『蜜蜂と遠雷』(恩田陸 著)
ずっと読みたいと思いながらなかなか手を出せずにいた『蜜蜂と遠雷』をやっと読み終えました。
ただでさえ分厚いのに、更には二段構成の大ボリューム…
恩田陸さんは好きな作家さんで、過去にも数回記事で取り上げさせていただいています。
『夜のピクニック』は2005年、『蜜蜂と遠雷』は2017年の本屋大賞にも選ばれています。
『蜜蜂と遠雷』は2017年から読みたくて、文庫本になったら買おうかなと思っていたのですが、いざ文庫化されると上下巻で、それでも上下巻とも結構なボリューム…。
時間がある時に読もうと思ってそのままになっていました。
今回図書館で見つけて、「今こそ!」と手に取りました。
以下、本レビューです。
物語は芳ヶ江国際ピアノコンクールに参加する四名のコンテスタントを軸に描かれます。
一人目は亡き巨匠が推薦状とともに送り出した謎の少年。
二人目は過去にピアニストとして名を馳せるも母の死とともに表舞台から姿を消していた少女。
三人目は「王子様」と呼ばれるラテンの血が混ざる混血の少年。
四人目は社会人として働き、家庭も持っている青年。
それぞれのコンテスタントと、コンテスタントを取り巻くひと達の心情を描きながら物語は進みます。
恩田陸さんの魅力は人間心理を描くのがうまく、登場人物が生き生きと動いているところ、印象的なフレーズが小説に散りばめられているところだと思います。
『蜜蜂と遠雷』でもその魅力が遺憾無く発揮されていました。
私はクラシックを聴かないので、正直どれだけこの小説を楽しめるかなと思っていました。
けれど、曲の紹介がさりげなくされており、音の表現が豊かで、コンクール会場にいるような臨場感を味わうことができました。
視点が度々変わるのですが、一人一人の心理描写が巧みなので、それぞれに感情移入しながら読み進めることができました。
私は物語を読む時、その世界観に浸りたいので一気に読み通します。
けれど『蜜蜂と遠雷』は情報量が多いため、その読み方ができませんでした。
でも、場面場面が印象的なので記憶に残り、間が空いてもすっと物語の世界に戻っていくことができました。
この物語に引き込む力は恩田陸さんならではだな、と思います。
大きなスケールで繰り広げられた物語がどのように締めくくられるのか、残り頁が少なくなるにつれ期待と、最後が尻切れトンボのようになってしまう作品もあるので少しの不安を抱きながら読んだのですが、静かな、綺麗な終わり方でした。
久しぶりに物語の世界に入り込む、没頭した読書を楽しむことができました。
音楽ができるひとは良いなあ、と思います。
『四月は君の嘘』や『のだめカンタービレ』も音が聴こえてくるような作品で、両作品を読んだ時にも同様に思いました。
『蜜蜂と遠雷』は、クラシックを聴かれる方やピアノをされている方は更に楽しめる作品だと思いますが、門外漢の私でも楽しめる作品でした。
宜しければ読んでみられてください
↑色々あって迷うけど、ハンバーグをいつも頼んでしまう…。
↑ピーナッツバタートーストがイチオシです!!
手作りのプリンアラモード♡
外観は普通の一軒家で最初戸惑うのですが、入ると素敵な空間が広がっています。
居心地良くて美味しくて、お気に入りのお店です
ランチした後は近くのショッピングモールをウロウロして、歩き疲れたので休憩。
久しぶりにタピオカを飲みました
私は黒糖ミルクティー、お友達はマンゴーをセレクトしました。
娘が小5からのお付き合いで、お互い高校2年生。
中学は違ったので、会うのはいつぶりだろう…。それぞれの近況を報告し合いました。
お友達のおうちは3人きょうだいなので、下のお子さんの様子も聞いたり、仕事の話をしたり、話題が尽きませんでした。
同い年なのですが、3人の子育てをしながらフルタイムで働いて、更には休みの日もアクティブに活動して…
いつお会いしても精神的に安定していて、バランス感覚に尊敬の念を覚えます。
私も仕事を再開してもお友達のように…、とは言いませんが、半分くらいのパワーはあるようにしたいなあ、と思いました。
そして昨日は、なんだか一日ダラダラと過ごしていました。
転職への不安が込み上げてきて、今の自分の気持ちをノートに書き出しました。
24日の記事で、楽しみ半分、不安半分と書いたのですが、昨日グダグダした一日を過ごしていて、「このグダグダタイムもなくなるんだなあ…」、「なくなって大丈夫なのか…?」という気持ちを書いて消化していました。
今は余裕をもって作れている娘のお弁当も時間との戦いになるんだろうな…。
(自分の分のお弁当も作って持っていく予定です。自分のは娘のより更にやっつけになると思いますが…)
娘のお弁当、ふりかけを嫌がるのでご飯に何も彩りを加えられず寂しい仕上がりだなあ、と思っているところに、こちらを発見
【5月25日のお弁当】
私も味見をしましたが、無味無臭…。
本当に彩りのためだけです。
娘からストップがかかるまでは雑穀米と交互に試そうと思います。
【5月26日のお弁当】
昨日書き出したのが良かったのか、本の世界に浸れたのが良かったのか、今は不安は和らいでいます。
復職前の気持ちを書いた記事が思いがけず沢山読んでいただけまして…。
たくさんのいいね、やコメントに(勝手に)エールをいただいているような気持ちになっております。
ありがとうございます
復職まであと5日。
ダラダラし過ぎず、あげ過ぎず、良い感じに気持ちをもっていけるようにしたいと思います。
週末ですね。
皆さま何かご予定を立てておられるでしょうか?
楽しい一日をお過ごしください
それでは、また