大どろぼうホッツェンプロッツ
(プロイスラー 作   中村浩三 訳)



おはようございます
不登校について考えすぎて疲れたのか、昨日もソファで撃沈…、でしたショック

今日はちょっと気分を変えて、児童文学のご紹介ですニコニコ

「大どろぼうホッツェンプロッツ」は、小さい頃図書館で繰り返し借りて読んだ作品です。
ドイツの児童文学作家であるオトフリート・プロイスラーの書いた作品で、三部作です。

「緑の小道」さんを訪れたときに、お店で購入しました。

緑の小道さんでお話し会に参加させていただいたときの記事です↓


「大どろぼうホッツェンプロッツ」は、カスパールとゼッペルという二人の少年が大どろぼうホッツェンプロッツに盗まれたコーヒーひきを取り戻す奮戦が描かれた物語です。

魔法使いや妖精なども登場し、ファンタジーの要素もある作品です。

悪者に二人がどう立ち向かっていくか、手に汗を握りながら読む冒険譚でもあります。


大どろぼうホッツェンプロッツは、腰に7本の刀をさし、連日新聞を騒がせているどろぼうです。

カスパールとゼッペルが工夫して作った、コーヒーを挽くと音楽が流れるコーヒーひきでコーヒーを挽いていると、大どろぼうホッツェンプロッツが現れて、おばあさんを脅してコーヒー挽きを奪っていきます。

おばあさんは、九百九十九数えたら助けを呼んでいいと言われ、数を数えたのちに悲鳴をあげて失神してしまいます。

カスパールとゼッペルは、おばあさんのためにコーヒーひきを取り戻そうと、大どろぼうホッツェンプロッツのアジトを知るためにある仕掛けをします。



途中までは成功するのですが、大どろぼうホッツェンプロッツに仕掛けがばれて、二人とも捕まってしまいます。

そこから二人が悪者に立ち向かっていく様子が知恵と勇気に溢れていて、再読しましたが色褪せず楽しい物語でした。

ドイツの風習や食べ物などが描かれて、それもまた興味深かったです。

読み継がれていく物語はやはり魅力に溢れているな、と思いました。



皆さんは、幼い頃読んで思い出に残っている作品はありますか?

私は大どろぼうホッツェンプロッツの他に、スウェーデンの児童文学作家であるリンドグレーン作品に夢中になりました。


「長靴下のピッピ」、「やかまし村のこどもたち」、「屋根の上のカールソン」シリーズ化されているこれらの作品が特にお気に入りでした。

今はネットでなんでも調べられるし、海外のイベントや雑貨、お菓子なども簡単に手に入りますが、私が幼い頃は違いました。

リンドグレーンの作品を通して初めてイースターといった海外の風習に触れたり、それを楽しむこどもたちの様子が生き生きと描かれて、食べたこともないお菓子が登場するのに心踊り、想像することが楽しかったです。

以前に、「チョコレートケーキと魔法使い」という本の記事も書きました。

30年以上前に読んだ作品なのに覚えているのは、その時に感じた胸の高鳴りとか、読んで心が温かくなった幸せな気持ちとともに、心の大切な場所にしまわれているからかな、と思います。



日本の作家さんでは、「ぐりとぐら」が有名な、中川李枝子さんの「いやいやえん」が印象に残っています。

中川李枝子さんのエッセイを以前記事にしました。
https://ameblo.jp/momomotokazu/entry-12400194679.html


黒柳徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」も、私にとって大切な場所にしまわれている作品です。
過去記事をみたら、やはり同じように続けて紹介していましたねウシシ

「窓ぎわのトットちゃん」は有名なので、蛇足の説明になるかもしれませんが…。

黒柳徹子さんの自伝のような作品で、学校に適応できず通っていた小学校を「退学」させられてしまった幼い黒柳徹子さん(トットちゃん)が、トモエ学園という学校で楽しい毎日を送る様子が描かれています。

「こんな学校があったらいいのにな」と幼い私は思い、娘も読んで、「こんな学校だったら行きたいのに」と言った作品です。

トモエ学園は、今のフリースクールにあたる学校かな、と思います。



今、娘の中学入学に向けて、色々揺れているのですが…、色々考えて思ったのが、何のために考えているんだろう?という、そもそも論。

小学校の間は学校に行かなくてもいいや、という風にある意味割り切っていて、「所属する場所」はあるので、ある意味安定しているんだな、と気付きました。

面倒だな、って思いながら毎日毎日お休み連絡をするのも、先生と「すみません」って言いながら話すのも、娘が所属する証ではあるのです。

色々不満に近いことを書いたりもしていますが、そこはやはり感謝しないといけないな、と改めて思いました


4月からは必然的に新しい環境になるので予想がつかないし、私も不安に感じていたんだよな、と気付いて、先回り色々考えるのも、「娘のため」というよりは、「自分のため」だよな、と思ったりして…。


でも、その先回りを通して、色々な方とお話しするという経験は、自分自身の不安な気持ちの表出だったり、知らないことを知れるという意味では良かったな、と思います

自分が思いつく限りのことはやったので、それに満足したのもあるのかもしれません。

考えるのに疲れたし、考えるのは一旦おやすみしようかな、と思います

その分、本を読んだり、娘と楽しむ時間にしたいな、と…ニコニコ
とはいえ、自然に気持ちが湧いてくることはあると思うので、その時は記事にさせてください…



こちらの二冊を参考に、まずは児童文学を読んで癒されようかな、と思いますおねがい



そして、物理的に癒されてくるために今からエステに行ってきます
パートなので、休みが沢山あって有難い…☆
今の私にとって、いいペースだなあ、と思いますニコニコ


それでは、またニコニコ音譜音譜