(310) オランダで右寄り政権 オランダは17世紀にヨーロッパで最初の覇権国家だった | momodaihumiakiのブログ

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世界の右傾化はどこまで進むのだろうか。
極右政党の伸長は、戦争のにおいがするし、排外主義の蔓延そのものだと思うので心配だ。
足元の日本も危うい限りだ。「他山の石」として生かさないと……

自由と民主主義の世界の行き詰りにみえて仕方がない。かといって、専制国家に未来があるとは思えない。
「八方塞がり」にしか思えない現状こそ危険だと思う。

希望をいかにつくるのか。私も考える。

 

 

オランダ、極右含めた連立政権樹立で合意 下院選から半年 | ロイター

 

オランダ、極右含めた連立政権樹立で合意 
下院選から半年


By Bart H. Meijer、 Anthony Deutsch
2024年5月16日午前 10:05 GMT+99時間前更新

 


5月15日、オランダの極右、自由党(PVV)のウィルダース党首は、
同党を含めた4党間で連立政権樹立に合意したと発表した。
写真は2023年11月、ハーグで撮影(2024年 ロイター/Piroschka van de Wouw)


[アムステルダム 15日 ロイター] - オランダの極右、自由党(PVV)のウィルダース党首は15日、同党を含めた4党間で連立政権樹立に合意したと発表した。

昨年11月22日の下院選挙でPVVが第一党となったものの、単独過半数を確保できず連立交渉を開始。移民や財政、気候変動などの問題でなかなか歩み寄りができず、協議は難航していたが、今年3月になってウィルダース氏が反欧州連合(EU)姿勢を弱め、ウクライナへの軍事支援反対を取り下げたことで突破口が開けた。

PVVとの連立に合意したのは、現在暫定的に首相を務めているルッテ氏が率いる中道右派の自由民主党(VVD)、中道の新社会契約(NSC)、農民市民運動。4党で下院150議席のうち88議席を占める。

ウィルダース氏は次期首相には就任しないと表明しており、地元メディアは連立交渉で重要な役割を担ったロナルド・プラスターク氏が首相になる公算が大きいと伝えているが、まだ確定していない。
専門家からは、この首相選任問題で連立政権内に亀裂が生じる可能性が残っているとの声も出ている。


 

「オランダのトランプ」 、4党で連立政権合意 交渉難航から一転:朝日新聞デジタル

「オランダのトランプ」 

 4党で連立政権合意 交渉難航から一転
 

ブリュッセル=牛尾梓 2024年5月16日 7時00分

 オランダの極右政党「自由党(PVV)」のウィルダース党首は15日、中道右派など4党による連立交渉が合意に至ったと発表した。PVVは昨年11月の下院総選挙で第1党となった後、連立交渉がいったん頓挫したが、一転して連立政権の一角を担う見通しになった。首相候補はまだ決まっていないという。

 ニュースサイト「ポリティコ」などによると、ウィルダース氏はこの日、「我々は交渉担当者間で合意した」と述べた。合意に至ったのはPVVのほか、13年間政権を維持したルッテ首相の中道右派「自由民主党(VVD)」と昨年発足したばかりの中道派の新党「新社会契約党(NSC)」、中道右派「農民市民運動党(BBB)」の4党。15日未明から、16時間にわたって協議したという。

 「オランダのドナルド・トランプ(前米大統領)」の異名を持つウィルダース氏は昨年の総選挙で、移民・難民保護の停止に加え、イスラム学校の禁止などの政策を掲げて選挙戦を展開。欧州連合(EU)離脱にも言及するなど、過激な言論で注目を集めた。

 有権者の支持を集めて第1党となったが、「ヘイトといった憲法に違反する政策を掲げる党と一緒に、政権をとりたくない」と他の政党が反発し、連立交渉は難航。ウィルダース氏は今年3月、首相就任を断念すると表明していた。

 NSCのオムツィヒト党首は15日の合意を受け、「我々は政権を樹立するつもりだ。首相については、ウィルダース氏が誰を候補として提案するか、それを待つことになる」とロイター通信の取材に答えた。

 現在首相を務めるルッテ氏は昨年7月に、政界を引退する意向を発表している。
  (ブリュッセル=牛尾梓)

 

 

オランダ基礎データ|外務省 

 

一般事情
1 面積
41,864平方キロメートル(九州とほぼ同じ)
 

2 人口
1,776万人(2024年、IMF)
 

3 首都
アムステルダム(政治機能所在地はハーグ)
 

4 言語
オランダ語
 

5 宗教
キリスト教(カトリック18%、プロテスタント13%)、イスラム教(6%)、無宗教(57%)、その他(6%)(2022年、オランダ中央統計局)

 

政治体制・内政
1 政体
立憲君主制
 

2 元首
ウィレム・アレキサンダー国王陛下
 

3 議会
二院制(上院75席、下院150席)。下院に法案、条約の先議権がある。

 


オランダのチューリップ畑


オランダの歴史的建造物



自転車王国のオランダ


オランダはチーズ生産で有名

 

 

                                           

 

 

オランダについて、GEMINI で調べた。

https://gemini.google.com/app
 


 
 

## オランダが単一の主権国家としてまとまりを得たのは、1581年のオランダ独立宣言(正式名称:ネーデルラント諸州の独立宣言)からです。しかし、その道のりは長く、複雑なものでした。
 

中世

・8世紀から14世紀にかけて、現在のオランダにあたる地域は、神聖ローマ帝国、ブルゴーニュ公国、ハプスブルク家など様々な勢力によって支配されていました。
・15世紀には、ブルゴーニュ公国が台頭し、ネーデルラント地方をほぼ統一しました。

スペイン支配

・1482年、ブルゴーニュ公国のマリアが神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世と結婚し、ネーデルラント地方はハプスブルク家領となりました。
・16世紀、カール5世(神聖ローマ皇帝カール1世)の治世下で、ネーデルラント地方はスペイン領となりました。
・しかし、スペイン王による重税や宗教弾圧に反発したネーデルラント住民は、80年戦争と呼ばれる独立戦争を起こしました。
 

オランダ独立

・80年戦争は1648年のウェストファリア条約で終結し、ネーデルラント7州はスペインからの独立を認められました。
・これが、オランダが単一の主権国家として認められた最初となります。
 

その後

・独立後、オランダは海洋貿易国家として繁栄し、世界的な植民地帝国を築きました。
・18世紀後半になると、フランス革命の影響を受け、オランダはフランスに併合されました。
・しかし、1815年のウィーン会議でオランダ王国が独立を回復しました。
・20世紀以降、オランダは議会制民主主義国家として発展し、現在に至ります。

まとめ

オランダが国としてのまとまりを得たのは、1581年のオランダ独立宣言ですが、その道のりは長く、複雑なものでした。中世からの様々な勢力支配を経て、80年戦争という独立戦争を経て、ようやく単一の主権国家として認められたのです。



   
 

##オランダ国の変遷
 

古代

・紀元前57年:ローマ軍が侵攻
・4世紀:フランク王国が支配
 

中世

・8世紀:フランク王国が拡大し、オランダ地域を支配
・14世紀:ブルゴーニュ公国が台頭し、ネーデルラント地方をほぼ統一
 

近世

・1482年:ブルゴーニュ公国のマリアと神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世が結婚、ネーデルラント地方はハプスブルク家領となる
・1504年:ネーデルラント地方がスペイン領となる
・1568年:スペイン王による重税や宗教弾圧に反発し、
     80年戦争と呼ばれる独立戦争勃発
・1609年:ネーデルラント連邦共和国が事実上独立
・1648年:ウェストファリア条約でネーデルラント7州の独立が承認
・17世紀:海洋貿易国家として繁栄し、世界的な植民地帝国を築く
 

近代

・1795年:フランス革命の影響を受け、フランスに併合
・1815年:ウィーン会議でオランダ王国が独立を回復
・19世紀:議会制民主主義国家へ移行

現代

・20世紀:第二次世界大戦でドイツに占領
・戦後:復興を遂げ、西ヨーロッパの一員として国際協調と国際機関への加盟の道を歩む
 

補足

・80年戦争は、単なる独立戦争ではなく、宗教戦争、内戦、国際戦争の要素を含む複雑な戦争でした。
・ネーデルラント連邦共和国は、近代国家のモデルの一つとして評価されています。
・オランダは、現在も君主立憲制議会民主主義国家として存続しています。

 


 
 

##オランダ:ヨーロッパ最初の覇権国家としての特徴
 

オランダは、17世紀にヨーロッパで最初の覇権国家としての地位を確立しました。その繁栄と強さの背後には、以下のような特徴がありました。
 

経済力

・活発な商業活動:オランダは、香辛料、絹、織物などの貿易で繁栄しました。アムステルダムは、ヨーロッパ有数の商業都市として発展しました。
・金融の中心地:オランダは、ヨーロッパ金融の中心地でもありました。アムステルダム証券取引所は、世界初の近代的な証券取引所として知られています。
・造船業の発達:オランダは、造船業でも優れていました。強力で効率的な船舶を建造し、海上貿易を支配しました。
 

政治体制

・共和制:オランダは、君主ではなく、商人や市民からなる議会によって統治される共和国でした。
・宗教的寛容:オランダは、カトリック教徒やプロテスタント教徒など、様々な宗教を容認する寛容な国家でした。これは、多くの人材を呼び込み、経済発展に貢献しました。
・海軍力:オランダは、強力な海軍を有していました。これは、海上貿易を保護し、植民地帝国を維持するために不可欠でした。


社会

・教育:オランダは、高い識字率と教育水準を誇っていました。これは、商業活動や技術革新の発展に貢献しました。
・市民意識:オランダ人は、強い市民意識を持っていました。これは、政治参加や公共事業への貢献を促進しました。
 

植民地帝国

・オランダは、アジア、アフリカ、アメリカ大陸に広大な植民地帝国を築きました。
・植民地からは、香辛料、砂糖、コーヒーなどの貴重な産物がオランダに運ばれました。
・これらの産物は、オランダの経済発展に大きく貢献しました。

しかし、18世紀になると、イギリスなどの台頭により、オランダの覇権は徐々に衰退していきます。
 

オランダの覇権国家としての経験は、ヨーロッパ and 世界の歴史に大きな影響を与えました。

特に、資本主義の発展、近代国家の形成、国際貿易の拡大などに貢献しました。


 

 
 

##オランダの魅力
 

オランダは、ヨーロッパ北西部に位置する小さな国ですが、その魅力はたくさんあります。豊かな歴史、美しい景観、自由な文化など、オランダを訪れる人を惹きつける要素が満載です。

・美しい景観:オランダは、風車、チューリップ畑、運河など、絵のような風景で知られています。春には、チューリップ畑が色とりどりに咲き誇り、訪れる人を魅了します。

・豊かな歴史:オランダは、長い歴史を持つ国です。中世には、ヨーロッパ有数の商業都市として繁栄しました。また、80年戦争と呼ばれる独立戦争を経て、世界初の近代国家の一つとなりました。現在も、アムステルダムなどの都市には、歴史的な建造物が数多く残されています。


・自由な文化:オランダは、自由な文化で知られています。同性婚や薬物使用など、他のヨーロッパ諸国よりも進歩的な社会制度を導入しています。また、人々は一般的に寛容でオープンな性格と言われています。
・自転車文化:オランダは、自転車大国としても知られています。国内には、自転車専用道路が整備されており、多くの人が日常的に自転車を利用しています。

・チーズ:オランダは、チーズの生産でも有名です。ゴーダチーズやエダムチーズなど、様々な種類のチーズが作られています。

 

オランダは、誰もが楽しめる魅力的な国です。 歴史、文化、自然、グルメなど、様々なことに興味がある人におすすめです。

オランダ旅行を計画しているなら、ぜひ以下のスポットを訪れてみてください。

・アムステルダム:オランダの首都。運河や歴史的な建造物が美しい街並み。
・キンデルダイク:世界遺産に登録されている風車の村。
・ケーケンホフ公園:春にチューリップが咲き誇る公園。
・ザーンセ・スカンス:木造の風車や家々が並ぶ伝統的なオランダの村。
・ロッテルダム:近代的な建築物が立ち並ぶ港湾都市。

 

 

 
 

##2000年以降のオランダの政治状況

 

2000年以降、オランダの政治は、主に以下の課題と特徴によって彩られてきました。
 

課題

・経済危機: 2008年の世界金融危機の影響を受け、オランダ経済も打撃を受けました。失業率の上昇や財政赤字の拡大など、様々な問題に直面しました。

・移民問題: オランダは、ヨーロッパの中でも比較的移民の多い国です。近年、イスラム教徒の移民の増加などが社会問題化し、移民排斥を唱える政党の支持率が上昇しています。

・欧州連合との関係: オランダは、欧州連合の創設メンバー国の一つです。近年、欧州連合の権限強化や移民問題などをめぐり、欧州連合懐疑派の勢力が台頭しています。
 

特徴

・連立政権: オランダは、複数の政党による連立政権が常態化しています。近年は、極右政党や環境政党などの台頭により、連立交渉がより複雑化しています。

・少数政党の台頭: 伝統的な二大政党であるキリスト教民主アピール党と労働党の支持率が低下し、少数政党の影響力が大きくなっています。

・直接民主主義: オランダは、国民が直接政治に参加できる直接民主主義の要素を取り入れています。国民投票などが定期的に実施されています。
 

主な政党

・キリスト教民主アピール党 (CDA):中道右派のキリスト教政党。伝統的にオランダ政治をリードしてきた。

・労働党 (PvdA):中道左派の社会民主主義政党。かつては最大政党だったが、近年支持率が低下している。

・自由民主党 (VVD):中道右派の自由主義政党。近年、オランダ最大の政党となっている。

・緑の左翼党 (GroenLinks):環境保護や社会正義を掲げる左翼政党。近年支持率を伸ばしている。

・自由主義国民党 (PVV):極右の移民排斥政党。近年、第三勢力として台頭している。

 

近年の政治情勢

2010年代後半以降、オランダの政治は、移民問題と欧州連合への懐疑主義が主要な争点となっています。2017年の総選挙では、自由民主党が勝利し、マルク・ルッテ首相が3度目の任期を迎えた。ルッテ首相は、移民の流入制限や欧州連合改革を掲げており、今後もオランダ政治の舵取りを担っていくものと予想されます。

 

その他、特筆すべき出来事

・2002年:ウィム・コック首相が退任。ヤン・ペーター・バレンダール首相が就任。

・2003年:ヨープ・バルケネンデ首相が就任。

・2010年:マルク・ルッテ首相が就任。

・2012年:ヴィレム=アレクサンダー国王が即位。

・2017年:マルク・ルッテ首相が再任。

・2021年:マーク・ルッテ首相が3度目の任期を迎える。

 

参考資料

 

・オランダ基礎データ|外務省 - Ministry of Foreign Affairs of Japan [https://www.mofa.go.jp/](https://www.mofa.go.jp/)

・オランダ政治|NHKワールド-JAPAN [https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/netherlands/data.html](https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/netherlands/data.html)

・オランダ:欧州連合の「良心的反逆者」 [https://www.jetro.go.jp/world/europe/nl/](https://www.jetro.go.jp/world/europe/nl/)

 

 

 
 

##2024年5月時点のオランダ政治情勢:極右政党の躍進と連立政権への影響

 

2024年オランダ政治は、極右政党の躍進と連立政権への影響という大きな課題に直面しています。

1.極右政党「自由主義国民党(PVV)」の躍進

・2023年3月の地方選挙において、PVVは得票率で最大勢力となりました。

・移民排斥やイスラム教への批判的な言論で知られるゲルト・ウィルダース党首が率いるPVVは、近年支持率を伸ばしており、オランダ政治における主要な勢力となっています。

 

2.連立政権への影響

・PVVの躍進は、連立政権の形成を難しくしています。

・伝統的な二大政党であるキリスト教民主アピール党(CDA)と労働党(PvdA)は、PVVとの連立を拒否しており、他の小規模政党との合意形成が求められています。

・2024年秋には総選挙が予定されており、その結果次第では、オランダ政治の勢力図が大きく変化する可能性があります。

 

3.その他の注目点

・経済成長の鈍化と物価上昇への懸念

・ウクライナ情勢の影響によるエネルギー価格の高騰

・環境問題への取り組み

 

オランダ政治の特徴

・連立政権: 複数の政党による連立政権が常態化しており、政権交代が比較的少ない。

・少数政党の影響力: 伝統的な二大政党の支持率低下により、少数政党の影響力が大きくなっている。

・直接民主主義: 国民投票などが定期的に実施されており、国民が政治に参加しやすい。

 

今後の展望

・2024年秋に行われる総選挙の結果、今後のオランダ政治の方向性が決まる。

・極右政党の台頭、連立政権の形成、経済・社会問題への対応などが今後の焦点となる。

 

参考資料

・オランダ基礎データ|外務省 - Ministry of Foreign Affairs of Japan [https://www.nl.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_info.html](https://www.nl.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_info.html)

・オランダ政治|NHKワールド-JAPAN [https://www6.nhk.or.jp/sekaimachi/archives/europe.html?cid=23](https://www6.nhk.or.jp/sekaimachi/archives/europe.html?cid=23)

・オランダ:欧州連合の「良心的反逆者」 [https://www.jetro.go.jp/world/europe/nl/](https://www.jetro.go.jp/world/europe/nl/)

 

 

 

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