胃癌と診断されて3ヶ月後のCT検査 | 胃がん末期の闘病記

胃がん末期の闘病記

2022年4月末に胃癌が発覚。「早期に癌を切除すれば大丈夫ですよ」と先生から言われ安堵していたのも束の間、肝臓転移が判り手術不可能で抗癌剤治療しか方法がないと一転。抗癌剤以外の可能性を求める。2023年3月「胃癌が確認出来なくなっています」と言われる迄に。

2022年7月5日ですが、2022年4月28日に、主治医から「何もしなければ余命3ヶ月」と言われてから、約3ヶ月になろうとしている時期です。

今日は、CT検査を受ける為に、主人と一緒に少し早めに自宅を出てSK病院へ向いました。

病院に着きますと、待合室は相変わらず、診察を待つ患者さん達で混雑していました。

私は、受付で手続きを済ませ、「今日もどれだけ待たされるのだろう?」と思いつつ、空いている席を見つけて主人と座り、時間を持て余し始めました。

私は、私と主人の前を通り過ぎる患者さんを1人1人それとなく眺める様になりました。

 

何人が通り過ぎたかは分かりませんが、「同じ様に癌を患っていらっしゃるのか?それとも他の病気で来院されていらっしゃるのか?」と、無意識に気に掛けている事に気が付きました。

また、1人1人の顔ぶれから、病気というのは年齢に関わらず降り掛かって来るものなのだと、改めて実感していました。

待たされる事は分かっていたので、どれくらい時間が経過したかを予測しようとも思っておらず、どれ位経ったかは分かりませんでしたが、かなりの時間が経過した後に私の診察の順番が来て、主人と診察室へ入って行ました。

主治医に診察をして頂き、CT検査をする事になりました。

その時の主治医は、胃の中の癌の腫瘍が気になっていた様ですが、出血などを考慮して胃カメラに対しては消極的になっていたと記憶しております。

その後、CTを撮る為に造影剤を入れる訳ですが、1回目は針が上手く入りませんでした。

上手な看護士に変わり、2回目でやっと針を入れる事が出来て、CT撮影の準備が出来ました。

それから暫くして、CTの台に乗り検査を受けました。

造影剤の副作用で身体に異変があるといけませんので、1~2時間程度は待機しなくてはなりませんでした。

その待機時間も時間を持て余すしかないのですが、ゴールが決まっているだけ気分が楽でした。

CT検査の結果は、来週の12日(2022年7月12日)という事になりました。

待機が終わり帰宅となりました。

外来での診察は、病人にとって肉体的にも精神的にも、とても辛い1日となります。

一緒に付き添ってくれた主人も同様に辛い1日だったみたいです。

家に帰り、お互いベッドにへたり込み、夕食まで休んでしまう有様でした。