皆さんこんにちは
もも院長です
「朝からお腹が重くて、つい仕事や家事に気が乗らない…」
なんて経験はありませんか?
生理痛は痛みだけでなく
冷えやイライラ、眠りの浅さなど
生活にさまざまな影響を与えることがあります
今回は
体全体を整える鍼灸で
こうした生理痛と
その随伴症状をまとめて
ラクにする方法をご紹介します
生理痛の施術だからといって
痛い場所だけを見ていても
根本的な改善は難しいのです
もも鍼灸院では
どんな症状でも
体全体のバランスを整えることを
最も大切にしています
痛みがある部分だけでなく
全身の調整を行うことで
生理痛も冷えやイライラも
改善に向かいやすくなるのです
生理痛は
単に「お腹が痛い」
というだけの症状ではありません
痛みとともに冷えやイライラ
眠りの浅さなどの
不快な症状が同時に現れることも多く
これらは自律神経や
ホルモンバランスの乱れが
関わる複合的な症状です
もも鍼灸院では
こうした随伴症状も含め
体全体の気血の巡りや
臓腑の働きを整えることを
重視しています
東洋医学では
生理痛は
気血の滞りや
肝血不足が関係していると考えます
肝は気の巡りを司り
血を貯蔵・巡らせる働きがあります
気血が滞ると
腹部の痛みや張りが生じ
血が不足すると痛みが強くなります
冷えが加わると
血流がさらに悪化し
痛みやだるさも増します
また、痛みが強いと
イライラや気分の不安定さ
眠りの浅さなどの
症状も同時に出やすくなります
現代医学では
生理痛の原因は
子宮内膜の収縮や
プロスタグランジンの分泌
ホルモンバランスの乱れです
血流や神経が
過敏になることで
痛みが増すこともあり
副交感神経が過度に優位になると
子宮平滑筋が敏感に反応し
痛みが鋭く現れることがあります
イライラは扁桃体の過活動や
自律神経の乱れ
セロトニン低下が関わり
交感神経優位になると
焦燥感や不安感も強くなります
冷えや眠りの浅さも
こうした自律神経の
バランスの乱れと密接に関係しています
自律神経のタイプによって
痛みや症状の出方も異なります
交感神経緊張型では
下腹部の重だるさや冷え
肩こりや手足の冷えを伴う
痛みが長く続くことが多く
生理前には緊張感やイライラ
眠れない症状も出やすい傾向です
副交感神経過緊張型では
子宮平滑筋が過敏になり
けいれん性の痛みが
短時間で鋭く現れることがあります
どちらのタイプでも
痛みは冷えやイライラ
眠りの浅さなどの随伴症状と
連動して現れることが多いのです
鍼灸では
三陰交・血海・関元などの基本穴に加え
蠡溝や曲泉で肝経を整え
太渓や復溜で腎経を補うことで
気血の巡りを改善し
ホルモンバランスを安定させます
これにより
生理痛だけでなく
冷えやイライラなどの
随伴症状も緩和が期待できます
日常でできるセルフケアも効果的です
下腹部や内転筋群を
カイロや湯たんぽで温めると
血流が促され
子宮周囲や筋肉もリラックスします
太ももの内側にラップの芯を当て
気持ちの良い程度に転がすマッサージは
筋肉の緊張をほぐし
血流改善や痛みの軽減につながります
ストレッチや深呼吸は
交感神経優位タイプには
リラックス効果がありますが
副交感神経過緊張タイプは
刺激の程度に注意し
無理のない範囲で行うことが望ましいです
生理痛は単なる「腹痛」ではなく
冷えやイライラ
眠りの浅さといった
複合的な症状として
現れることが多いものです
もも鍼灸院では
痛みのある部分だけでなく
体全体のバランスを整えることで
根本的な改善を目指しています
鍼灸とセルフケアを組み合わせることで
痛みも随伴症状も和らぎ
快適な生理周期と心身の安定につながっていくのです