次に乗る阿波池田発の列車までには5時間という相当な時間があります。
商店街の喫茶店で、朝から食いはぐれた温かい飯をと、遅めの昼飯をゆっくり食べました。
ここ阿波池田では特に何かを目的にしてきたことは無かったのですが、事前に調べてきた銭湯の所在を確認し、後ほど入ることにして街歩きを始めました。
この先の高台に、やまびこ打線で一躍有名になった甲子園出場校、池田高校があるのでそこに行ってみることにしました。
池田高校では、野球の練習はしておらず、強打のやまびこ打線、山に跳ね返る打球音がやまびこになって戻ってくるのは聴けませんでした。
池田高校って公立だったのか…強豪校なので私立だと思い込んでいました。
また高台から降りてきて…
阿波池田のたばこ産業を引っ張った旧真鍋家邸宅。
重厚なうだつのある家。
あてもなく街、路地をぐるぐると歩いていたら、同じ道に戻ってきました。
2時間も歩けば街をひとめぐりできます。
酒屋に池田高校の名将 故蔦監督を象った瀬戸物容器の日本酒があり、ちょっと興味を持ちましたがこれからの行程では荷物になるので見送りました。
何となく郷愁を感じさせる箱庭のような旧い街でした。ここも長く鉄道駅を中心に発展してきたようですが、道路へシフトチェンジし、街の中心部がずれて、駅周辺が歯が抜けるように寂れていっているように見えました。
遠回りしてまた阿波池田駅に戻って来ました。