乗ってみたかった「サンライズ瀬戸」琴平行の特別延長運行。
通常は高松終点 7:27着ですが、そこから折返して琴平へ向かう…つまり乗車時間がより伸びるボーナスタイム。琴平へは8:39着です。
これもコロナ禍が終わったらやってみたかったことでした。
東京駅への送り込み回送は21:36~8頃だったか…コインロッカーで荷物を引き取り、車中での糧を買い込んでホームに上がってくる直前に滑り込んできました。なので入線シーンは見れず。
21:50の出発までに15分ほど停車する時間的余裕があります。
今や東京発花形のブルートレインの系譜を汲む、JRの定期寝台列車は「サンライズ瀬戸・出雲」だけです。それもJRは国鉄寝台列車のイメージを脱却するため、あえて日の出のイメージにしました。
「高松・琴平」行きの方向幕。LED表示でないフィルム幕も絶滅危惧種です。
1988年登場の車両ですから、この革新車両ですらもう老体です。
特別急行としてよく洗浄されて光を映すボディー。
ブルートレインに倣った深いブルーの艶有り塗色が見てみたいですが、このワインレッドも素敵です。
発車前から既にミニサロンで酒盛りが始まっています。モハネ285-1 トップナンバー。
今夜の寝台は3号車10番 サンライズ・ソロ2階室。なぜかこの部屋を割り当てられるケースが多いです。特にリクエストすることはないのですが好きな部屋です。ミニサロンに一番近いソロ室ですから動きやすいので。
パンタグラフつきの電動車。モーター音が響きますが、横になってロールスクリーンを上げて星空を見上げていると、パンタグラフのスパークが散るのも見られます。
B寝台ソロは、サンライズシングルより居住空間は狭いですが、自分にとってはシングルより1,000円安いソロでじゅうぶんな広さです。
枕元にある操作スイッチ。私用のイヤホンジャックを挿して聴くNHK-FMステレオのサービスは無くなってしまいました。以前から需要がそう高かったわけでもなく、電波も途切れがちでしたから…
A寝台シングルDXの液晶モニター映像放送は地デジ化で一足先に廃止されています。
SOSスイッチ・室内等・読書灯・常夜灯・足元灯のスイッチ、デジタル目覚まし時計、エアコン調節スイッチ…
定刻通り21:50に東京駅を発車しました。
サンライズに乗る時は、いつも伊藤園のジャスミン茶を買って乗り込みます。すると、普段の生活でこのジャスミン茶を飲む時にサンライズのことを思い出して仄かに良い気分になるという…パブロフの犬現象です。必ず「伊藤園」のものにしています。
久々来た東京ともお別れ。夜行列車で離れる大東京は格別です。
新幹線では感慨も感傷も今一つで…サンライズも車内の通常放送が女性の録音音声になり味が乏しくなりましたね。
特急「ときわ」と擦れ違い。「高萩行」と読み取れたので、81号 品川21:45発…B寝台ソロの2階室からの視点は他の電車の屋根が見える高さ。
上野発着だった常磐特急も品川発になり…
元々用地買収に莫大な費用と時間がかかり過ぎ、苦肉の策で上野駅を便宜的に東北からの玄関にする予定だったのがほとんど恒久的になってしまい、JR化後30年近くなって遅過ぎる東京延伸となったのでした。
東京国際フォーラム 読売新聞会館 有楽町駅通過です。
だいたい下りサンライズに乗れば熱海駅着 23:30頃まで起きていましたが、ビールを飲んで横浜出発後、寝支度をして眠ることにしました。旅はまだまだ続きます。