



米テレビドラマ『BONES―骨は語る―』 の原案と言われている本シリーズですが、はっきり言って、主人公の名前と職業以外、ドラマとの共通点は皆無だと思います。



第一、本シリーズの舞台はカナダだしね。



なので、フランス語は頻繁に出てきても、FBIなんて出てきません。



主人公テンペにしても、本書のテンペは既婚者(但し、夫とは別居中)で大学生の娘もいます。



ドラマ版 テンペの様に、浮世離れした性格だったり、銃をぶっ放す・・・ということもありません。



なので、ドラマ版 の様な、ちょっとおもしろおかしい掛け合いなんかを期待して読むと、かなり肩透かしをくらうことになるかも。



それ故、ドラマ版 の「原作」ではなく、「原案」とされているのでしょうが、ここまでまるっきり違うんだったら、あえて「原案」なんて言う必要もないんじゃないか・・・?と思ってみたり・・・。



最初から全く別物と思って読んだ方が、すんなり入り込めるんじゃなかろうか・・・。(^ω^;)



まぁ、それは置いといて、著者自身が法人類学者なだけあって、専門分野に関する描写等は非常に詳しく描かれており、リアリティに溢れ、パトリシア・コーンウェル にハマったあたし的には、かなり面白かったです。



ただね・・・。



正直、舞台となっているカナダってお国がいまいちピンとこないうえに、登場人物に何だか魅力がない・・・。



結構ウジウジしちゃってる主人公のテンペを始め、刑事達にも、読んでいてイラッとさせられることはあっても、あんまり魅力を感じないのよネ・・・。



う~ん、シリーズ化されていることだし、今後そこら辺がどう変わってくるのかに期待したいところですね・・・と言いつつ、やっぱり「ドラマ版 の方が断然面白いわよねぇ~!!」と思っちゃうのは、致し方あるまい。(´皿`●)





日々コレ読書三昧 ―活字中毒発症中の巻―-DEJA DEAD
Deja Dead (Temperance Brennan Novels)



死の序列



骨と歌う女 (講談社文庫)



ボーンズ―命の残骸が放つ真実



BONES ―骨は語る― DVDコレクターズBOX1




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著者:赤川次郎

出版社:集英社

出版日:2009年9月25日

評価:★★★☆☆



【あらすじ】

大手観光バス会社をリストラされ、超弱小<すずめバス>に再就職したバスガイド町田藍。

彼女には幽霊が見える特殊な能力があった。

それを利用した「怪奇ツアー」は大当たり。

今回は、「終着駅」という名の駅のホームで男が女を絞め殺す事件が起こる。

早速、社長は「愛の終着駅ツアー」を企画するが・・・。










子供の頃によく読んでいた赤川次郎 作品ですが、未だにこの「怪異名所巡り」 シリーズと、「幽霊」 シリーズ、 「三姉妹探偵団」 シリーズ、「花園学園女子高生トリオ」 シリーズだけは、欠かさず読んでおります。



ミステリーとしてはかな~り薄っぺらですが、どれもサクッと読めちゃうし、おまけに退屈しないしで、暇つぶしにはもってこい!な読み物だと思っております。



って、あんまり褒めてないって・・・?(^ω^;)



いやいや、この読みやすさがいいんですヨ。






神隠し三人娘―怪異名所巡り (集英社文庫)



その女の名は魔女―怪異名所巡り〈2〉 (集英社文庫)




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