進化ゲーム理論研究の師である、竹澤正哲先生と竹澤先生の師である亀田達也先生への感謝の辞 | 生命とは焔ーひーのたまゆらに揺れる糸仄かに霞む閨ーねやーの通い路

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和歌や詩の創作、小説の構想、性格学や進化ゲーム理論などの研究を掲載。

本当に優れた研究とは言われてみるまで気がつかないが、言われてみるとああそうか、と誰が考えても明らかな真理、そういう科学的真理を発見するのが優れた研究だと、北大文学部ロシア語学の浦井康男名誉教授はかつて仰っていた。

『進化ゲーム理論ー基本と神髄ー』の根幹を為す4戦略は、亀田達也教授の研究室で腕を磨いた竹澤正哲教授が、亀田先生と共同執筆された1999年の論文『所有と分配:共同分配規範の社会的発生基盤に関する進化ゲーム分析』の中で所有と分配の4戦略として示された、まさに浦井名誉教授の仰ったような優れた研究であり、『進化ゲーム理論ー基本と神髄ー』は所有と分配の4戦略からインスピレーションを得て、進化ゲーム理論の4戦略として再構築して執筆を行った論文書籍である。

指導教官として僕を導いてくださった師が安藤厚名誉教授であり、僕の文学研究と基礎研究の師が望月哲男名誉教授であるならば、進化ゲーム理論と人文科学の応用研究に於ける師が亀田達也教授と竹澤正哲教授であった。

師と仰いでおきながら、論文を読んでインスパイアされたのと、後年、電話とSNSでほんの少しやりとりさせていただいただけで直接御逢いした事は一度も無いが(それであの論文書籍を執筆してしまうところが僕の凄さといったらお叱りを受けそうだが《苦笑》)、亀田教授が東京大学で、竹澤教授が先生にとっても母校である北海道大学で教鞭を執ってくださっている事は日本と世界の進化ゲーム理論研究、人文科学研究に於ける希望であり僥倖であると言えるだろう。

僕が度重なる苦難に於いて死と絶望の淵に立たされながらも生かされているのは、きっと自分が人々にとって有用な論文を執筆し公開していたからであり、それは即ち亀田教授、竹澤教授のおかげであって、深く敬意と感謝を捧げている。

正式的 進化ゲームとその展開 認知科学の探究 | tevetamw.com さん