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今日は、彼と久しぶりのデート。
彼がデートの待ち合わせに遅刻してくるなんて珍しい。

『あのぉ…すいませ~ん、今、何時ですかぁ~?』
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を上げると可愛い顔した青年が爽やかな笑顔で私を覗き込んでいた。

「あ……えっと…」
 
『ふふふ…… おねーさん、お一人ですかぁ~?』

彼は私を見て顔をクシャクシャにして笑ってる。

「時計……してるでしょ?

大人をからかうんじゃないわよ?」

私は彼から視線を逸らした。

『ふひゃひゃひゃ…w  バレちゃいましたぁ~??

あ、でもこの時計ね、止まってるんですよ~w
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ねぇねぇ、これから僕とイイコトしません??いい店知ってるんで良かったらこれから一緒に行きませんか~??』

男は悪びれる事もなく、私にそう言って笑いかけている。

「結構です!!

そーいうの、間に合ってますから!」

私は少し彼から離れるように逃げた。


……あ~!ビックリした!!
ナンパされるなんて、初めて。。

私はドキドキしている胸をギュッと押さえた。



…と、逃げた先には……

その場にしゃがみこむようにして携帯用ゲームをしてる男が一人、足元に居た。
背中を丸めるようにして、頭からはフードをすっぽりと被ってる。
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……ま、いっか。
こういう人は害はないわよね??

私は少し気になりつつも、彼が来るのをここで待つ事にした。


『あ~いうの、気をつけた方がいいよ?

変なの多いから。最近。』

足元でそう声がして、驚いて足元に目を向けると、彼は私の足元でゲームから目を離さず、でも確かに私に向けて声を掛けている。
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「え……? あ、はい…  どうも。」
なに??この人……

もしかして、私に説教してる??
私はちょっと警戒して、彼から一歩離れた。

『……来ませんね??

カレシ??』

すると、男がまた声をかけてきた。

「……あなたに関係ないでしょ?」

私はその言葉を跳ね返すようにプイッと背を向けて歩き出した。


……まったく。
今日は何なんだろう。


そもそも、いつもならちゃんと待ち合わせ時間に遅れずやって来る彼が、今日に限って遅れてるからだ…
どうしたんだろう。。


『あの、これー!君のでしょ?

落としたよ?』

すると今度は、また違う方向から声がかかった。

見るとそこには、少し陽に焼けた男がいて、手には私のストールを握っている。
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「えっ? あ…それ、私の…

ありがとうございます。」

そう言って、ストールを受け取ろうとすると、彼はギュッとストールを握った。

「えっ…?! ちょ……

返して……下さい。」

私は自分のストールをそっと引っ張った。

でも、彼は離そうとしない。

『ふふふっ……

ねぇ、これから俺と遊んでくれるんなら、返してあげてもいいよ?』
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そう言って彼はフニャッと柔らかい笑顔を私に向けた。

その笑顔に一瞬ドキッとした。

「からかうの、やめて下さい…///」

『いいじゃん。

カレシ、来ないんでしょ?

俺と遊ぼ??』

そう言って彼はストールをグイッと引き寄せた。

私はそのまま彼の方へと引き寄せられてしまう。

「いえ、あの……///

ホントに……困りますから!」

私はストールを少し強めに引いて、彼から奪い返すと、逃げるようにその場を立ち去った。

走って、走って、走って……

まったく、ホントに今日はどうしてこんなにも変な人ばっかりに声をかけられるんだろう。

とりあえず、あまり待ち合わせ場所から離れてもいけない。

でも、とにかくあの場所から離れたくて私は走った。


……ドンッ☆

走っている途中、何かに思いきり ぶつかってしまった。

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皆さま、お久しぶりです!!

ちょっと色々バタバタしてまして、
落ち着かない日々を過ごしてたので💦

ちょっと放置しててごめんねっ

今日は彼とデートです♡

さてさて、誰とデートかな〜??