先週の週末は松山英樹選手の好調もあって、全米オープンゴルフに釘付けになった。地上波での放送がなかったため、中継はもっぱらケーブルテレビ。
ところがご存じのようにケーブルテレビはとにかくCMが多い。しかもそのほとんどが通販商品のものなのだ。
今回はその通販商品に関するCMについてである。まとめるにあたってはウソや偽りがあってはいけないと、いくつかを録画して調べた。
長いCMの冒頭に出てくるのはたいてい男女ペアで、男性が商品やその紹介を大声で叫ぶ。私は大きな声を出されるのが苦手なせいもあって、あれがとても下品に映る。
彼らの後には決まって購入経験者らが現れ、商品にどれだけ効果があったかを語っていく。あまりにうさん臭くて聞いていられないのだが、中には表示された年齢にしては美しい女性やふさふさの髪をした男性に、それなら自分もと思う人もいるのかもしれない。
続けて観ていくうちに妙なことに気がついた。購入者とされた人物が、他の通販CMでも同様の立場で出ていたのだ。つまり彼らはいち消費者ではなく、通販CMのタレントだったのである。
日常的にご覧の方にとっては「そんなのふつう」なのだろうが、私には斬新かつ新鮮で思わず笑ってしまった。
（次回に続く）