おはようございます。
興奮の氷爆から一夜明けて、もうすでに記憶が薄らぎ始めているのが何とも切ないんですが、興奮はいまだ冷めやらず、
と同時にやはり1公演だけじゃあ物足らないもっと見たかったという飢餓感みたいなものがじわじわと湧いてきていて、
何ともわが身を持て余しております。
とにかくあと30分ほどでテレビ東京地上波始まりますので、果たしてどのような編集がされるのか?若干怖くもあるんですけど、
今の私にはちょうどいいリハビリになるかも。
ああ、でも記憶を上書きしたくないっていう気もするんですよね。
私は比較できないんですけど、複数公演ご覧になった方々によると楽公演が神回だったそうで、できるならそれを映像に残してほしかったなあ。
ま、このためにレイトチェックアウトできるホテルを予約したんだし、せっかくPCも借りたのですから、視聴しながら実況するつもり。
始まるまでにまだちょっと時間があるので、とりわけ記憶に残る印象的なシーンについて書いておきます。
まずはオープニング 冒頭はナレーションなしでレーザービームが飛び交う凝った照明とSF映画のクライマックス的な非常に重厚感あるサウンドのコラボレーションです。
後で知りましたが、この曲やっぱり「Valerian」というSF映画のサントラでした。これから何かとてつもないことが起こりそうな想像を掻き立てる壮大な曲で、ここからして私の好みど真ん中!早速お気に入りに入れました。
今日の帰りはこれを何度もリピすることになりそうです。
あ、でも結構長く使われていたので、オープニング曲はカットされちゃうかも。
たっぷり聴かせて気分が高揚してきたところで、スポットライト中央に立つのはマッシモ・スカリ氏。
マッシモ氏はアイスエクスプロージョンの重鎮というか、存在を軸として冒頭から最後まで一本線を引くような役割があったように見受けられました。
本来ならここはプロデューサーである高橋大輔氏が務めるべきであるという意見も見かけましたが、マッシモ氏を中心に据えたところが何とも大ちゃんらしいというか、決して謙遜というわけじゃなくて、彼のアイスダンスへのリスペクトの現れなんじゃないでしょうか?
今回のショーは自身をヒーローとして描くのではなく、大輔さん自身が見ている夢の世界を表現しているように思いました。
確かに眠っているときに見る夢は第三者的な立場から出てくる登場人物のやりとりを見てることが多いし、その主人公は自分が気になってる人であったり、あこがれている人だったり、
ま、私は大ちゃんの夢もしょっちゅう見てるんですけど、あの感じに似てるなあと思いましたね。
何かストーリーがあるわけではなく、次々と場面が展開されていって、感情を揺さぶられている感覚。
第二部オープニングからフィナーレまでシームレスに次々と演技が連なるさまはまさにとりとめのない夢のようで、
大ちゃんの心の中に入って心象風景を見てるような不思議な体験でした。
それぞれのもちプロを違和感なく繋げられたのは哉中ちゃんの曲編集が神!だったのもありますよね。
いやほんとプロ!!でした。
そして演技構成の強弱高低のバランスがものすごくいい。
スケーター一人一人の意識がすごく高いにも関わらず、チームワークが良くて、ソロもできれば、コーラスも歌える巧みな歌手みたい!!
と、始まりましたー!!
僕自身の思いを込めたアイスショー
僕のわがままにつきあってくれてありがとう みたいな
という大ちゃんの独白で始まりました。
アイスエクスプロージョン2023!
なるちゃんの大ちゃんへのインタビュー
「いつもとちょっと変わった演出、今回グループナンバーも多いし世界観を作ってる。
ソロナンバーを三年ぶりに滑るのでそれも楽しんでもらえたら」
●オープニング
あ、やはりオープニング曲はカット。マッシモ・スカリ氏の独演からスタートです。
なるちゃん「妖艶でエキゾチックでありながら切れのあるマッシモの世界観 今すごく堪能してます。」
アイスダンサーがソロで滑るっていえばシェイリーンですが、男性のソロを見たのは私は初めてかも。
コンパルソリをやってらした方の滑りは本当に心地よい。
●傀儡謡 陽炎は黄泉に待たむと
グループナンバーと各スケーターの紹介。
いやせめて100インチくらいの画面で見ないと会場の雰囲気は伝わりませんね(´;ω;`)ウゥゥ
今すぐ昨日にタイムスリップしたいー!
●荒川静香
サラブライトマンのこの曲で滑る姿は何度も見ているのですけど、今回は特に美しく青い照明に映えて妖精のようなしーちゃんでした。
星が輝く天空の舞。非現実感ありましたねえ。3Tも2Aも完璧
●村本哉中・高橋大輔 Love Goes
ええーーーここでいきなり第一部ラスト!!うわ、テレ東さん第二部ノンストップやる気ですか?
大ちゃんの表情が一段と柔らかく、とても良い。
なるちゃんも「表情がすがすがしい、見ていて気持ちよくなります」と
っとここでCM あちゃあ。
ここからグループナンバーへの流れの演出が面白かったんですけどねえ。
でも初日からとても雰囲気良く演じていらしたんですね。
●グループナンバー サンバーパンク
男性10人によるホワイトラビッツのダンス
この薄暗い照明の中で互いが接触せずに踊りまくるのはすごく技術が必要です。
会場で見ると大迫力でした。
●友野一希 MIYAVI
友野君爆走してましたよー!3Aが面白いように決まってて、めちゃくちゃ乗って滑ってました。
そりゃ終わったあと足が動かなくなるよねえ。これを一日2回、6公演すべりきった一希君のポテンシャルはやっぱすごいや。
全力疾走!まさに!
●友野君インタビュー 息を切らしつつ世界選手権への抱負を語ってらっしゃいました。
●グループナンバー4 What a wandaful world
大ちゃんとジェイソンのコラボ そこにマッシモも加わる大変贅沢なナンバーです。
あと3倍くらい時間を使って演じてほしかった。
これは到底語りつくせないのでまた改めて。
そこからの女性ダンサー2名と荒川さんが3人で女神のような舞を披露するのですが、ケイトリンはもちろん、かなだいのリンクメイトであるエイドリアンさんの滑りがまた際立って美しく、ギリシャ神話を体現しているようでした。
●三浦佳生 組曲
爆発っぷりは友野君に負けないというライバル心がまた若さの魅力ですね。今まで観た三浦佳生君の中で私はもっとも今回が気に入りました。ツイズルがめっちゃ早かった。惚れましたー!
●高橋大輔 ソロ Krone
うわーん、これも演技だけなんですね。その前の流れからイントロが聞こえてくるところでもう胸が突かれて、凄さまじい雰囲気だったんですよ。
●フィナーレ
2日目からカットされたナレーションが入っていますね。確かにこれは必要なかったなあ。
Kroneからの緊迫した雰囲気が途切れてしまってますね。
英断に拍手!
●大ちゃんインタビュー
参加スケーターへの感謝と世界選手権への抱負。
放映は以上でした。
あああ、覚悟してたとはいえ私にとっては大変残念感のある番組構成・・・・
泣くわこれは。
全体を通して一つのプログラムとなってるので、ここまでぶった切られると演出意図が全く伝わりませんね。
そしてグループナンバーの迫力はテレビ画面からはほとんどわからない。
ライブで見てものすごかっただけに映像の限界を感じてなんとも寂しい気持ちになっています。
でもだからこそ、現地で見る価値が生まれるわけで、これはフィギュアスケートだけじゃなくってあらゆる舞台芸術に共通するんでしょうね。
一期一会かあ。
これから私はパリオペラ座展を見に行くつもりですけど、いかに貴重で豪華なコレクションであったとしてもそれもまた「残り香」に過ぎない。
でもそこにも作品作りに情熱を傾けた人々の魂は宿っているはず。
アイスエクスプロージョンに参加したスケーターの皆さん自身が誰よりもこの作品の価値をわかっていらっしゃるし、また来たいとおっしゃってくださったことが今の慰めです。
いつか完全版も作ってくださると信じてますが、それまでにまた自分の記憶をできる限り掘り起こしつつ、まとめておきたいと思います。