みなさんこんばんは。
本日も読書の記錄です。



詳しい説明は初回の記録をどうぞご覧くださいね。







それでは、
改めてホームズを嗜む。
これよりは物語の内容を含むので、まっさらな気持ちでシャーロック・ホームズシリーズを読みたいという方は、まずは正典(コナン・ドイル、ConanのアナグラムでCanon)を読んでから以下を読み進めてくださいね。


















いいですか?












それでは、いきますよ。










今回改めて読んでいくのは「シャーロック・ホームズの冒険」から『青いガーネット/The Adventure of the Blue Carbuncle』である。




簡単なあらすじ。
クリスマスがすんだ二日目の朝、シャーロックの元へ季節の挨拶にと訪れたワトソン。
ガウンでソファにもたれ、傍らにはそれまで調べていたらしいくしゃくしゃの新聞紙の山、レンズとピンセット、そして古ぼけた山高帽子がある。
調査中だったシャーロックだが、ワトソンの訪問を喜びこの帽子がここへ来た経緯を話し始める。

守衛のピータースンが早朝仕事帰りに、偶然拾った紳士の山高帽子と一羽の鵞鳥。どんなささいな問題にも興味を示すシャーロックのところへどうしたものかと持ち込んだ。腐るといけないので鵞鳥は拾い主のピータースンが持ち帰り、帽子だけがシャーロックの元に残ったという訳である。
ワトソンに推理を促しつつ自身の推理を話して二人で考察していると、
そこへピータースンが慌てた様子で飛び込んでくる。
二人のささやかな推理遊びが、急に重大な、しかも犯罪に関係ありそうな方向へ展開し…。










今回のカギとなるのは、ひどく使い古した山高帽子と1匹の丸々太った鵞鳥。


帽子の流行りの型まで把握しているシャーロックはさすがだし、ヒュッと口笛をならす様子はなかなか想像に楽しく、
推理を促すも「わからない」というワトソンには『きみの目には何もかも見えている。(中略)…自信がないものだから、推論をくだす勇気がないんだ』と当たり前のように言うがシャーロックの感覚はなかなか常人が辿り着けるところではない。そんなこと言われちゃうワトソンがちょっぴり不憫である。




たちまち快活な人なつっこい態度に変わって客を迎えたり、ワトソンに素早く目配せをして肩をすくめたり、今回のシャーロックはお茶目さが増している気がする。
クリスマスの雰囲気ゆえなのか、その辺も読んでいて楽しい。





『こんな美しいおもちゃが、人を絞首台や牢獄へ送る役目をつとめふなんて、誰が想像できるだろう』
心に残る台詞である。



『人に分からないことをさぐり出すのが私の商売なんです』
色んな言い換えをさりげなく出来るシャーロックの語彙力が好きだ。





殺人がなく誰も死なない、比較的ほんわかした話で個人的には好きなお話。
文庫本の30ページ程しかないのだが、二転三転し先が読めず改めて面白かった。










今作のまとめ
・クリスマスの鵞鳥
・『人に分からないことをさぐり出すのが私の商売なんです』
・一番得をしたのはピータースン






やっぱり、ミステリーが好きだ。










追伸

前回のブログにコメントやいいね!ありがとうございます。
お化粧って楽しいですよね。
何事も楽しめるときにめいっぱい楽しんじゃおう!