ニューカレドニアでイメージするのは、きれいな海、巨大なサンゴ礁、人気の新婚旅行候補地、など。
世界最大のサンゴ礁 多様な文化
多種多様な生物
フランス風の南国
日本から8時間、往復の交通費20万円前後。ちょっと無理をすればいけるかも……
自然豊かで、多様性が織りなすわくわくする場所。
そんなところで、暴動、なぜ。
ヨーロッパ第一主義、植民地主義のつけが 今に残っている感じがする。
日本も、敗戦前の植民地支配の歴史を反省するべきだ。向き合うことを忘れ、事実を隠蔽すれば 禍根を将来に残すだけだ。
違いを尊重・理解し共存することは難しいのであろうか。
ニューカレドニアで暴動 3人死亡、数百人けが|47NEWS(よんななニュース)
ニューカレドニアで暴動
3人死亡、数百人けが
15日、暴動があったニューカレドニア・ヌメアで損壊した建物
(Lilou Garrido Navarro Kherachi提供・ロイター=共同)
2024年05月15日 18時27分共同通信
【シドニー共同】南太平洋にあるフランス特別自治体ニューカレドニアで13日から15日にかけて建物や車が燃やされ、商店の品物が略奪される暴動があった。警察や治安部隊との衝突も起きた。ラジオ・ニュージーランドは15日、ニューカレドニアの当局者の話として3人が死亡したと報じた。
欧州メディアがダルマナン内務・海外領土相の話として伝えたところによると、警察官を含む数百人が負傷。これまで130人以上が逮捕された。暴動は、フランスからの分離独立を目指す政治勢力のデモが引き金になったとみられる。
14日夜から夜間外出禁止令が出され、政庁所在地ヌメアでは、全ての集会を禁止。ニューカレドニア全域で公の場所での飲酒ができなくなった。国際空港は閉鎖され、学校は休校となった。
フランス国民議会(下院)はニューカレドニアでの地方選挙の有権者資格を拡大する憲法改正案について大詰めの審議を実施。独立派は「ニューカレドニアに新しく移住してきた人に投票権を広げると、先住民中心の独立派に不利に働く」と反発している。
仏領ニューカレドニアで暴動 投票権めぐる憲法改正に先住民らが反発:朝日新聞デジタル
仏領ニューカレドニアで暴動
投票権めぐる憲法改正に先住民らが反発
パリ=宋光祐2024年5月15日 5時51分
ニューカレドニアの中心都市ヌーメアで2024年5月14日、
投票権をめぐる憲法改正への抗議後に燃やされた車=ロイター
「天国に一番近い島」の呼び名で知られる南太平洋の仏領ニューカレドニアで14日未明、暴動が発生し、商店の略奪や工場、車両の放火が相次いだ。仏政府は同日夕から現地の住民に対して夜間の外出禁止令を出したが、暴動は同日夜も収まらず、事態の拡大が懸念されている。
観光の拠点になっている中心都市の南部ヌーメアやその周辺では13日夜から14日未明にかけて暴動が始まった。仏政府はヌーメアを含む主要都市で同日午後6時から夜間の外出禁止令を発令し、治安部隊を増員して警戒を強化した。
しかし、ダルマナン仏内相によると、同日夜から15日未明にかけても暴動が発生。2日間で80カ所を超える工場や会社が燃やされたほか、警察官70人以上が負傷し、逮捕者は80人を超えた。
仏公共放送によると、現地の国際空港は少なくとも16日まで閉鎖されることが決まった。SNS上では、商店に略奪に入る若者や大きな炎を上げて燃える現地の建物、警官隊と衝突する集団の映像などが拡散している。
暴動のきっかけは、仏政府が進めるニューカレドニアでの地方選挙の投票権拡大に向けた憲法改正の取り組みだ。
ニューカレドニアでは、仏領からの独立を求める先住民カナクと反独立派、仏政府による1998年の合意に基づいて、仏系住民の地方選での投票権が制限されている。仏政府は新たに憲法を改正して、現地に10年間定住している住民に投票権を与えることを目指している。
仏上院の報告書によると、憲法改正が実現すれば約2万5千人が新たに投票権を得ることになる。ただ、その多くは仏系住民のため、先住民側では発言権の低下を懸念する声が強い。今回の暴動は、憲法改正に反対する独立派の住民らが行っていた仏政府への抗議デモがきっかけになった。
人口約27万人のニューカレドニアを巡ってはフランスが1853年に領有を宣言。現在は外交や防衛など以外の自治が認められている。独立については2018~21年に実施された計3回の住民投票でいずれも反対が多数を占めた。
(パリ=宋光祐)
ニューカレドニアについて、GEMINI で調べた。
## ニューカレドニアってどんなところ?
ニューカレドニアは、南太平洋に浮かぶフランス領の島嶼国です。オーストラリアの東、ニュージーランドの北東に位置し、大小230もの島々から構成されています。
見どころ
・美しいビーチ:ニューカレドニアは、白砂のビーチと透き通ったターコイズブルーの海で知られています。シュノーケリング、ダイビング、サンゴ礁の観察、海水浴など、さまざまなマリンアクティビティを楽しむことができます。
・独特な文化:ニューカレドニアには、カナックと呼ばれる独自の文化を持つ先住民が住んでいます。カナック文化は、独特の音楽、ダンス、彫刻、工芸品など、さまざまな形で表現されています。
・豊かな自然:ニューカレドニアは、熱帯雨林、山々、マングローブ林などの多様な自然環境に恵まれています。さまざまな種類の動植物が生息しており、ハイキング、キャンプ、バードウォッチングなどのアウトドアアクティビティを楽しむことができます。
・フランスの影響:ニューカレドニアはかつてフランスの植民地だったため、フランス文化の影響が色濃く残っています。ヌメアなどの都市部では、フランス風のカフェやレストラン、ブティックなどが立ち並びます。
おすすめの観光地
・ヌメア:ニューカレドニアの首都。歴史的な建造物、おしゃれなショップ、活気のあるマーケットなどがあります。
・グランドテール島:ニューカレドニア最大の島。美しいビーチ、熱帯雨林、カナック文化の村などがあります。
・リーフ:世界最大級のサンゴ礁。シュノーケリングやダイビングで、色鮮やかな魚やサンゴ礁を見ることができます。
・ウベア:白砂のビーチとターコイズブルーの海で有名な島。リゾートホテルが立ち並び、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
・マレ島:歴史的な建造物や美しい自然景観が残る島。世界遺産にも登録されています。
旅行情報
・時期:ニューカレドニアのベストシーズンは、5月から10月までの乾季です。
・アクセス:日本からニューカレドニアへの直行便はありません。オーストラリアやニュージーランド経由で行くことができます。
・言語:フランス語が公用語ですが、英語も通じます。
・通貨:CFPフラン
・ビザ:日本国籍者は、3ヶ月以内の滞在であればビザは不要です。
その他
・ニューカレドニアは、治安が比較的良い国ですが、海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。
・ニューカレドニアでは、チップ制度はありません。
・ニューカレドニアの電圧は220Vなので、変換プラグが必要です。
## ニューカレドニアの歴史:多様な文化と変遷
先史時代からヨーロッパ人の到来まで
・3500年前~: ニューカレドニアには、ラピタ文化と呼ばれる人々が初めて住み着いたと考えられています。彼らは、土器や石器を製作し、農業や漁労を行っていました。
・15世紀: ニューカレドニアは、メラネシア系のカナック人と呼ばれる人々によって支配されていました。カナック人は、独自の言語、文化、宗教を持っていました。
ヨーロッパ人の植民地化
・1774年: イギリス人のジェームズ・クックがニューカレドニアを発見。
・1853年: フランスがニューカレドニアを植民地化。
・1860年代~1920年代: フランス政府は、政治犯や犯罪者をニューカレドニアに流刑しました。
・19世紀後半: ニッケル鉱山の発見により、ニューカレドニアの経済は発展しました。
20世紀以降
・1946年: フランス海外領土となる。
・1960年代: カナック人の間で、独立運動が活発化しました。
・1987年: ウベア島で、カナック人とフランス軍の間で武力衝突が発生。
・1998年: ヌーメア協定が締結され、段階的な自治権拡大が合意されました。
・2018年: 住民投票で、独立は否決されましたが、フランスとの関係見直しに向けた議論が続いています。
現在
ニューカレドニアは、フランス政府からの自治権を徐々に拡大していく中で、独自のアイデンティティを模索しています。カナック文化の復興、経済開発、環境保護などの課題に取り組んでいます。
その他、特筆すべき歴史的出来事
・1875年: フランス人宣教師が、カナック人の子供たちを集めて学校を設立。
・1904年: フランス政府が、カナック人の土地を強制収用。
・1940年代: 第二次世界大戦中の日本軍侵攻。
・1985年: カナック社会主義党が結成。
参考情報
・[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AC%E7%AB%8B](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%AC%E7%AB%8B)
・[https://hon.gakken.jp/book/2080133000](https://hon.gakken.jp/book/2080133000)
・[https://www.newcaledonia.travel/en/history-economy](https://www.newcaledonia.travel/en/history-economy)
##2024年5月17日現在、ニューカレドニアは、独立をめぐる議論と、2024年5月13日から続く暴動という、二つの大きな課題に直面しています。
独立をめぐる議論
・1998年のヌーメア協定に基づき、2018年と2021年に独立に関する住民投票が行われましたが、いずれも否決されました。
・その後も、フランスとの関係見直しに向けた議論が続いています。
・カナック独立運動勢力はいまだ独立を目指していますが、フランス政府は自治権拡大の枠内での解決を模索しています。
2024年5月からの暴動
・5月13日、フランス議会で地方選挙権を与える現地の住民を拡大させようという動きに対し、先住民を中心とした独立派住民が反発、ヌメアやその周辺で暴動が発生しました。
・店舗や車が放火され、複数人が死亡するなど被害が出ています。
・フランス政府は現地に非常事態を宣言し、軍隊を派遣しています。
・16日には、双方の間で協議が行われ、18日までにバリケード撤去と道路封鎖解除することで合意しました。
・しかし、緊張状態は依然として続いており、今後の行方が注目されています。
その他、現在の状況
・2022年8月1日以降、ニューカレドニアへの入国には新型コロナウイルス関連の手続きが不要になりました。
・観光客は徐々に増加していますが、暴動の影響で一部地域への渡航が制限されています。
・ニューカレドニア経済は、ニッケル鉱山への依存度が高く、世界経済の変動の影響を受けやすい状況です。
参考情報
・外務省 海外安全ホームページ: [https://www.anzen.mofa.go.jp/masters/explanation.html](https://www.anzen.mofa.go.jp/masters/explanation.html)
・NHKニュース: [https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240516/k10014450861000.html](https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240516/k10014450861000.html)
・ニューカレドニア観光局: [https://www.newcaledonia.travel/ja/](https://www.newcaledonia.travel/ja/)
## ニューカレドニア 独立住民投票 2回の結果と特徴
ニューカレドニアでは、フランスからの独立をめぐる住民投票が2度実施されています。以下、それぞれの結果と特徴を詳しくご紹介します。
1回目:2018年11月4日
投票結果
・独立賛成:43.1%
・独立反対:56.9%
特徴
・初めての独立住民投票。
・独立派と反独立派の差は僅かだった。
・投票率は74.3%。
2回目:2020年10月3日
投票結果
・独立賛成:46.7%
・独立反対:53.3%
特徴
・前回よりも独立賛成票が増えた。
・しかし、依然として独立反対派が過半数だった。
・投票率は72.5%。
両回の住民投票における共通点
・ヌメア市を中心とする都市部では独立賛成票が多く、地方部では独立反対票が多かった。
・カナック系住民の多くが独立を支持し、ヨーロッパ系住民の多くが反対した。
・投票結果は、フランスとの経済的・文化的結びつきに対する懸念、カナック文化のアイデンティティへの誇り、独立後の政治・経済体制への不安など、様々な要因が複雑に絡み合った結果と考えられる。
今後の展望
2回の住民投票の結果、現時点ではニューカレドニアはフランス領のままとなっています。しかし、独立をめぐる議論は今後も続く可能性が高く、3回目の住民投票が行われる可能性も排除できません。
参考情報
・外務省 海外安全ホームページ: [https://www.anzen.mofa.go.jp/masters/explanation.html](https://www.anzen.mofa.go.jp/masters/explanation.html)
・フランステレビジョン国際放送: [https://www.tv5monde.com/tv/video/5250-excellence-francaise-coordination-nationale-du-renseignement](https://www.tv5monde.com/tv/video/5250-excellence-francaise-coordination-nationale-du-renseignement)
・ニューカレドニア観光局: [https://ja.wikipedia.org/wiki/2021%E5%B9%B4%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E4%BD%8F%E6%B0%91%E6%8A%95%E7%A5%A8](https://ja.wikipedia.org/wiki/2021%E5%B9%B4%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E4%BD%8F%E6%B0%91%E6%8A%95%E7%A5%A8)
## ニューカレドニアにおけるカナック系とヨーロッパ系住民
ニューカレドニアは、先住民のカナック系と、ヨーロッパ系移民を中心とした住民で構成されています。2021年12月時点の人口推計は約28万人で、その内訳は以下の通りです。
民族構成
・カナック系:48.2%
・ヨーロッパ系(フランス系含む):39.1%
・その他(アジア系、混血など):12.7%
特徴
・カナック系は、メラネシア系とポリネシア系の混血とされ、独自の言語文化を持つ。
・ヨーロッパ系は、19世紀以降のフランス植民地化に伴い移住してきた。近年はアジア系移民の増加も目立つ。
・カナック系とヨーロッパ系の間には、歴史的な経緯や文化の違いから、複雑な関係が存在する。
地域別の人口構成
・ヌメア首都圏:カナック系32.2%、ヨーロッパ系53.1%、その他14.7%
・グランドテール島:カナック系82.5%、ヨーロッパ系8.2%、その他9.3%
・離島:カナック系78.1%、ヨーロッパ系11.4%、その他10.5%
カナック系とヨーロッパ系の住民の特徴
カナック系
・主に伝統的な村落生活を送る。
・独自の言語(約28種類)を話す。
・カナック文化を重視し、先祖への敬意を大切にする。
・独立運動を積極的に支持する人が多い。
ヨーロッパ系
・ヌメアなど都市部に多く居住。
・フランス語を公用語として使用する。
・フランス文化の影響を強く受け、欧米的な生活スタイルを送る。
・独立問題については、賛否両論が分かれている。
近年におけるカナック系とヨーロッパ系の関係
・1980年代以降、独立運動の高まりと共に、カナック系とヨーロッパ系の間の対立が激化。
・武力衝突や社会不安が発生し、ニューカレドニアの社会に大きな亀裂が生じた。
・1998年のヌーメア協定締結以降、段階的な自治権拡大と和解に向けた取り組みが進められている。
・依然として課題は残るものの、近年は両民族間の交流も増えてきている。
参考情報
・外務省 海外安全ホームページ: [https://fr.wikipedia.org/wiki/Wikip%C3%A9dia:Accueil_principal](https://fr.wikipedia.org/wiki/Wikip%C3%A9dia:Accueil_principal)
・ニューカレドニア観光局: [https://ja.wikipedia.org/wiki/2021%E5%B9%B4%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E4%BD%8F%E6%B0%91%E6%8A%95%E7%A5%A8](https://ja.wikipedia.org/wiki/2021%E5%B9%B4%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%8B%E3%82%A2%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E4%BD%8F%E6%B0%91%E6%8A%95%E7%A5%A8)
・フランス政府 ニューカレドニア省: [https://www.nouvelle-caledonie.gouv.fr/Services-de-l-Etat/Defense](https://www.nouvelle-caledonie.gouv.fr/Services-de-l-Etat/Defense)
## フランスの海外領:地域別一覧
フランスは、世界各地に12の海外領を持ち、その形態も様々です。以下、地域別に整理し、各海外領の特徴や歴史、2022年時点の推定住民数を簡潔にまとめました。
ヨーロッパ
・サン・ピエール・ミクロン島 (1635年~)
・北米大陸の沖合いに浮かぶ小島。フランスとカナダの間に位置。
・伝統的な漁業や酪農が盛ん。
・独自の文化とアイデンティティを持つ。
・人口:約5,600人
・サン・マルタン島 (1648年~)
・カリブ海の島、オランダ領サン・マルタンと国境を接する。
・美しいビーチとリゾートで有名。
・免税天堂として知られる。
・人口:約38,000人
・サン・バルテルミー島 (1648年~)
・サン・マルタン島北東に位置する島。
・高級リゾート地として人気。
・セレブの別荘地としても知られる。
・人口:約10,000人
北米
・フランス領ギアナ (1604年~)
・南米大陸北東部に位置。アマゾン熱帯雨林の大部分を占める。
・欧州宇宙基地の拠点として知られる。
・生物多様性に富む地域。
・人口:約80万
南米
・マヨット島 (1976年~)
・コモロ諸島の一部だが、フランスの海外県。
・イスラム教徒が大多数を占める。
・サンゴ礁や熱帯雨林など、豊かな自然を持つ。
・人口:約27万人
アフリカ
・レユニオン島 (1665年~)
・インド洋に位置する火山島。
・美しい景観とフランス文化が融合した独自の文化を持つ。
・ユーロ圏に属する。
・人口:約90万人
・モーリシャス (1715年~1968年、2003年~)
・インド洋に位置する島嶼国。かつてフランスの植民地だった。
・多民族国家で、フランス語、英語、クレオール語などが話される。
・美しいビーチリゾートで有名。
・人口:約130万人
・コモロ諸島 (1975年~1978年)
・4つの島からなる群島。かつてフランスの植民地だった。
・イスラム教徒が多数を占める。
・政治的に不安定な状況が続いている。
・人口:約90万人
アジア
・仏領インド (1674年~)
・南インドに位置する5つの地域から構成される。
・独自の文化とアイデンティティを持つ。
・タミル語が公用語。
・人口:約200万人
大洋州
・フランス領ポリネシア (1880年~)
・南太平洋に散らばる118の島々からなる。
・タヒチ島、モーレア島、ボラボラ島などが有名。
・美しい海と豊かな自然を誇る。
・人口:約55万人
・ニューカレドニア (1853年~)
・南太平洋に位置する島嶼国。かつてフランスの植民地だった。
・カナック文化とフランス文化が融合した独自の文化を持つ。
・ニッケル鉱山が豊富。
・人口:約28万人
参考情報
・外務省 海外安全ホームページ: [https://www.mofa.go.jp/](https://www.mofa.go.jp/)
・フランス政府 海外領省: [http://www.outre-mer.gouv.fr/](http://www.outre-mer.gouv.fr/)
##フランスの海外領に住む人々の権利と義務は、海外領の種類によって異なります。
フランス海外県とフランス海外共同体に分類される6つの海外領では、フランス本国と同じ市民権が与えられています。つまり、以下の権利と義務を有します。
権利
・フランス共和国憲法で保障されている基本的人権と自由
・フランス国民議会議員や欧州議会議員選挙への投票権
・公務員試験受験資格
・社会保障制度の適用
・フランス国内における自由な移動と居住
義務
・フランス共和国憲法に基づく法令の遵守
・納税義務
・兵役義務(男性のみ)
一方、フランス海外領土とフランス領南極地域に分類される6つの海外領では、市民権の範囲が限定されています。
具体的には、フランス本国籍を取得していない場合、フランス国民議会議員や欧州議会議員選挙への投票権や公務員試験受験資格などが付与されない場合があります。
ただし、基本的人権と自由は保障されており、フランス国内における自由な移動と居住は認められています。
以下、各海外領の詳細をご紹介します。
フランス海外県
・レユニオン島
・マルティニーク島
・グアドループ島
・マヨット島
・フランス領ギアナ
フランス海外共同体
・サン・ピエール・ミクロン島
・サン・バルテルミー島
・サン・マルタン島
・ワリス・フトゥナ
・フランス領ポリネシア
・ニューカレドニア
フランス海外領土
・ニューカレドニア(特別共同体)
・ウォリス・フトゥナ(特別共同体)
・フランス領南極地域
フランス領南極地域
・フランスは南極大陸の一部を領有していると主張していますが、国際的には認められていません。
・このため、フランス領南極地域には、居住する人々がおらず、行政組織も整備されていません。
参考情報
・外務省 海外安全ホームページ: [https://www.mofa.go.jp/](https://www.mofa.go.jp/)
・フランス政府 海外領省: [http://www.outre-mer.gouv.fr/](http://www.outre-mer.gouv.fr/)