383.マイクを切った環境省らの理想の国はきっと・・・ |  雑想 What do you think of this? Hiro's weblog 

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#音楽とスポーツとガーデニングとアンティークが好きで、日常の出来事への思いなども自由気ままに綴っています。

今月1日に行われた熊本県水俣市の水俣病犠牲者、追悼慰霊式の後の懇談会で、患者団体が発言している最中に環境省の職員がマイクの音を切っていたことが明らかになった。参加者らは「同席した伊藤環境大臣も当然わかっていた」と話している。

多くの批判を受け、伊藤環境大臣は8日、団体代表らに「大変申し訳なく心からおわび申し上げたい」と謝罪した。

報道を聞いてまず思ったのは、「これは中国、北朝鮮、ロシアのやり口だな」だった。これらの国では方針に反対する者は容赦しないし、一人一人の考えや思いなどは抹殺される。

だから懇談会が中国のどこかの都市で開かれた話であれば、誰もが「いつものこと」と意に介さないし、露骨な手法を笑って済ませる。しかし、今回の出来事は日本なのだ。

 ひとつの理解として、あまり衆知されていないが、実は官僚には意外とこのような国を羨ましく思っている人が少なからずいることを知っておく必要がある。(ところが彼ら自身にその認識のないケースが多い)

 官僚も含めて国民には思想信条の自由はある。だから何を理想としようが勝手だが、それを行政の中に持ち込んでいいわけがない。

伊藤環境大臣は自由民主党所属のはず。参加者の大臣も気づいていたとの発言が事実だとしたら、このような行為を黙殺したのはまったく理解できない。ただし大臣も同じ思想であれば、納得はしないが筋は通る。