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「秘密」 ついに終わっちゃいました~・°・(ノД`)・°・
最後までお付き合い頂いた皆さま、愛して下さった皆さま。
本当にありがとうございました~♪♪
「秘密」のかずさんと彼女さんは、実は出逢ってから まだそんなに日は経ってなかったりするんですよねーw
なのに気づけば80話・・・!!(笑)
どんだけ長いんだ!!って話ですけどもw
ラブラブで、ちょっぴりエッ チで、甘くて、とろけるお話。
あま~くて、キュートなお話にしたかったんですよね~、今回は♪
いつも私が書くニノちゃんのお話は、どうしても切なくなってしまいます…💦
なんでしょう・・・・
何故だか、うちのニノミヤさんは切ないモードへと行ってしまう傾向にあります。
この「秘密」も、ラストでちょっと切ない方向へ行きかかってしまいましたが・・・
何んとか立ち直りましたかね??(汗)
実を言うと私も、このお話に出てくるかずさん・・・結構好きだったりしますw
ニノちゃん生誕祭の6月から・・・・長きに渡りご愛読頂き 本当にありがとうございました!!
ぜひ感想やご意見などありましたら、お聞かせ下さいね☆
それでは、また・・・いつか・・・・
さよならじゃないよ・・・? また・・・・逢えるから
感謝
すみれ
★★★
今、アタシの手の中にある かずさんからの暗号・・・
これって・・・ やっぱり・・・
そういう事よね??
アタシは、かずさんの部屋の前でギュッとそれを握りしめたままドアを見つめていた。
ふぅ~~・・・・ 大きな深呼吸をひとつして、それを鍵穴に差し込んだ。
カチャンッ・・・と大きな音がして、ドアのロックが外れた。
ゆっくりとドアノブを引いて、部屋のドアをそぉっと開く。
ドキドキと加速してゆく心臓・・・
「お邪魔・・・します・・・・」
それに対しての返事はなくて、アタシは玄関で靴を脱いで、そっと部屋に足を踏み入れる。
さっきまで、ここに居たのに また来てるし。。
「・・・・かず・・・さん??」
リビングへ入ると、かずさんは窓辺のソファーに座っていた。
朝陽がまぶしくて、こっちからかずさんの表情はよく見えなくて、アタシは目を細めた。
『来たのね・・・?』
「うん・・・ 来た・・・・」
みかんの首輪には、かずさんの部屋の鍵がぶら下がっていた。
それを見た瞬間・・・ アタシの中の迷いは消えていた・・・
『いいの・・・? 俺・・・ あなたを幸せに出来ないかもしれませんよ??』
「うん・・・ いい・・・・」
『今だって・・・ まだ、あなたに秘密にしてる事・・・あったりしますし・・・』
「うん・・・」
『これからだって、いろいろあるかもしれませんよ・・・?』
「いいの・・・ それでも、いい・・・」
アタシ・・・自分の気持ちに素直になるって決めたんだ・・・
ここに引っ越して来た時・・・・ 自分の生きたいように生きていくって・・・決めたんだ。
それを、かずさんが思い出させてくれたの。
「アタシが、かずさんを好きだから・・・
それでいいの」
アタシは、ソファーに近付くと そっとかずさんを抱きしめた。
「・・・・・好き・・・・。 大好き・・・・ かずさん・・・・」
ギュッと抱きしめたら、ちょっとだけ煙草の匂いのする 大好きなかずさんの香りがした。
かずさんは、アタシを抱きしめ返す訳でもなく・・・ただアタシに抱きしめられている。
『なんだよ・・・それ・・・
なんなんですか??』
「えっ・・・・??」
かずさんの言葉に身体を離したら、ちょっと怒ったような顔をしたかずさんが拗ねたようにアタシを見ていた。
『自分から言っちゃうなんて・・・ ずるいですね・・・・?
俺から言おうと思ったのに・・・』
「え・・・・・?? えぇっ・・・・?!!」
『俺だって・・・・ あなたの事・・・・
ずっと好きですよ・・・??
たぶん、あなたより・・・もっとね?』
ギュッとアタシの腰に腕を回すと、かずさんはニヤリと笑って ちょっとだけ首を傾げた。
「えっ・・・・?だって・・・・ ちょっと・・・・待って??」
『好きですよ・・・・
愛してる・・・・ ***』
そういってグッとアタシの身体を引き寄せて、ストン・・・とかずさんの膝の上に座らされる形に・・・・
『もう嫌だって言っても・・・返品、ききませんから。』
チュッ・・・って唇に かずさんの唇が触れる。
『覚悟して下さいね・・・??』
ふふっ・・・ って笑いながらウインクした かずさんに アタシは一瞬でとろけそうになる。
うん・・・・ 大丈夫。
覚悟は出来てるよ・・・・?
アタシは、かずさんの首に腕を絡めると 自分から その唇に キスをした。
★★
それはきっと幻じゃない 君だけが知ってるもの
それを僕と分かち合う 何もいらない みつめるだけでいい
僕の中で軸になっていくものが
どんどん確実になる 手にとるように分かるのさ
「ねぇ・・・ 秘密・・・って・・・・ なに?」
『んふふ・・・・ さぁ・・・・? なんでしょう??』
この際だから・・・ もうちょっとだけ・・・ 秘密にしておきましょうかね??
END
★★★
おしまい
最後まで、ご愛読ありがとうございました。
ぜひ感想など聞かせて下さいね♪