機首先端のピトー管は、製品のプラパーツだと完成後には何かの拍子でアッサリ折れてしまうので、金属管にしておきます。
φ0.5㎜真鍮パイプを使います。
元のプラパーツの長さに合わせてリューターディスクで切断します(ニッパーで切ると切断面が圧迫されて潰れます)
真鍮パイプの先端に微量のエポキシボンドを着け、機首先端の取り付け穴に挿し込み位置調整。
ピトー管には、金属プライマーを塗って、乾燥後、先端部はシルバーに、機首側にはレドームと同じグレー307で筆塗り。
主翼端に空対空ミサイルを接着し、背面全面に水性半艶クリアをエアブラシ塗装。最終工程です。
天気悪く、低気温、風強く、塗装には3重バッドコンディションの日がしばらく続いていましたが、塗装最終日は絶好の塗装日和でした。
最後にキャノピーのマスキングを除去して完成披露式典。
課題だった迷彩塗装もクリア出来てスキルアップ出来ましたか…? 迷彩ハードルは下がった印象です。
日米貿易摩擦で横槍と恫喝のゴリ押しをされ、念願の純国産開発が出来なかったFX-2支援戦闘機でしたが、開発計画が持ち上がった当初のイメージ図より、個人的にはF-16ベースで日本用途にまとめられたこちらのスタイルの方がカッチョイイ。
三菱重工が大幅に手を加え、海に囲まれた日本の洋上要撃の特性に合わせて造られた「平成の零戦」。
ブルーの洋上迷彩のカラーリングがシブイです。旧軍風の濃淡緑色ツートンにしても合いそうですが、軍国日本の再来だと左翼組を刺激しそうですか。
ということで、次はF-2の原型となった、これを手掛けて構造比較しましょう。