家に残るもっとも古いパソコンはSonyの「VGN-FW73JGB」。vaioがまだ分社する前の時代の物だ。手に入れて15年も経つパソコンを未だに残しているのは、当時そのカッコよさにとても魅了されたから。同様の理由でmacbook proも処分できずにいる。「優れたデザインは時代を超える」。私もそう確信している。
自分が十代の頃はまだアップルに今ほどの人気はなく、むしろSonyがその ポジションにあった。さらに時代を遡ると、携帯型音楽プレーヤー「ウォー クマン」は流行の先端でありブームだった。
その後、個人的な感覚としてvaioは魅力で精神だった独創性や個性を失い、 FUJITSUやNECなどのメーカーに太刀打ちできなくなった印象がある。
「VGN-FW73JGB」はOSがWindows Vista、CPUはCore2Duo。購入してすぐにメモリーを4GBから8GBに、ハードディスクをSSDにしたが、肝心のCPUやグラフィックの能力の低さが今となってはいかんともし難い。
ただ、レトロ趣味の自分としては、「昔のSonyは決してゲーム機中心のメ ーカーではなく、こんなイケてるパソコンもつくっていたんだ」との思いか ら、できるだけ長く保管(動く状態で)しておきたいのである。