サンライズ瀬戸 琴平行 4 | こぴっとちぴっと

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やってみたいことをやってみた

高松駅で折返し8:02発 琴平行 「サンライズ瀬戸」。

7:27着から30分もの停車時間はレアではありますが、手持無沙汰ではあります。

ここから琴平への区間は新規の客は乗ることは出来ません。引き続いて乗車する客は7~8人のようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

高松で乗客のほとんどが降りてしまったようで、車内は静かになっていました。揺れの無い停車時に車内見学を。

 

ミニラウンジ。椅子は固く、背もたれもなく居住性は悪いです。

東京出発前からここで酒盛りをするグループに占拠されていましたが、座り心地をわざと悪くすることで長時間の占拠をさせないという構造のようですが、そんなことにはお構いなく占拠する客はいます。

 

 

 

 

 

 

この車両にはシャワールームがついているので、ミニサロンは、そのシャワー利用客が順番待ちをするスペースでもあります。

右手奥がシャワールームです。シャワーカードを購入し、シャワーは6分間出ます。なので止めながらシャワーを使用します。

カウントダウンされながらシャワーを浴びるのは、気分的に切迫するので、サンライズに乗る前には銭湯フリークはひと風呂浴びてきます。

ボディーソープ・シャンプーリンス・ドライヤーは備え付けです。タオルは各自で準備です。

 

 

 

 

 

 

シャワーカードは公衆電話があった場所に据えられています。以前は車内検札で回って来る車掌から、シャワーカードとサンライズ特製タオルセットを直接購入していましたが、今では省力化されシャワーカード販売機で購入します。

 

勝手知ったるサンライズユーザーが東京出発前から大挙して並んで買われ、シャワーカードは出発前に売り切れていました。3号車乗降口の外、ホームまで長い列が続いていたのには何事かと思いました。

積み込む水量に限りがあるので、シャワーカードにも限りがあります。いつからかタオルセットの販売は無くなったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車内販売は無く、かろうじてジュースの自販機があります。ソフトドリンクのみでアルコール類の販売は無し。料金は通常の販売価格。

 

 

 

 

 

 

 

B寝台ソロの通路。夜間より照度を落として暗めになっています。

大人2人がすれ違えるだけの幅はありません。空いている部屋に入ってお互いに交わすか、対向者と譲り合うか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シングルの通路。上下2層式になっています。こちらは上層の階段。

 

 

 

 

 

 

 

 

左側に下層へ降りる階段があります。

この「サンライズシングル」というクラスが一番多い個室で、¥7,700。B寝台ソロの料金は¥6,600。私はB寝台ソロで不便を感じたことはありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A寝台シングルDX・サンライズツインの通路。2階室の大人気の個室で、シングルDXは1編成6室のみ。¥13,980と高額ながら早くに完売します。特に下り「サンライズ出雲」では一瞬で売り切れてしまいます。

サンライズツインは2人用の下室。これも人気ですぐに押さえられてしまいます。2人用なので料金は¥15,400。

電動車ではないので比較的静かな仕様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

低価格の夜行バスに対抗する手段として最安、指定席特急料金¥3,300で利用出来るのびのび座席。

羽織る毛布シーツと枕カバーのみのリネン提供です。枕カバーは、丸めた服等を入れて枕として利用するものです。値段が上がってきている夜行バスよりフラットに寝れる快適さです。

 

これら寝台料金に加え特急料金・運賃も要るので寝台列車は新幹線より高くなることになり、好きでないと積極的に乗ろうとはされないのです。それにJR側としては寝台列車を夜通し運転するために、そのための人件費が嵩むから廃止して経費を削減したいのが本音です。

したがって「サンライズ瀬戸」東京~高松・「サンライズ出雲」東京~出雲市と新幹線が通じていないニッチ路線のみが最後の定期寝台列車として残ったのでした。

競争相手の少ない深海で少ないエサを食べながら細々と生き永らえた古代魚シーラカンスのように絶滅寸前です。いずれこの数年内にダイヤ改正で表向きは老朽化を理由に臨時化されて息の根を止められるでしょう。

臨時化は不埒な葬式鉄が殺到しないように隠れ蓑…かな。