(313) ジョージアで何が起こっているのか  東西文明の十字路だった | momodaihumiakiのブログ

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2022年12月18日再スタート

 

 

 

 

ジョージアはどんなところだろうか。
 

 

ジョージア基礎データ|外務省

 

一般事情

1 面積
6万9,700平方キロメートル(日本の約5分の1)


2 人口
370万人(2023年:国連人口基金)


3 首都
トビリシ


4 民族
ジョージア系(86.8%)、アゼルバイジャン系(6.2%)、アルメニア系(4.5%)、ロシア系(0.7%)、オセチア系(0.4%)

(2014年、ジョージア国勢調査)


5 言語
公用語はジョージア語(コーカサス諸語に属する)


6 宗教
主としてキリスト教(ジョージア正教)

  

 


 

            


彦根市はムツヘタ市(UNESCO世界遺産に指定)と姉妹都市とのことだ。
 

  

 


ジョージアのこと、ほとんど知らない。記憶でかろうじて シルクロードで出てくるぐらい。これもはっきりはしないが……

ジョージアの国旗には五つの十字架があしらわれている。4世紀にキリスト教を国教として採用した世界で2番目に古いキリスト教国で、古来、多くの民族が行き交う交通の要衝だった。
 


そういえば相撲で、少し前に栃ノ心という力士がいた。
2015年から国名が「ジョージア」。それ以前は「グルジア」。
「グルジア」というのはロシア語で、「ジョージア」は英語とのこと。
 

 

ジョージアの政治情勢が緊迫。

 

ジョージアでスパイ法案に拒否権 親EUのズラビシビリ大統領|47NEWS(よんななニュース)

 

ジョージアでスパイ法案に拒否権 
親EUのズラビシビリ大統領


2024年05月19日 00時37分共同通信

 旧ソ連ジョージア(グルジア)のズラビシビリ大統領は18日、外国から資金提供を受ける団体を事実上スパイと見なす法案に拒否権を発動したと明らかにした。タス通信が伝えた。議会は過半数の賛成で拒否権を覆すことができる。

 ズラビシビリ氏は親欧州連合(EU)の立場。議会が14日採択した法案はロシアのプーチン政権が反対派排除に使う法律に類似しているとして、野党側は抗議デモを継続。ジョージアが加盟を目指すEUや米国も懸念を示している。

 法案は予算の20%以上を外国の資金に頼る組織やメディアを法務省に登録させる内容
 

 

ジョージア、スパイ法案巡り緊迫 EU加盟に暗雲|47NEWS(よんななニュース)

 

ジョージア、スパイ法案巡り緊迫 
      EU加盟に暗雲

 


議会の入り口を封鎖して法案に抗議する人々=2日、ジョージア・トビリシ(ロイター=共同)

2024年05月06日 16時40分共同通信

 旧ソ連ジョージア(グルジア)情勢が緊迫している。外国から資金提供を受ける団体を事実上スパイと見なす法案が、ロシアの法律と同じだとして野党の抗議デモが拡大。法案撤回を求める欧米にコバヒゼ首相が反発、政権が目指してきた欧州連合(EU)早期加盟に暗雲が漂い始めた。

 法案は予算の20%以上を外国の資金に頼る非政府組織(NGO)やマスメディアを法務省に登録させ、資金提供先や収支を申告させる内容。政府は昨年も同様の法律制定を目指したが、プーチン政権に批判的な個人や団体を「外国のエージェント(代理人)」に指定し言論を制限するロシアの法律との類似性を指摘する野党側が猛反対した。

 政府は「外国の代理人」の呼称を「外国の利益のため活動する組織」と修正して議会に再提出し、4月に基本採択した。今月半ばの成立を目指す。

 与党「ジョージアの夢」はEU加盟を掲げつつロシアとの正常な関係維持も訴える。野党は2008年にロシアと軍事衝突した当時の大統領、サーカシビリ氏の「統一国民運動」が反ロ姿勢を明確にしている。(共同)

 


 

ジョージアについて Gemini に聞いた。

https://gemini.google.com/app

 

 

 
 

##ジョージアは、ユーラシア大陸の南コーカサス地方に位置する共和制国家です。

北はロシア、南東はアゼルバイジャン、南はアルメニアとトルコ、西は黒海に面しています。首都はトビリシです。

人口

2023年時点の人口は約370万人。民族構成はジョージア系が約87%を占め、他にアゼルバイジャン系、アルメニア系、ロシア系などがいます。公用語はジョージア語ですが、ロシア語も広く話されています。

産業

主要産業は農業で、ブドウ栽培、小麦、とうもろこし、柑橘類などが盛んです。近年は観光業も発展しており、美しい自然や歴史遺産を訪れる観光客が増えています。

観光

ジョージアは、5,000メートル級の山々が連なるコーカサス山脈や、黒海沿岸のビーチリゾートなど、多様な自然景観を誇ります。また、紀元前から続く豊かな歴史を持ち、世界遺産にも登録されている教会や修道院などが数多く残されています。

主な観光地としては、

・首都トビリシ 旧市街と新市街が融合した活気ある都市。ナリカラ要塞、シオニ大聖堂、三位一体大聖堂など見どころが多い。
 


・ムツヘタ ジョージア正教会の総本山がある古都。スヴェティツホヴェリ大聖堂、Джвари修道院などの世界遺産がある。
・バトゥミ 黒海に面したリゾート都市。ビーチリゾートとして人気があるほか、ボタニカルガーデンやアルゴナウトの像なども観光スポット。
 

 


・ステパンツミンダ カズベギ山麓の町。カズベギ山、ゲルゲティ三位一体修道院などの絶景を楽しめる。
 

       

・シグナギ カヘティア地方のワイン産地にある街。城塞都市の風情が残っており、ワインの試飲やお土産探しなどが楽しめる。


ジョージア料理も魅力の一つで、ハチャプリ、ヒンカリ、ムツヴァディなど、チーズや肉を使った料理が人気です。ワインも古くから生産されており、近年は国際的にも評価が高まっています。
 

その他の特徴

・ジョージアは、8,000年以上前からワインを生産している世界最古のワイン産地と言われています。
・旧ソ連から独立したのは1991年。
・2008年には、ロシアとの間でアブハジアと南オセチアの帰属を巡る戦争が発生した。
・2015年、日本政府はジョージアの呼称を「グルジア」から「ジョージア」に変更しました。

 

 

 
 

##ジョージアの歴史 コーカサスの十字架
 

ジョージアは、ユーラシア大陸南コーカサス地方に位置する国。古くから東西交易の要衝として栄え、複雑かつ豊かな歴史を刻んできました。ここでは、ジョージアの主要な歴史的変遷を簡単にご紹介します。

・先史時代~古代

・紀元前4世紀:・コルキス王国建国。ギリシャ神話に登場する金羊毛伝説の舞台となる。
・紀元前3世紀:・イベリア王国建国。ジョージア地域における最初の統一国家となる。
・4世紀:・キリスト教が国教となる。ジョージアは、アルメニアに次いで2番目にキリスト教を国教とした国。
・6世紀:・ササン朝ペルシアの影響下に置かれる。
・7世紀:・アラブ帝国が侵攻。イスラム教が広まる。

・中世

・9世紀~10世紀:・バグラト朝ジョージア王国建国。ジョージアの黄金時代と言われる。
・12世紀:・最盛期を迎え、コーカサス地方の大部分を支配する。
・13世紀:・モンゴル帝国の侵攻を受ける。
・14世紀:・ティムール帝国の侵攻を受ける。
・15世紀:・分裂状態に陥る。

・近代

・16世紀~18世紀:・オスマン帝国とサファヴィー朝ペルシアの支配を受ける。
・18世紀:・ロシア帝国の影響力が強まる。
・19世紀:・ロシア帝国に併合される。
・1917年:・ロシア革命に伴い、ジョージア民主共和国が独立宣言。
・1921年:・ソビエト社会主義共和国連邦に加盟。
・1991年:・ソ連崩壊に伴い、ジョージア共和国として独立。

・現代

・1991年~2004年:・シェワルナゼ大統領時代の政治腐敗と経済停滞。
・2004年:・バラ革命と呼ばれる民主化運動が起こり、サアカシュビリ大統領が就任。
・2008年:・南オセチア紛争勃発。ロシア軍が介入。
・2012年:・現在のガリバシュビリ政権が発足。対露関係改善を目指す。
・2014年:・欧州連合との連合協定調印。
 

ジョージア歴史のポイント

・ジョージアは、古くから東西交易の要衝として栄え、様々な民族や文化の影響を受けてきた。
・キリスト教を国教とした最初の国の一つであり、独自の文化and伝統を持つ。
・複雑な政治情勢の中、独立を維持しながら現在に至る。
・書籍:・
・『グルジアの歴史』(山内正勝著,岩波新書)
・『ジョージアを知るための50の質問』(藤田真澄著,明石書店)
・ウェブサイト:・
・[https://www.mofa.go.jp/](https://www.mofa.go.jp/)

 

 

 


##ロシアのウクライナ侵攻におけるジョージアの対応


ロシアによるウクライナ侵攻は、ジョージアにとって重大な脅威となりました。ジョージアはかつてソ連邦の一部であり、2008年にはロシアとの間でアブハジアと南オセチアの帰属を巡る戦争を経験しています。そのため、ウクライナが直面している状況は、ジョージアにとって他人事ではありません。


政治・外交面での対応

ジョージア政府は、ウクライナへの侵攻を強く非難し、ウクライナへの支援を表明しています。具体的には、以下の措置を実施しています。

・ウクライナへの人道支援物資の送付
・ウクライナからの避難民の受け入れ
・ロシアに対する経済制裁への参加
・国際社会におけるウクライナへの支持表明

ジョージアは、欧州連合(EU)との加盟交渉を進めており、ウクライナ侵攻を契機に加盟への意欲を高めています。また、北大西洋条約機構(NATO)への加盟も視野に入れており、安全保障上の強化を図っています。


国民の反応

ジョージア国民は、ウクライナ国民に対して強い連帯感を示しています。各地で反戦デモが行われ、募金活動も活発です。また、多くのジョージア人がウクライナへ志願して戦いに参加しています。


経済への影響

ロシアのウクライナ侵攻は、ジョージアの経済にも影響を与えています。ロシアからの観光客が減少し、ロシア産ガスの供給が滞っているためです。政府は、経済対策として、中小企業への支援や公共投資の拡大などを実施しています。

今後の展望

ロシアのウクライナ侵攻が今後どのように展開していくのか、ジョージアの未来にどのような影響を与えるのかは、まだ不透明です。しかし、ジョージアは、この危機を乗り越え、民主主義国家としての発展を目指し続けることでしょう。


参考情報

・[【詳細】ウクライナ侵攻1年ジョージアロシア人材受け入れで成長](https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230223/k10013989231000.html)

 

 

 


##ジョージアの現在の政治状況 混迷と改革の狭間

 

2024年5月現在、ジョージアは政治的に混迷状態にあり、改革への期待と過去の遺恨が交錯しています。
以下、最新の状況と主要な課題について詳しく見ていきます。

 

1.混乱と対立 政権交代と社会の分断

・2021年2月・ 前政権の腐敗疑惑を巡る抗議デモを受け、ガリバシビリ首相が就任。

・2022年10月・ 地方選挙で与党が敗北。野党は早期選挙を求めるが、与党は拒否。

・2023年12月・ 最大野党の党首が逮捕され、政権への反発が強まる。

・2024年2月・ ガリバシビリ首相が辞任。与党党首のコバヒゼ氏が新首相に就任。

 

これらの出来事を踏まえ、ジョージア社会は以下のように分断されています。

 

・与党と野党の対立:汚職問題や選挙制度改革などを巡り、鋭く対立。

・市民の不満と不信感:政治不信が高まり、デモや抗議活動が頻発。

・ロシアの影響力:近年はロシアの影響力も強まっており、複雑な政治情勢に拍車をかけている。

 

2.欧州連合加盟を目指す改革の模索

ジョージアは、2024年6月に欧州連合(EU)加盟申請を提出しました。EU加盟は、ジョージアにとって民主主義体制の強化、経済発展、安全保障の向上につながると期待されています。

 

しかし、EU加盟には以下の課題を克服する必要があります。

 

・汚職撲滅:長年の課題である汚職撲滅が求められています。

・法の支配の確立:司法制度の改革や人権問題の改善などが重要になります。

・経済改革:経済成長と雇用創出に向けた改革が必要です。

・ロシアとの関係改善:近年はロシアとの緊張関係が続いているため、関係改善も課題となります。

 

3.今後の展望 混迷を乗り越え、真の民主主義国家へ

ジョージアは、多くの課題を抱えながらも、欧州加盟を目指して改革を模索しています。今後の鍵は、政治的対立を克服し、国民の合意に基づいた改革を推進できるかどうかです。

 

また、ロシアとの関係改善も重要な課題となります。ウクライナ情勢の影響でロシアと欧米諸国の対立が深まる中、ジョージアは難しい立場に置かれています。

 

ジョージアが真の民主主義国家として発展していくためには、混迷を乗り越え、国民一人ひとりが政治に関心を持ち、建設的な議論に参加することが重要です。

 

情報源

・[ジョージア基礎データ|外務省](https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/georgia/data.html)

・欧州連合(EU)への加盟申請を提出したジョージア。課題と展望とは[無効なURLを削除しました]

・[【詳細】ウクライナ侵攻1年ジョージアロシア人材受け入れで成長](https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230223/k10013989231000.html)

 

 

 

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