何ヶ月か前、ひょうんなところから12年前に購入したパソコンが顔を出した。いくらレトロ趣味とは言え、デジタル機器に古いメリットは考えられない。かと言って処分するのも簡単ではない。パソコンを無料で引き取ってくれるサービスは送料も負担してくれるし、いずれそこを利用しよう。そんなことを考えていたが、部屋の片づけが終わる頃にはもう頭から消えていた。
それが昨夜、友達とのLINEのやり取りから、「そう言えばお前、昨年だかに古いマックブックを復活させるとか言ってたけど、あれどうした?」と問われ、記憶からなくなっていたパソコンのことを思い出したのだった。
そこで思いついたのが、パーツ交換という無駄な遊び。そのパソコンは画面16.4inchと当時のソニーの中で最も大きく、CPUはi7、パームレストには差別化を図った素材が使われるなどハイエンド仕様。重厚感どころか重量もたっぷりである。
メモリーは購入時、Maxにしてあるので、やることはSSDへの変更とOSの再インストールだけ。SSDはレコーダーから外してあった物を使用し、Windowsは最新の11にした。(パソコンがインストール要件を満たさないのでレジストリを書き換えて)
作業が終わって電源を入れると、起動時間はおおよそ25秒と最新の自作PCとほとんど遜色ない速さ。そして、動画も滑るように映る。ネット専用として割り切って使えば十分なレベルだ。
もっとも試せただけで欲求は満たされたので実際に使うかどうか。何せ以前ここで紹介したマックブックも、パーツ交換はしたものの以降一度も使ってないのだから。