詩『煙草を持つ手が震えてる…』 | 生命とは焔ーひーのたまゆらに揺れる糸仄かに霞む閨ーねやーの通い路

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和歌や詩の創作、小説の構想、性格学や進化ゲーム理論などの研究を掲載。

煙草を持つ手が震えてる…
弓筆人

愛してる
人に誠を捧げつつ
ただ好きだとは
言えなくて
いろんな女に
手を出してれば
嫌われるのは
物の道理で
多情多恨に陥って
自らを信じられない

自分の弱さに怯える僕の

身をこわばらせ

カシャリカシャリと

灯をつけた
煙草を持つ手が
震えてる…

蒼き春

地獄の季節に

君を想いて…