現役ナース もものブログ

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親愛なるSORAさんへ

>soraさん

ずっと悔しいときもやる気があってと書かれていますが その時の心境を思い出せますか?

いや 思い出さなくていいのですが

おそらく 他人と比べていたのではないでしょうか?

人は 頑張った分だけ報酬を得ようとします。

それを正当な報酬だと思うのですが

その正当な基準はどこから判断しますか?

それも他人と比べる 他人を評価することから始まりますよね。

要するに 比べれば比べるだけ悔しい思いをする。

今 何不自由なく暮らせてるのに 

満たされているのに 感謝とは程遠い心境 それが悔しさや後悔ではないでしょうか?

私は詭弁を書いてるつもりはなく

求めれば求めるだけ 離れていくことを経験しています。

だから求めたりはしない。

金銭面しかり 

生活全般についても できる限り執着を捨てようとしています。


病気をして優しくなれたのに

いつしか 執着の塊になったのでは もと戻りになってしまいますよ。

会社の雇用形態は存じませんが 笑顔で黙々と働いて感謝できるようになったsoraさんが 

その感謝の気持ちが本物かどうか 

何者かに試されているのではないでしょうか?


何者かというのは守護霊のことですが

soraさんの書いたシナリオが忠実に実践できるように あえてその状況を作ってくれたようです。

そこで 愚痴・不平不満を一言も言わないのもシナリオ。

当然 私が返コメしているのもシナリオなのでしょう。

コメントだと1000文字までと制限があるみたいなので

記事にしました。


ところで ありがとうを唱えるの さぼってませんか?

言う言わないは自由ですが 起きる現象に対して説明を聞かなくても感謝できる。

それが ありがとうという言霊の奇跡です。

もう一度書きますが

較べる・競う・争う。


この3つの想念は 自己から一切排除してください。

また お子さんにこの3つを向けると

折角芽吹いたものを 摘むことになります。


涙が止まらないのは 脳が極端なストレスを浴びたから。

けれど 泣くだけ泣けばリセットできるのだから

切り替えて楽しいことだけに注目する癖をつけてください。


ありがとうは言った回数。

気持ちはこもってなくても言った回数だけ

また言いたくなるような現象が起きます。

投げかけたものは いつも倍返し。

2倍になって返ってきます。

何を投げかけるかは よくよくお考えください。


明日より一定期間ネット環境にないため

返事できないかも知れませんが

私の仲間であるsoraさんが 今の今 まさに

ステージが一つアップする瞬間だと感じています。

ありがとうございました。
(^_^)


$現役ナース もものブログ-桃の木にルリビタキ


桃の木にルリビタキ (桃の木はまだ つぼみです)

芽吹く

春楽しみなこと ブログネタ:春楽しみなこと 参加中
本文はここから

理事長と日本人医師との約束

それを果たせたのは意外に早かったみたいです。

年越しの 年末年始 

常勤の医師は正月休みを取ります。

その年の 年末年始の五日間に 

彼は 連夜当直を買って出たのでした。


来る前から 噂が立っていて スーパードクターが応援に来るとか

スマトラ沖地震で救難医療を経験していたとか・・・

ただ そんな噂も根も葉もないことではなく 事実だったそうです。


ここまで書くと 日本人医師が誰であるかはお分かりだと思います。

彼は国連の医師として従事し お正月休みで帰国して

昼間は 独り息子と存分に遊んで 夕方 理事長の施設に出向き

夜勤を手伝っていたそうです。

夜勤医師は 彼一人

入院患者103名と 救急患者十数名を毎晩診ていました。

消灯前には 全館詰所をラウンドしてはナースに 

今患者さんで困ったことはないかと

尋ねていたそうです。

そして必要なら 夜中であっても診察を。


診療の腕前は 噂通りだったとのことで

スタッフにも敬語で応対し 

処置の最中には 解剖生理学的な事を

ナースにレッスンしていたそうです。

当時の様子を知るナースは少ないのですが 

何かの折 伝説のように語り継がれています。


元旦の未明に 救急搬送された患者様は 慢性硬膜下血腫。

ただちに 穿頭血腫吸引術が 施行され

理事長が様子見に来たころには 他の患者を診ていたそうです。

丁寧かつ迅速な施しは 関わったものでさえ 心地よくしていたそうです。


5日間の夜勤を終えて 御手当てを受け取らなかったそうです。

実は その事が私の身に 幸運をもたらしたのかもしれません。


お気づきの通りで この医師は 私の兄の事です。

兄が手当てを受け取らないから 渡航する際の餞別として

理事長夫人の手から兄に渡されたそうです。 


その中には 小切手があったのですが そのまま書留で返送されてきたそうです。

ただ 手紙の中に 

自分は国際公務員なので受け取れません。

今回は インドでお世話になった恩返しのつもりでした。

でも よしんば あなた様のご厚意に甘えることができるのなら

この春 ナースになる妹を 貴院で雇っていただけないでしょうか?


そんな文面だったそうです。


これは とても幸運なことだと思います。

兄の働きで 私は 就職する前から芽吹いていたのですから。


そして これまでの記事文面は 理事長夫人の口から出てきた言葉と

弟の渡航で 兄に相談していた時の話をつなぎ合わせたものです。


それと 理事長夫人の気遣いで

正月のスーパードクターの妹であることは

今の今まで ずっと内緒にされてきました。


今日付けで 長期休業に入った私です。

今私の手元には 二通の餞別があります。

一つは私宛

そしてもう一つは・・・・


兄の実の息子の名前が書かれています。


お別れの時 夫人から ちょっぴり皮肉を言われました。


私はね 借りは絶対返す主義なの。

血を分けた息子さんに渡すのなら あなたの兄も文句ないでしょうね。

それと貴女

いくら受持ち患者だといっても 退院の時にハグを強要してたでしょ?

普段でも メディカルチェックと称して 患者をさわりまくり。

お陰で その患者がみんな来なくなったのよ。

みんなみんな 元気になってしまったので

外来で もうからないじゃない。

まぁ なが~い目で見れば 社会貢献なんでしょうがね。



夫人は 笑みを浮かべながらそう言われたのですが

瞳はかすかに潤んでいたような気がします。


3月9日 語呂合わせで サンキューの日。

奇しくも この ももブロを綴り始めて

今日で丁度 1000日目。

1日も欠かさず更新してきました。


この 感謝の日を 一区切りとして

また 渡航の準備と新生活に集中したいので

しばらくの間 ブログ活動をお休みさせてください。

コメントに必ず返事することは 私自身が決めたこと。

だから それ以外のブログ活動はお休みにします。

また 落ち着いたら再開したいと思います。


皆様にとって 少しは役立ったももブロであったことを信じ

また 皆様の生活に 芽吹くものがあることを願いつつ

しばしのお別れとさせてください。


ありがとうございました。 



$現役ナース もものブログ-芽吹く

サイババと40人の天使たち

バイト体験談 ブログネタ:バイト体験談 参加中
本文はここから


理事長による 縫合処置は目を見張るものがあり

大腿部だけではなく 頭部に損傷がないかなど丹念に診察されたそうです。

傍で見ていた 青い目のナースから 思わず Brain surgeon! の叫び声。


そうなんです。

正真正銘の脳外科医です。

手術件数は大学病院に勝るとも劣らず・・・


ただ 理事長にしてみれば 過去経験したことのないぐらい綺麗な仕上がりだったとのこと。

あとで気づいたのは 現場の心地良い緊張感のせいかもしれないということでした。

患者 誰一人不安げな表情をしてないことも不思議

ここにきて 手伝うことは決まっていたのかという 運命的な事も感じていたそうです。


ともあれ 無事に全ての患者の診察を終えることができました。

日本人医師は 「先生が来てくれなかったら 日没に間に合わなかったでしょう。

まだ夕刻 それにしてもお腹すきましたね。」


丁度その頃 屋外で車の修理を見守っていた ご友人が戻ってこられました。

手を尽くしたけど 車は動かないとの事で・・・

「あぁ それなら私に 宿泊先まで送らせてください。

そのぐらいでは お礼にもなりませんが そこで

夕食をご馳走させてください。」


「ありがとうございます。助かりました。」

「いや たぶん先生も 私にいろいろ聞きたいことあるような気がしまして・・・」笑


車中での会話は 談笑混じり。

その中でも アガスティアの葉のこと

そして サイババのことが特異的な事でした。

日本人医師は あくまでも私見として語ります。


アガスティアの葉は 劣化したものもあり 正確に読み取れるのは

40万枚前後と聞いています。

予言者アガスティアは その生涯をかけて その葉に文字を刻みましたが

当然 その葉が 世に役立つ時期を知った上でそうしたのだと思います。


世界の観光客の数からすれば ほんのわずか

それは 関心を強く抱いても 何らかの事情で訪れることができない

言い換えれば 訪れる者として あらかじめ決まった人数だけ作られたものなのでしょう。


普通に考えれば 生年月日と没年月日 それと配偶者の名前や身内の名前などを言い当てられ

驚嘆するのですが さほど動揺されないというのも特徴的です。


その場その時は 動揺しても やがて来た意味の分かるようになるみたいです。

人生の計画や覚悟ができるのですから。


また ある程度裕福な方しか来ない。

これは その人が 現在ないし未来において 社会的に有益な立場にあって

人や社会に貢献できるからこそ書いたのでしょう。

つまり 書かれた台本に合わせて 俳優が生まれてきたことになるみたいですね。


サイババについては トリックだとかインチキだとか悪評ありますが

実際に会ってお話をすると そういう悪しき気配はありません。

愛にあふれているのではなく 愛の塊である神々の意思や手技を

彼の体を通して 実践されているだけだと思います。


いわば 神気のパイプ役であって 

日常生活でも 傲慢さや偉ぶるようなことをしてはいないようです。



彼にハグされたり 触れられたりすると病気がたちまち治るというのは・・・


それは 潜在意識の中で 触れたら治るというのと 実際に彼の体を通して

神気が降りて来ているからでしょう。

まぁ 私見であって推論がっつりしてますが

私のようにあちこちで患者を診ていて 言葉も意思も通じないのに

患者が満足して帰るのをみると どうも私だけの力でこうなってるのではないと

思うことがよくあります。

患者にしてみれば 白衣を着ている人間が微笑むと

いや 微笑むだけで安心するみたいです。 

反対に 眉間にしわを寄せて困った顔すると二度と来ないのも経験しています。

子供も含めて 彼らは信頼を寄せて 安心を得る。

そんな簡単な仕組みがあるのに なかなか気づかないみたいで

おおざっぱに言えば 世の中も そして宇宙もシンプルなのに

私たちが複雑に受け取って 悩んだり悪戦苦闘してるみたいですね。




わかります。でも 過酷な労働条件だと思われたことはないですか?


正直 駆け出しの頃はそうでした。

壁にぶつかったり 精神的にも参ってた時期もありました。

しかし ある時衝撃的な光景を目にしたのです。

以来 生き方が変わりました。



それは?


子供たちが 木登りをして 茎でロープ作って遊んでいたのです。

ターザンごっことでもいうのでしょうか。

子供たちは 今目の前にあるもので 楽しさを見つけ出して

工夫をして創作してたのです。

にもかかわらず 当時 私はあれが足りない これが足りないと

不平不満ばかり言っていた。

体が壊れるのは そういう愚痴や泣き言からくるのだと悟ったのです。


あっ サイババに話し戻しますね。

彼のような能力というか 体験は私たちにもあるような気がします。



ほほう それは嬉しいことですね。


ただ 難関医学部を突破して

他人と競い合って 我武者羅に努力してきた医師には

一番遠いことなのかもしれません。



あぁ わかるような気がします。

他人の評価を気にして勉強してきたし

働いてきましたからね。



その通りです。

ただ救いは ナースの存在です。

看護師は患者の立場でものを考えるし

親身にもなれる。

そして何より 私たち医師の数十倍患者に接しています。



かないませんね。 では そういうナースを養成すべきなのでしょうか?


わかりません。

ただ 確かなことは 実際そういうナース

すなわち 患者に触れたり ハグしたりで

薬を使わずして 病気が治っているのを 幾度となく目の当たりにしてきました。

仮に 病気や致命的な外傷が治らないにしても ナースの手によって

安らかな死を迎えることができているという事実。



ほんとそうですね。そういうナースがたくさん育ってほしいです。

40人ぐらい・・・・



えっ どうして40人だと?


サイババと40人の天使 ですね。(笑)



そうこうしてる間に 宿泊ホテルに到着です。

丁度その時 日本人医師に急患の連絡があり

そこでお別れすることになりました。


先生 いつの日か その話の続き 

日本で聞かせてください。



というと?


帰国された時 うちの施設に遊びに来てください。

あっ もちろん常勤で勤められてもかまいませんよ。大歓迎です。



ありがとうございます。 不謹慎かもしれませんが

一度 脳外科手術を まじまじとみてみたいと思ってました。

願ったりかなったりです。



約束しましたよ。

そう言って 見送る時に理事長は ふと思いました。


今日は 今の自分に 欠けているものを聞く羽目になった。


そして よしんば天使のようなナースが施設にいたとして

大きく飛躍できるし

もっと社会貢献できるかもと 期待に夢膨らませたのでした。


(つづく・・・次回最終回)




$現役ナース もものブログ-舞い降りる天使








ドクターズ・アイ

プラス思考?マイナス思考? ブログネタ:プラス思考?マイナス思考? 参加中

私はプラス思考派!

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プラス思考?マイナス思考?
  • プラス思考
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その日本人医師の要請を受けて 理事長は背広を脱ぎました。

すると 診療を介助していた 青い目のナースが 理事長に白衣を手渡したそうです。


「じゃ 早速。  それで先生 家内もナースですので手伝わせていいですよね。」

その理事長の言葉を聞くと 日本人医師は 診療の手を止めて

立ち上がって 夫人に向かい

「ありがたいことです。よろしくお願いします。」

そう言って 再び深々と 頭を下げ挨拶をしたそうです。


2人の医師が 肩を並べ 診察が再開しました。

そこは静かでした。

廊下で診察を待つ子供たちでさえ・・・

安心の気とでもいうのでしょうか?


小一時間の診療を終え 現地の女性がお茶を持ってこられました。

数分間のティータイムです。


理事長が 一言

「ところで 先生 何故私が医者であることが分かったのですか。」


その質問に笑みを浮かべて

「はい 先生方ご夫婦は ここに入ってきたときに 患者を見る目が違ってました。 

普通なら眉をひそめる光景なのに

奥様だって 患者の視線まで腰を落とされて・・・・

そういう 包み込むような眼差しをされていたのに気づきました。」



「そうなんですか。 でも 妻が私を見る目は 時々険しいですがね。 」(笑)


「国籍 人種 風俗習慣は違っても 医業が目指すところは同じような気がします。

それに あなた様が心ある人かどうかぐらい 見抜くぐらいの修行はしてきたつもりですから。」



「ほう それはどんな感じがするのでしょうか?」


「そうですね 逢った瞬間 仲間であるという直感ですね。」


「なかま・・・良い言葉ですね。」

数分でしたが 3人の談笑が続きました。


「ところで さっきから気になってたのですが

奥の担架で寝ている患者 そのままで良いのですか?」



「あぁ 大腿部の裂傷の患者で 先生が来る前にバイポーラで止血しまして

今 鎮静かけて寝ています。

縫合はまだですが・・・」



「では 私がしましょう。」

理事長は そう言って 青い目のナースに

Suture disposal と指示したのでした。


(つづく・・・)



$現役ナース もものブログ-縫合

アガスティアの葉

あなたは素直?あまのじゃく? ブログネタ:あなたは素直?あまのじゃく? 参加中

私は素直派!

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あなたは素直?あまのじゃく?
  • 素直
  • あまのじゃく

気になる投票結果は!?



病院経営が順調になりだしたころ 理事長夫妻は

慰安と後学を兼ねて 海外旅行に出向かれています。

インド アガスティアの葉 ツアーということでした。

ツアーといっても 信頼できる友人夫婦と同行したものでした。

ご友人は アガスティアの葉を見に行くのは 二度目だったそうです。


聞くところによると アガスティアの葉には 訪れた本人の前世と今世の生年月日

未来の出来事 今世での死亡年月日が 書かれているということです。

紀元前3000年に 聖者アガスティアが予言した

個人の情報が その葉っぱに書いてあるそうです。

そして 関心あるというより 行く羽目になったという形で その地を訪れることが

古来よりわかっていたそうです。


理事長にしてみれば 後継者を探すきっかけにしたいという気持ちがあったそうですが

夫人にしてみれば それは娘の問題だと反論されていたそうです。

ともあれ 自分の葉を探し出して 4人が皆 自分の将来を知ることができたそうです。


昼下がり 帰路宿泊先のホテルに向かう車中 4人は 複雑な心境になったそうです。

未来を知って 寿命を知って・・・・


そのさ中 車がエンジントラブルを起こし 近くの小さな町で 休憩を取ることになったそうです。

修理には 2時間ほどらしく・・・ 


広場がある場所の一角で 行列ができているが目に留まりました。

よく見ると 診療所らしき建物。


丁度良かったと お手洗いを借りようと 4人はその建物の中に・・・

通路は 大人と子供でごった返してました。

診察室の前を通りがかると 診療に付く独りの医師を見ることができたそうです。

その時 理事長と目が合って 互いにしばしの沈黙・・・

でも すぐに 観光客だと分かったのでしょう。

What is the emergency?


理事長が いいえ と答えたのを聞くと 微笑みながら

トイレは突き当りですからと案内をしてくれたそうです。

用を済ませて そこを立ち去ろうとしたとき

また 目があいました。


「大変失礼ですが お医者様ですよね? 

ここは見ての通りの状況です。

今日 私の相方が急病で 私一人で診ています。

よかったら 手伝っていただけないでしょうか?

無理を承知でお願いします。」 
そう言って 深々と頭を下げて頼みこまれたそうです。


(つづく・・)


$現役ナース もものブログ-アガスティアの葉

雇用契約

春に新調したいもの ブログネタ:春に新調したいもの 参加中
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前回記事 の続きです。

年が明けて 弟の意思を兄に伝えました。

すると 予期していた様子で喜んでいました。

あと2週間 気持ちが変わらないなら 渡航の準備をするから心配ないよ。

とのことでした。

私にしても 今の職場に 退職の意思を伝えなくてはいけません。


その日が来ました。

この事は 家族以外 誰にも相談しておらず

全てを打ち明けようと思っていました。


終礼を終えて カバンから退職願を取り出そうとした瞬間

後ろに立っていた女性に その封書を奪われたのです。

理事長夫人でした。


「おっと 間に合った。これは私が預かるわ。いいよね? 着替えたら自宅に来なさい。」

何が何なのかわからないまま 理事長宅に。

リビングの食卓に座らされ 夫人と向き合いました。まるで 面接試験のようでした。


理事長の愛娘と同い年ということもあって 可愛がっていただいたし

よく呼び出されてきた私ですが

さすがに その日だけは 緊張を拭えなかったのです。

「今から 私が言うことに口答えしないで はい とだけいいなさい。

いい?」


「は はい。」

その場に立たされて 身体検査が始まりました。

検査というより 着ている服を触りまくられ サイズも計られました。


「じゃ ついて来て」

そう言われ 寝室に案内されました。

クロゼットから ワンピースなど4・5着取り出され

ベッドの上に並べて・・・

全て新品です。 タグも付いてました。


「もう少し温かくなったら着れるよね。 貴女にあげるから 向うに持っていきなさい。」


「えっ! 向う?」

「兄さんと暮すのでしょ?」

返事する言葉すら思い浮かびませんでした。


かねてより 地獄耳であることは知ってましたが

どこでどう 話が伝わったのかが 気になりました。


「あはは 何で知ってるのかって顏してるよ。それはそうと 大事なことが一つ。」

「はい。」

「これから言うことは 理事長も了解してるので 撤回できません。

えとね 今後退職願・退職届は受理しません。明後日までに休職願いを書いてきなさい。

あ そうだ 今ここで書きなさい。」



夫人は いつも淡々と誰にでも話してこられ 一見冷たいような気がするけど

いつも熟慮の上で告げられているということを 私は知っています。

だから 言われたとおり 安心して休職願いを その食卓で書きました。

「弟さんが卒業した日から 一年間は休職扱いにします。

だから 退職金は出しません。ケチと思われたくないので 相応の餞別を私が出します。

保険料も年金も・・・事務長に命じておくから。帰国するのが決まったら連絡する事。

旅費も荷物代も全て支給するから。これは

私と貴女の 雇用契約にします。」


帰国して 職場復帰するのに 他の施設をとは考えないにしても

まるで 迎賓扱いなのには驚きです。


口をぽかんと開けて 頭の中でよく整理できない私を見て

可哀そうに思ったのか

昔 海外旅行をしたときに 偶然出会った

一人の日本人医師の話をしてくれました。


(つづく・・・)



$現役ナース もものブログ-国連医師

3月4日に投稿したなう


#photo 夜明けの虚構
3/4 20:21




$現役ナース もものブログ-夜明けの虚構

脳の神秘

あなたのやる気スイッチは? ブログネタ:あなたのやる気スイッチは? 参加中
本文はここから

人の脳には 未だ解明されてない部分があって

そうなるということは わかっていても

理論的に説明できないことがあるみたいです。


昨年あった 看護の症例研究発表

地区で催されたものですが

選出のスタッフ 皆 当初はやる気なかったみたいです。

嫌々やってて 上手くまとまることはありません。


それでまず そういう機会を貰えたことに感謝して

選んでくれた人に感謝して 笑顔で振る舞っていました。

でも 私一人では何もできないことから

学会の経験ある先輩ナースや専門医に意見を請うことにしたのです。


不思議なことに 想ってもみなかった展開になり

いろんな気付きや学びを得ることができました。


単にプラス思考でそうなったと言うのではなく

何者かの支援があったようにも感じたのです。

こういう経験は 幾度となく身の上に起きています。

また 私に限ったことではないようにも思えるのです。


人の脳は 混乱を避けようとする習性があるようです。

出来ないものとあきらめるのも その習性がある所以でしょう。

だとすれば 研究発表をまだ取り組んでいる時から

盛会や無事達成できたことに感謝してみるのは どういうことでしょうか?

まだ 起きてないことに感謝したということは

混乱を起こしていることになります。


諦めと言う否定的な混乱とは少し意味合いが違う 肯定的な混乱のようです。

不思議なことに 肯定的な混乱を与えてセットすれば

後は自分の脳が勝手に解決してくれます。

もしかすると 前世や過去世の経験や学びを駆使して

解決に導いてくれているのかもしれません。


だから もともと 競い合ったり 較べたり

必要以上の努力は 要らないのかもしれません。

経験ある人に 教えを請うということが

正当な努力のような気がします。

このように 脳は 本人がやる気があろうとなかろうと

混乱を回避したり 解決に導いてくれるようです。


昨年12月 この研究発表を終えた日

いつになく充足できた気分になりました。

そして その夜と翌日の夜 同じ夢をみたのです。

弟の本当の母親が 異母兄弟の兄が 働く現場まで連れて行ってくれた夢です。

ご存知の方もいるのですが この母親は 弟を出産し まもなく他界しています。

義姉は何も語ることなく終始 私に向かい微笑んでくれました。

弟を 我が子を 大事に育ててくれてありがとう

そう言ってるようにも見えました。

何とも不思議な夢でした。


それで その意味が分かったのは 3日目の夜でした。

「中学卒業したら お父さんと暮したい。」 弟の言葉でした。

あぁ この事かと思いました。

それは 思いつきで出た言葉ではなく 弟の本心であって

変わらないことを確かめながら 今日まで 準備をしてきました。


年が明けて 弟の心境に変化があったようです。

異国の生活で 言葉の問題

未知なる生活習慣・・・・

父親と二人暮らしとなると 寂しいというのが本音の様子でした。


私にとっても 寂しくなります。

それで いつ切り出すか 迷っていたのですが

「向うの生活に慣れるまで 私が付いていっちゃおうかなぁ。」

なんて言葉を投げかけてみると

弟の眼には 大粒の涙が・・・・


弟にしても 私にしても

全ては この世に生まれる前に書いたシナリオの通り。

だから 全てを受け入れる気持ちにさえなれば

恐れることも 悩むこともない。

それを あらためて感じました。


2夜連続の 姉の案内の夢は

これから変わる新生活を示唆するものだったのです。



$現役ナース もものブログ-ルイ・ジャンモ『魂の飛翔』

3月2日に投稿したなう

3月1日に投稿したなう


#photo ほろ酔い以上 泥酔未満
3/1 23:21




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