旧大社駅 | こぴっとちぴっと

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やってみたいことをやってみた

一畑電鉄 出雲大社前駅から南に下り…

大修繕中で見学出来ないことは知ってはいましたが、出雲大社より来てみたかった旧大社駅。

もう二度とこの国には現れない威容を誇る駅舎です。旧大社線廃止後も残されたのは英断でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すっぽり建屋に覆われた、耐震補強を含めて全面修繕中の旧大社駅舎。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年末年始に客車からどっと吐き出された参拝客を捌いていた臨時改札口。7つありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

鏡と蛇口は撤去されていましたが蒸機時代の洗面所。

 

 

 

 

 

 

 

 

出雲市駅からの盲腸線だった大社線。その終端の大社駅。かつては全国からの出雲大社詣出客が押し寄せていました。2面4線のホームがそれを物語っています。

全国的な道路網の整備により、鉄道需要は見る見るうちに凋落、観光バスと自家用車が主流になり大社線は廃止。それでも平成2年の廃線は、まだもった方かと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

大黒様 因幡の白兎に因んだガマの穂と白ウサギの装飾。鉄板の滑り止めの意図もあるのかもしれません。

 

かつては京都~出雲市・大社間を直通急行「白兎」、大阪~出雲市間「だいせん」、名古屋からは「大社」とが参拝列車として走っていたのでした。東京とを結んだ「出雲」は「サンライズ出雲」として残っています。

 

 

 

 

 

 

 

東方 出雲市側。

 

 

 

 

 

 

西方 終端側。

 

 

 

 

 

 

 

廃線後、道路に取って代わられた線路。

 

 

 

 

 

 

 

線路上に残されたD51。塗装や手入れがなされているのが救いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国破れて山河在り…往年の活気を知らないまでも、ここが出雲大社参りの一大拠点であったことが偲ばれます。

小学校時代の友人が出雲大社前まで旧客に乗って家族旅行したと写真を見せて、夏休みの思い出の作文を発表していたことを思い出しました。大社駅も写っていたはずです。