昨日 (5月18日) 、半ドンの仕事を終わって、TOHOシネマズ梅田で、14時40分からの部を鑑賞。こじんまりの会場ほぼ満席だった。年配の方が多い。
映画.COMから
「孤狼の血」「凶悪」の白石和彌監督が初めて時代劇のメガホンをとり、「ミッドナイトスワン」の草なぎ剛を主演に迎えて描いたヒューマンドラマ。古典落語の演目「柳田格之進」を基に、冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が武士の誇りをかけて復讐に臨む姿を描く。
身に覚えのない罪をきせられたうえに妻も失い、故郷の彦根藩を追われた浪人の柳田格之進は、娘のお絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしていた。実直な格之進は、かねて嗜む囲碁にもその人柄が表れ、嘘偽りない勝負を心がけている。そんなある日、旧知の藩士からかつての冤罪事件の真相を知らされた格之進とお絹は復讐を決意。お絹は仇討ち決行のため、自らが犠牲になる道を選ぶが……。
草なぎふんする格之進の娘・お絹を清原果耶が演じるほか、共演には中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼ら豪華俳優陣が集結。「凪待ち」「クライマーズ・ハイ」の加藤正人が脚本を手がけた。
2024年製作/129分/G/日本
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2024年5月17日
碁に興味がある方は、スクリーン上の指し手を見るだけで楽しいに違いない。また落語通の方も この映画の味わいが違うのだろう。指し手はその人の人生そのもの。
鑑賞後、古今亭志ん朝の「柳田格之進」を聴いた。久しぶりの落語、いいものだ。
草なぎ剛、ストイックな感じ、雰囲気があって絵になる。
娘お絹の清原果耶、時代劇もいい。
俳優陣が豪華。小泉今日子、スクリーンで見るのは久しぶり。
彦根藩での事件の真実が見えない。
柳田格之進の実直さ、清廉潔白のところが知らず知らず、周りを不幸にしたのであろうか。斎藤工演じる柴田兵庫は悪そうで、そうでもなさそうで 、ちょっとわからない。
落語「柳田格之進」と新たな彦根藩の事件をプラスして、作られた作品。成功したのであろうか。
PROFILE
1974年生まれ、北海道出身。1995年、中村幻児監督主催の映画塾に参加した後、若松孝二監督に師事。助監督時代を経て、ノンフィクションベストセラー小説を実写化した『凶悪』(13)で第37回日本アカデミー賞優秀作品賞・監督賞ほか各映画賞を総なめした。近年の主な監督作に『日本で一番悪い奴ら』(16)、『牝猫たち』(17)、Netflixドラマ『火花』(16)、ブルーリボン賞監督賞など数々の賞を受賞した『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)、『サニー/32』(18)、『孤狼の血』(18)、『凪待ち』(19)、『ひとよ』(19)、『孤狼の血 LEVEL2』(21)、『死刑にいたる病』(22)、さらに2022年にAmazon Prime Videoにて全10話一挙世界配信された話題作「仮面ライダーBLACK SUN」などがある。
時代劇、いい。安心してみることができる。ホッとする。
この映画、草なぎ剛の映画だ。かっこいい、進化する。場面、場面でそれぞれの俳優が存在感。
でも、引き込まれることがなかった。柴田兵衛含めて みんないい人。物足りない。
音楽、独特な感じ、でも私には仰々しく感じた。
評価 80点。