滋賀県守山市のショッピングセンター、ピエリ守山の中に開設され、100種以上の動物が展示されている屋内動物園「めっちゃさわれる動物園」。

 

この動物園については、過去記事をご参照ください。

 

ショッピングモールにライオン?!ピエリ守山の「めっちゃ触れる動物園」がめっちゃストレスそう。。

 

 

ここの飼育環境について、最近もツイッターで拡散されているのでご存じの方もいらっしゃるかと思います。

 

狭い飼育スペース、来園者との距離、動物の扱い方などについて問題が指摘されており、ライオンのリオン君が流血していて、ストレスのためかガラスに頭を叩きつけていたという報告も…

 

 

 

以下、ツイッターより。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、園長の堀井氏の移動動物園の状況についてです。

PEACEさんのYoutubeより。

 

めっちゃ狭すぎ… 移動動物園が動物たちに強いていること

 

 

 

2017/06/05 に公開

 

滋賀県にある移動動物園「堀井動物園」の、動物の扱い方がまたひとつ発覚。長時間の無人放置です。情報提供をいただきました。


週末やGWなど、次の日に移動動物園があると思われる日は、トラックに動物を積んで、駐車場に一晩おきっぱなし。きゅうくつな状態で、身動きが取れない、餌も水もない。1回だけではなく、何度も何度も、夜に動物が置かれているのを見たことがあるそうです。

【動画】
・屋根が低すぎてポニーの首が上がらない
・ヤギも何頭入っているのかわからないくらいぎゅうぎゅう詰め
・鳥(ハゲコウ、ペリカン)も高さがなく窮屈な状態、特にハゲコウは首が曲がっている状態

一晩置かれて、そのまま移動動物園の開催先までトラックで移動。日中は客にさわられ休めず、夜次の日移動があればそのまままたトラックで一晩中……

動物に苦痛を強いる移動動物園で学ぶ「命の大切さ」は、ホンモノですか?

【動物愛護法改正の署名にご協力ください】
輸送についての条文がない動物愛護法の改正を求めています。

http://animals-peace.net/animal_law/petition-for-animalwelfarelaw

 

 

 

~Youtubeからの転載以上~

 

 

堀井氏は、ピエリのライオンの怪我は檻のガラスの留め具に頭を引っ掛けてしまったことが原因と話し、園は十分に快適な施設で、動物たちは「幸せに暮らしている」という認識だとのこと。

 

前回の私の記事に、こちらでアルバイトをしているという方からコメントが入り、「動物たちのストレスは大きく、死ぬ動物もいる。そのため時間ごとに交代させたり、休憩をなどさせている。触れる分、子供たちが雑に扱うのが一番動物に負担が大きいので、見回りが大変」とのことでした。

 

堀井氏は動物が好きで、生き物に触れられる動物園を作るのが長年の夢だったそうです。

 

が、過去には搬送中の魚を路上に落としたり、二度の火災を出してヘビやベンガルトラ、マントヒヒなど多数の動物を焼死させたり、ヤマアラシが脱走する事故などを起こしているようです。またライオンは、ピエリ守山に移される前に堀井動物園の壊れかけの檻に入れられており、守山市からも飼育阻止の相談が県にあったほどだとか…。動物の管理体制にも問題があるようです。

 

本当に動物が好きで、動物のことを思っているならば、このような飼い方はできないのではと感じます。絶滅危惧種も含めこれだけの種類と数の動物に、それぞれに合った適切な環境を用意するのは簡単なことではなく、ましてや、ショッピングモールの中では…。

 

以前、中国のショッピングモールに併設された動物園が「世界で最も悲惨な動物園」として国際的な批判を浴び、精神状態が悪化したシロクマが一時的に両親のいる動物園に帰郷することになりましたが…

 

中国の「世界一かわいそうな」シロクマ、一時的に両親のいる動物園に帰郷

 

ここと変わらない気がします。

 

 

多くの方が情報を寄せたことで、滋賀県と守山市が6月5日に共同で立ち入り調査に入りましたが、「現状では問題がないと考えている」という結果だったそうです。

 

詳しくはこちら。ハフィントンポスト日本版より。

 

ピエリ守山でライオンが流血「生き地獄で本当にかわいそう」の指摘⇒運営側の認識は?【UPDATE】

 

 

 

PEACEさんによると、堀井氏の劣悪飼育問題は、長年行政が関わってきて埒があかない状態で、長年の滋賀県からの指導にも耳を貸してこなかったとのこと。

 

PEACEさんでは、県の動物保護管理センターへの通報、滋賀県知事へメール(「条例で最低限のスペースを決めてほしい、動物たちの譲渡先を探すよう命令を出してほしい」とお願い)のほか、家主のピエリから言われると、多少はこたえるようなのでピエリに苦情を寄せてほしい、としています。

 

ライオンについては、安全性だけではなく排水等他法令の問題もあり、滋賀県はピエリ守山以外の場所で堀井氏に飼養許可を出すつもりはなく、移動するとすれば県外しか選択肢がないそうです。

 

 

◆ピエリ守山

〒524-0192滋賀県守山市今浜町2620-5 ピエリ守山

TEL:077-584-1000

 

◆守山市長

http://www.city.moriyama.lg.jp/hisho/shi_tegamitoha_1.html

 

◆滋賀県知事

http://www.pref.shiga.lg.jp/chijishitsu/tegami.html

 

 

★関連記事 PEACEさん

 

特定外来生物違反で逮捕される人と、されない移動動物園!?

 

 

仮に閉園したとしても、動物たちの行き場がなくなることも心配なため、動物の種類を減らす、スタッフを増やす、ストレスの軽減、展示方法を改めるなどまずは環境を改善するよう園に働きかけることが必要、という意見や、このことを多くの人が知り、動物福祉について、動物たちとの関わり方について皆が考えることが大切、という意見もありました。

 

 

※追記

 

ピエリ守山のショッピングモール内動物園について、JAZAがステートメントを公表